ふらんす 2017年9月号

特集「フランス映画祭25年」

ジャンル 雑誌『ふらんす』
出版年月日 2017/08/22
判型・ページ数 A5・84ページ
定価 本体639円+税

内容説明

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■特集 フランス映画祭25年
フランス映画の現在(いま)を伝える、毎年恒例のフランス映画祭が今年で25回目の節目を迎えました。例年以上に華やいだ映画祭の模様をお届けするとともに、フランス映画の四半世紀を振り返ります。

フランス映画祭2017レポート 栢木利恵 
旬なフランス映画がいち早くみられ、俳優らの生きたフランス語が聞ける〈フランス映画祭2017〉の模様をレポート。25回目という節目を迎えた今年は、カトリーヌ・ドヌーヴ、イザベル・ユペールほか豪華ゲストに加えて、親善大使として北野武監督も登場! 例年以上に盛り上がりを見せた映画祭の動画&俳優・監督インタビューが、Webサイト「フランスネット」(http://www.france-jp.net)で視聴できます。

フランス映画四半世紀 私的ベスト10 中条志穂 
長年にわたり本誌「対訳シナリオ」を担当している中条志穂さんが、この25年のフランス映画の名作の数々からとくに思い入れの強い「マイベスト10」をチョイス。さて、あなたは何本観ましたか?

対談「映画における女性像」 イザベル・ユペール&是枝裕和
国内外の数々の映画賞に輝いた最新主演作『エル ELLE』が話題の女優イザベル・ユペールと、彼女が敬愛する世界的シネアスト是枝裕和監督の夢の対談が実現。是枝監督自らセレクトしたユペールの代表作3本を巡って、彼女が演じた女性像について、役作りの方法について、またそれぞれの監督との関係性について、刺激的な対話が交わされました。

ヴィアネ、規律正しきシンガー  Karyn NISHIMURA-POUPÉE >立ち読み
フランス映画祭の一環として来日を果たした、いまフランスでいちばん旬なシンガーソングライター、ヴィアネVianney。まもなく日本デビューするヴィアネにジャーナリスト、カリンさんが直撃インタビュー! ヴィアネ日本デビューアルバム『君へのラヴソング』&日本初単独ライブの情報はこちら → http://www.respect-record.co.jp/vianney/


【表紙連載】
レオナール・フジタ〈小さな職人たち〉〈6〉 《写真家》 今井敬子

2017年度の『ふらんす』の表紙は、レオナール・フジタ(藤田嗣治)の作品が飾ります。彼の晩年の連作〈小さな職人たち Petits Métiers〉のなかから毎月1点を、ポーラ美術館学芸員の今井敬子さんがご紹介くださいます。今月は《写真家 photographe 》です。被写体としてもすこぶる個性的、また自らも頻繁にカメラを手にしたというフジタと、ある偉大な写真家との接点をとりあげます。


【巻頭エッセイ】
フランスと私 リムーの歌手  遠藤突無也

各界で活躍中の方々に、月替わりで「フランスと私」をテーマに個人的な体験や思いを自由につづっていただくエッセイ。 今月は、『日仏映画往来』という大著を出されたばかりの、TOMUYAとして活動する歌手の遠藤突無也さんです。フランスのとある町での印象深いコンサートの思い出を語ってくださいました。 →遠藤突無也『日仏映画往来』http://www.flyingbox.co.jp/international/tomuya/


【語学系記事】
ヨシとクニーのかっ飛ばし仏語放談〈18〉 福島祥行+國枝孝弘
  (全レベル対象)
NHK講師としてもおなじみの、ヨシこと福島祥行さんとクニーこと國枝孝弘さんの、明快で痛快なフランス語放談もついに2年目に突入! 今月のテーマは「ベルギーと言語地域」。フランス語、オランダ語、ドイツ語と公用語が3つもあるベルギー王国の法律や言語圏についてのお話です。

街角のフランス語を読んでみよう〈6〉 伊勢晃+谷口千賀子+ Benjamin SALAGNON  (初級者対象)
看板やレストランのメニュー、商品のパッケージなど、街で目にするフランス語を読み解きながら、フランスの生活習慣や文化に触れていきます。

【CD 収録】フランス語でインタビューを聞いてみよう ~日本で暮らすフランコフォンたち~〈6〉  Sophie KUBOTA +久保田剛史  (中級者対象)
日本で働く6 名のフランス人へのインタビューを通じて、ナチュラルスピードの会話の聞き取りに慣れましょう。今月は、横浜のフレンチ・レストランLe Bouquet Garni(ルブーケガルニ)のオーナーシェフ、ジャン=ローラン・バイヨンJean-Laurent Bayonさんにお話をうかがいます。

