内容説明
ジーコ、オシム、岡田、ザッケローニ監督のもと、
世界で戦う選手たちを「食」で支えてきた専属シェフが初めて語る、
W杯の秘策と感動の舞台裏。
W杯の勝利のメニューとレシピ掲載!
日本代表の活躍を支える料理の秘密
W杯ベスト16、アジア杯優勝と躍進するサッカー日本代表。選手たちを「食」で支え続ける専属シェフがいる。本書の著者、西芳照だ。西が最初に日本代表の海外遠征に帯同したのは2004年3月、シンガポールで行なわれたW杯ドイツ大会アジア地区予選。ジーコ監督時代から現在に至るまで、日本代表の海外遠征に西は欠かせない存在だ。本書はW杯ドイツ大会、W杯南ア大会を経て、アジア杯優勝に至るまでの舞台裏を専属シェフが初めて明かす感動のドキュメント。
環境や食習慣の異なる海外で選手たちが最大の力を発揮できるように、西は衛生面に細心の注意を払うと同時にメニューや調理法に様々な工夫を凝らす。それが選手たちの体調の良さだけでなく、チームの雰囲気づくりにもつながっている。現地ホテルの厨房で料理することには苦労も伴う。選手たちの戦いの陰に、シェフのもう一つの戦いがあった。
W杯、アジア杯ともに延長戦の末まで走り続けた選手たち。どんな料理がスタミナ源になっているのか? 試合前後に何を食べて戦っているのか? 代表選手は食事にどのような配慮をしているのか? 全ての秘密が本書に詰まっている。W杯南ア大会の全メニューを日記で紹介。巻末レシピ付! W杯メニューを再現できる。
[目次]
はじめに
第一章 サッカー日本代表専属シェフになる
第二章 はじめてのワールドカップ 〜二〇〇六年ドイツ大会〜
第三章 ワールドカップ南アフリカ大会に向けて
第四章 二〇一〇年ワールドカップ南アフリカ大会 日記
終わりに
巻末付録——西流最強レシピ
(チキンの照り焼き/サンマの甘露煮/なぜかおいしいペペロンチーノ/
親子煮/野菜たっぷり肉じゃが/本場仕込みのフォー/辛くないエビチリ/
鶏レバーの辛味噌炒め/ひじき入りハンバーグ/アサリの炊き込みご飯)
[著者略歴]
1962年福島県生まれ。高校卒業後に上京し、京懐石などの料理店で和食の修行を積む。97年、福島県楢葉町に開設したナショナルトレーニングセンター、Jヴィレッジのレストランに勤務。99年、総料理長に就任。
2004年3月、シンガポールで行なわれたW杯ドイツ大会アジア地区予選にサッカー日本代表の専属シェフとして初めて帯同。以来、W杯ドイツ大会、W杯南アフリカ大会も含め、50回以上の日本代表の海外遠征試合に帯同し、選手やスタッフに食事を提供する役割を担う。
*刊行時の情報です