内容説明
抽象思考を重ねるのでなく、日常的な場面の中から幸福への合理的な道筋を見つけだす。デカルトやスピノザの情念論・感情論をふまえて「幸福とは何か」を追究したアラン畢生の名著。
よく眠ったあとは、誰でも精神は爽やかであり、仕事なども容易にやれると感じる。容易でないまでも、困難と戦って大いにやってみようという意欲が満ちている。アランはこういう状態を幸福と呼ぶ。何か特別な甘美な薔薇色の状態を幸福だとは考えない。(辻邦生「解説」より)
よく眠ったあとは、誰でも精神は爽やかであり、仕事なども容易にやれると感じる。容易でないまでも、困難と戦って大いにやってみようという意欲が満ちている。アランはこういう状態を幸福と呼ぶ。何か特別な甘美な薔薇色の状態を幸福だとは考えない。(辻邦生「解説」より)