友だちだよね? フランス語と英語のちがうところ〈6〉  姫田麻利子+ Steve MARSHALL  (初・中級者対象)
似ているけどちがう、そんな英語とフランス語の微妙な差をさぐっていきます。今月のテーマは「フランス語のonは英語でどう訳す?」。フランス語の主語代名詞onと、それに対応する英語のyouやtheyの使い方について考えます。

【CD 収録】LE LABO-PHONÉTIQUE〈6〉 Sublime +小西英則  (初~上級者対象)
日本で長年シャンソンやオペラなどの発音指導を行ってきた、フランス人歌手Sublimeさんのユニークで効果的な指導方法をご披露します。今月のテーマは「OU / U / EU / E / Œ」。先月とワンセット、同じフレーズを使って練習します。 →YouTubeのチャンネル「Sublime Chanson Salon」では、発音ラボの動画レッスンを公開しています(https://www.youtube.com/channel/UCWTpBleiibuxrlIVoRWGSyg

仏検対策4~2級 初級から中級へのステップアップ〈6〉 久保田剛史  (初・中級者対象)
実用フランス語技能検定試験(仏検)の4級・3級・準2級・2級について、共通するテーマにおけるそれぞれのレベルでの学習ポイントや練習問題をご紹介します。今月のテーマは「代名詞問題について(3級・準2級レベル)」

ことばのあそびば シャラード&パズル〈66〉 杉村裕史  (初・中級者対象)
偶数月は、Marie-Emmanuelle 村松さんによるフランス語の文章で表された複数のヒントから答えを見つけだすあそび「シャラード charade」、奇数月は、杉村裕史さんによる好評のクロスワード・パズルです。正解者には抽選でプレゼント(図書カード1000円分)を進呈。どしどしご応募ください。

対訳で楽しむ ナタリー・サロート『トロピスム』〈6〉 たけだはるか  (中~上級者対象)
ナタリー・サロートの『トロピスム』を6回(半年)にわたり読んでいきます。しずかで長い、前代未聞の挑戦のはじまりをくっきりと印した、サロートの最初の作品を、たけだはるかさんの導きで味読しましょう。いよいよ最終回!

C’est vrai ?〈54〉/フランス語っぽい日々〈54〉」Karyn NISHIMURA-POUPÉE/じゃんぽ~る西  (全レベル対象)
大人気連載5年目突入! 妻はジャーナリスト、夫は漫画家。目下子育て中のふたりが送る日仏夫婦コラボ連載。フランス語にまつわる小粋なコラムに「ふむふむ」、フランス語習得に悩む(?)日本人の心の叫びを描いた漫画に「あるある」と頷きたくなること請け合い! 今月は「スクリーンに映る真実」


【文化系記事】
寝るまえ5分のパスカル『パンセ』入門〈6〉   山上浩嗣

未完の断章、パスカルの『パンセ』から、毎月テーマに沿いながら山上浩嗣さんがシビれるような珠玉の名句をご紹介。横断的で多様な読解が可能な『パンセ』の楽しみ方を伝授します。今月のテーマは「身体と人間の有限性」→山上浩嗣『パスカル「パンセ」を楽しむ 名句案内40章』(講談社学術文庫)アントワーヌ・コンパニョン著、山上浩嗣・宮下志朗訳『寝るまえ5分のモンテーニュ 「エセー」入門』(白水社)

天使だけが翼を持つ 鳥たちのフランス文学〈6〉   福田桃子
さまざまな作家や詩人に愛され、謳われた鳥たちに焦点を当てて、フランス文学の森を散策しましょう。岡部杏子さんと福田桃子さんが毎月交替でお届けします。今月のテーマは「アホウドリ albatros」

Le Monde diplomatique で世界を読む〈6〉  ル・モンド・ディプロマティーク日本語版編集部
世界の諸問題について考察・発信する独立メディア、パリ発の月刊紙Le Monde diplomatiqueの記事から、毎月選りすぐりの1本を抄訳でお届けします。今月の記事はジャン=バティスト・マレ(ジャーナリスト)による「トマトケチャップが語る資本主義」(2017年6月号)。この記事の全訳は、ル・モンド・ディプロマティーク日本語・電子版(www.diplo.jp/)に掲載されています。

