ふらんす 2017年4月号

《CD付》

特集「もっともっとフランス語!」

ジャンル 雑誌『ふらんす』
出版年月日 2017/03/22
判型・ページ数 A5・128ページ
定価 1,047円(本体952円+税)

内容説明

・ご注文はお近くの書店、または欧明社(http://www.omeisha.com/)

■特集「もっともっとフランス語!」(全44ページ)

対談「フランス語は楽しい ?!」清岡智比古×じゃんぽ~る西
[インタビュー]ジュリアン・ドレ「言葉、TØKYO、アート」 Karyn NISHIMURA-POUPÉE(訳:深川聡子)
【CD収録】会話練習「続・日本人が知りたいフランス人の当たり前  釣馨+武内英公子+Ghislain MOUTON
春の仏作文相談室  Chris BELOUAD
春のNHKフランス語講座
 「まいにちフランス語」(入門編)田口亜紀、(応用編)井上櫻子
 「旅するフランス語」田口亜紀
フランスの新しい地域圏
仏検に挑戦しよう!
 初級から中級へ(5級~準2級) 林千宏/中級から上級へ(2~1級)  倉方健作
フランス語各種試験のレベル対照表
日仏会館フランス語コンクール  丸山有美
フランス語いろいろ情報


【表紙連載】

レオナール・フジタ〈小さな職人たち〉〈1〉《御者》  今井敬子
2017年度の『ふらんす』の表紙は、レオナール・フジタ(藤田嗣治)の作品が飾ります。彼の晩年の連作〈小さな職人たち Petits Métiers〉のなかから毎月1点を、ポーラ美術館学芸員の今井敬子さんがご紹介くださいます。今月は《御者 cocher》です。


【巻頭エッセイ】
フランスと私:ひねくれと透明  いしいしんじ
各界で活躍中の方々に、月替わりで「フランスと私」をテーマに個人的な体験や思いを自由につづっていただくエッセイ。 今月は、小説家のいしいしんじさんです。
→いしいしんじのごはん日記: http://www.mao55.net/gohan/


【語学系記事】
ヨシとクニーのかっ飛ばし仏語放談〈13〉  福島祥行+國枝孝弘
(全レベル対象)
NHK講師としてもおなじみの、ヨシこと福島祥行さんとクニーこと國枝孝弘さんの、明快で痛快なフランス語放談もついに2年目に突入! 今月のテーマは「Twitterでフランス語」

街角のフランス語を読んでみよう〈1〉  伊勢晃+谷口千賀子+ Benjamin SALAGNON
(入門・初級者対象)
看板やレストランのメニュー、商品のパッケージなど、街で目にするフランス語を読み解きながら、フランスの生活習慣や文化に触れていきます。

【CD収録】フランス語でインタビューを聞いてみよう ~日本で暮らすフランコフォンたち~  Sophie KUBOTA +久保田剛史
(中級者対象)
日本で働く6 名のフランス人へのインタビューを通じて、ナチュラルスピードの会話の聞き取りに慣れましょう。今月と来月は、在日フランス大使館・フランス語担当官のベランジェール・パルマンティエBérengère Parmentierさんにお話をうかがいます。

友だちだよね? フランス語と英語のちがうところ〈1〉  姫田麻利子+ Steve MARSHALL
(初・中級者対象)
似ているけどちがう、そんなフランス語と英語の微妙な差をさぐっていきます。今月のテーマは「欲しいものを言う表現」。「コーヒーをひとつください」というカフェでの注文のさまざま言い方やその使い方を見ていきます。

【CD収録】LE LABO-PHONÉTIQUE〈1〉  Sublime +小西英則
(初~上級者対象)
日本で長年シャンソンやオペラなどの発音指導を行ってきた、フランス人歌手Sublimeさんのユニークで効果的な指導法をご披露します。今月のテーマは「R/L」→「発音ラボ」https://www.youtube.com/playlist?list=PLzhl_OEa3qLX9YjomnRXCwNME-f-cg7K4