もうひとつのニューカレドニア〈6〉   星埜守之
世界遺産の珊瑚礁や多くのダイビングスポット、美しいビーチに臨むリゾートホテル……「一度は訪れてみたい南海の楽園」ニューカレドニア。この土地にまつわる文学作品を手掛かりの一端としながら、観光地にとどまらないニューカレドニアの存在感や「今」を辿ります。今月のテーマは「ド・カモ まことのひと」

ケアの社会 フランス看護・介護事情〈6〉   原山哲
「ケアの社会 une société du « care »」を構想するフランスの哲学者ファビエンヌ・ブルジェールの思想に寄りながら、フランスにおける看護・介護の理論と実践をみていきます。今月のテーマは「南フランスの在宅ケア」。

今月の原書レクチュール〈78〉   鈴木和彦
福田桃子さん、鈴木和彦さん、笠間直穂子さん、新島進さんの4名が、毎月交代でフランス語で楽しむ読書の世界に誘います。今月は鈴木和彦さんで「小説家は天気予報士」。タンギー・ヴィエルの異色の犯罪小説をとりあげます。 → Tanguy Viel, Article 353 du code pénal(『刑法 353 条』、Minuit, 2017)(http://www.leseditionsdeminuit.fr/livre-Article_353_du_code_p%C3%A9nal-3213-1-1-0-1.html) 

パリのボヘミアン〈6〉   小倉孝誠
きわめてパリ的、そして19世紀的な文化現象としてのボヘミアン。作家・詩人・画家・音楽家……ボヘミアン芸術家たちの栄光と悲惨の輪郭を素描していきます。今月のテーマは「第二帝政期の変化」。ルイ・ナポレオンのクーデタにより政局が大きく変わったこの時期、ボヘミアンたちは…。ゴンクール兄弟のボヘミアン観をとりあげます。

ドビュッシー 最後の1年〈6〉  青柳いづみこ
2018年3月に没後100年を迎える、フランス近代を代表する作曲家ドビュッシー。そのドビュッシーの研究家にして名演奏家の青柳いづみこさんが、ドビュッシー最後の1年をたどりながら、彼がなしとげたこと、なしとげられなかったことの意味を考えていきます。今月のテーマは「ラヴェルの生地はピアニストだらけ」。ラヴェルの生まれた街で夏を過ごしていたドビュッシーは? →青柳いづみこ公式HP:http://ondine-i.net/

パリ風俗事典〈162〉 右岸編(その28)  鹿島茂
カフェ、キャバレー、ミュージックホール、劇場など19世紀のパリを彩った文化を、われらが鹿島茂さんが網羅的に解説。ゾラ、バルザック、ユゴー、デュマ、スタンダールらの時代が生き生きと甦ります。今月は、作家プルーストのご贔屓だったレストラン「ラリュ」をとりあげます。

対訳シナリオ『セザンヌと過ごした時間』(監督ダニエル・トンプソン)  中条志穂
最新公開作品を日仏対訳のシナリオ抜粋とともに紹介する、中条志穂さんによる『ふらんす』名物コーナー。今月は、〈近代絵画の父〉といわれる画家セザンヌと小説家ゾラの友情と確執を描いた胸に迫る実話『セザンヌと過ごした時間』。他にもマネ、ピサロ、モネ、ルノワール、ベルト・モリゾなど印象派の画家たちも続々と登場! 南仏の絵画的な風景も見どころです。9月2日(土)より Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開 →公式HP : http://www.cetera.co.jp/cezanne/


Actualité アクチュアリテ 在仏執筆陣による情報記事
 POLITIQUE 政治 山口昌子 今月のテーマは「マクロン大統領の外交力」
 FAITS DIVERS 社会 仁木久惠 今月のテーマは「フランス高速鉄道」
 CINÉMA 映画 佐藤久理子 今月のテーマは「年の差55歳の監督コンビ」
 ART&SPECTACLE アート&スペクタクル 岡田Victoria朋子 今月のテーマは「一年で一番長い日&バルコニーでオーケストラ」
 SCÈNE CULINAIRE 食 関口涼子 今月のテーマは「フランスでもブームのクラフトビール」
 SPORTS スポーツ 芦立一義 今月のテーマは「パリ五輪、開催は決定」

 *時事通信社ウェブサイト「時事ドットコム」に「アクチュアリテ」記事を配信しています。
  http://www.jiji.com/jc/v2?id=2017franceactu

書評 金澤忠信『ソシュールの政治的言説』 加賀野井秀一
書評 遠藤突無也『日仏映画往来』 小沼純一

でたらめ解釈 おかしな歌詞 スピッツ「夢じゃない」「スパイダー」 豊崎由美 

[往復書簡]拝啓 平松洋子様  友川カズキ  

「さえら」
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