仏検対策4~2級 初級から中級へのステップアップ〈1〉  久保田剛史
(初・中級者対象)
実用フランス語技能検定試験(仏検)の4級・3級・準2級・2級について、共通するテーマにおけるそれぞれのレベルでの学習ポイントや練習問題をご紹介します。今月のテーマは「各級のレベルと出題範囲」

ことばのあそびば シャラード&パズル〈61〉  Marie-Emmanuelle 村松
(初・中級者対象)
偶数月は、Marie-Emmanuelle 村松さんによるフランス語の文章で表された複数のヒントから答えを見つけだすあそび「シャラード charade」、奇数月は、杉村裕史さんによる好評のクロスワード・パズルです。正解者には抽選でプレゼント(図書カード1000円分)を進呈。どしどしご応募ください。

対訳で楽しむ ナタリー・サロート『トロピスム』〈1〉  たけだはるか
(中~上級者対象)
ナタリー・サロートの『トロピスム』を6回(半年)にわたり読んでいきます。しずかで長い、前代未聞の挑戦のはじまりをくっきりと印した、彼女の最初の作品を、たけだはるかさんの導きで味読しましょう。

C’est vrai ?〈49〉/フランス語っぽい日々〈49〉  Karyn NISHIMURA-POUPÉE/じゃんぽ~る西
(全レベル対象)
大人気連載5年目突入! 妻はジャーナリスト、夫は漫画家。目下子育て中のふたりが送る日仏夫婦コラボ連載。フランス語にまつわる小粋なコラムに「ふむふむ」、フランス語習得に悩む(?)日本人の心の叫びを描いた漫画に「あるある」と頷きたくなること請け合い!


【文化系記事】
寝るまえ5分のパスカル『パンセ』入門〈1〉  山上浩嗣
未完の断章、パスカルの『パンセ』から、毎月テーマに沿いながら山上浩嗣さんがシビれるような珠玉の名句をご紹介。横断的で多様な読解が可能な『パンセ』の楽しみ方を伝授します。今月のテーマは「信仰と理性」
山上浩嗣『パスカル「パンセ」を楽しむ 名句案内40章』(講談社学術文庫)
 アントワーヌ・コンパニョン著、山上浩嗣・宮下志朗訳『寝るまえ5分のモンテーニュ 「エセー」入門』(白水社)

天使だけが翼を持つ 鳥たちのフランス文学〈1〉  岡部杏子
さまざまな作家や詩人に愛され、謳われた鳥たちに焦点を当てて、フランス文学の森を散策しましょう。岡部杏子さんと福田桃子さんが毎月交替でお届けします。今月のテーマは「ヒバリ alouette」

Le Monde diplomatique で世界を読む〈1〉  ル・モンド・ディプロマティーク日本語版編集部
世界の諸問題について考察・発信する独立メディア、パリ発の月刊紙Le Monde diplomatiqueの記事から、毎月選りすぐりの1本を抄訳でお届けします。今月の記事はウィリー・ペルティエ(社会学者)による「私の隣人は国民戦線に票を投じた」(2017年1月号)。
 この記事の全訳は、ル・モンド・ディプロマティーク日本語・電子版(www.diplo.jp/)に掲載されています。

もうひとつのニューカレドニア〈1〉  星埜守之
世界遺産の珊瑚礁や多くのダイビングスポット、美しいビーチに臨むリゾートホテル……「一度は訪れてみたい南海の楽園」ニューカレドニア。この土地にまつわる文学作品を手掛かりの一端としながら、観光地にとどまらないニューカレドニアの存在感や「今」を辿ります。今月のテーマは「「天国にいちばん近い島」との出会い」

ケアの社会 フランス看護・介護事情〈1〉  原山哲
「ケアの社会 une société du « care »」を構想するフランスの哲学者ファビエンヌ・ブルジェールの思想に寄りながら、フランスにおける看護・介護の理論と実践をみていきます。今月のテーマは「映画『愛、アムール』をめぐって」

今月の原書レクチュール〈73〉  福田桃子
福田桃子さん、鈴木和彦さん、笠間直穂子さん、新島進さんの4名が、毎月交代でフランス語で楽しむ読書の世界に誘います。今月は福田桃子さんで「他者をめぐる想像力」。昨年のゴンクール賞受賞作、レイラ・スリマニのChanson douce(やさしい歌)をとりあげます。 
→ Leïla Slimani,Chanson douce, Gallimard, 2016

パリのボヘミアン〈1〉  小倉孝誠
きわめてパリ的、そして19世紀的な文化現象としてのボヘミアン。作家・詩人・画家・音楽家……ボヘミアン芸術家たちの栄光と悲惨の輪郭を素描していきます。今月のテーマは「ボヘミアンとは何か」

ドビュッシー 最後の1年〈1〉  青柳いづみこ
2018年3月に没後100年を迎える、フランス近代を代表する作曲家ドビュッシー。そのドビュッシーの研究家にして名演奏家の青柳いづみこさんが、ドビュッシー最後の1年をたどりながら、彼がなしとげたこと、なしとげられなかったことの意味を考えていきます。今月のテーマは「いうにいわれぬもの」

加藤周一とフランス〈1〉  片岡大右
戦後日本を代表する知識人、加藤周一(1919~2008)。彼とフランスを語ることで何が見えてくるのか。今月のテーマは「加藤周一と『ふらんす』。『ふらんす』戦後復刊号(1946年5月号)掲載の、加藤周一「佛蘭西には何が起こつたか?」も再録。

パリ風俗事典〈157〉 右岸編(その23)  鹿島茂
カフェ、キャバレー、ミュージックホール、劇場など19世紀のパリを彩った文化を、われらが鹿島茂さんが網羅的に解説。ゾラ、バルザック、ユゴー、デュマ、スタンダールらの時代が生き生きと甦ります。今月はマドレーヌ広場周辺の有名店「ヴェヴェール」を取り上げます。

対訳シナリオ『未来よ こんにちは』(監督ミア・ハンセン=ラブ)  中条志穂
最新公開作品を日仏対訳のシナリオ抜粋とともに紹介する、中条志穂さんによる『ふらんす』名物コーナー。今月は豪華2本立て。まず1本目はフランスを代表する女優イザベル・ユペールが主演し、ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞して話題を呼んだ作品。四季のうつろいとともに、孤独と自由を受け入れてゆくヒロインのたくましさを描いた力作。3月25日(土)よりBunakamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開 
→公式HP : http://crest-inter.co.jp/mirai/

対訳シナリオ『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』(監督マイウェン)  中条志穂
もう1本は、一昨年のカンヌ国際映画祭で主演のエマニュエル・ベルコが女優賞を獲得した話題作。人気個性派俳優ヴァンサン・カッセル扮する破天荒な男との10 年にわたる激しい夫婦の愛が描かれます。3月25日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開 
→公式HP : http://www.cetera.co.jp/monroi/


Actualité アクチュアリテ 在仏執筆陣による情報記事
 「POLITIQUE 政治」山口昌子 今月のテーマは「金銭スキャンダルは最大のタブー」
 「FAITS DIVERS 社会」仁木久惠 今月のテーマは「市中の空洞化」
 「CINÉMA 映画」佐藤久理子 今月のテーマは「セザール賞にみるフランス映画の才能」 →2017年セザール賞受賞結果
 「ART&SPECTACLE アート&スペクタクル」岡田Victoria朋子 今月のテーマは「ラ・フォル・ジュルネ/ファンタジオ」
 「SCÈNE CULINAIRE 食」関口涼子 今月のテーマは「ミシュランガイド」
 「SPORTS スポーツ」芦立一義 今月のテーマは「春の風物詩」

書評:コンパニョン『書簡の時代 ロラン・バルト晩年の肖像』  宮下志朗
書評:トッド『家族システムの起源 I ユーラシア』  鈴木隆芳

墓碑銘 printemps
[往復書簡]拝啓 平松洋子様  友川カズキ

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