ヒトラー(上)

1889-1936 傲慢

「ヒトラー研究」の金字塔。学識と読みやすさを兼ね備え、複雑な構造的要因の移りゆきを解明。英国の泰斗による評伝の決定版!

著者 イアン・カーショー
川喜田 敦子
石田 勇治
ジャンル 一般書 > 世界史 > 現代史
おすすめ
出版年月日 2015/12/25
ISBN 9784560084489
判型・ページ数 A5・802ページ
定価 本体8,000円+税
在庫 在庫あり

内容説明

「ヒトラー研究」の金字塔、評伝の決定版!

学識と読みやすさを兼ね備え、複雑な構造的要因の移りゆきを解明。英国の泰斗による圧巻の評伝(全2巻)。世界28カ国で刊行、ロングセラーを記録、待望の邦訳! 上巻は誕生から独裁成立までの前半生を活写。口絵写真32頁収録。

「ヒトラーの歴史は、したがってヒトラーの権力の歴史として書かれなければならない。いかにしてヒトラーが権力を手にしたか、その権力の特質は何だったか、ヒトラーはその権力をいかに行使したか、なぜヒトラーはあらゆる制度上の障壁を越えてその権力を拡大しえたか、ヒトラーの権力に対してなぜあれほど弱い抵抗しかみられなかったのか。ただし、こうした問いは、ヒトラーだけではなく、ドイツ社会に向けられねばならない。」
(本文「ヒトラー省察」より)


[内容詳細]
本書(全2巻)は、歴史における個人と社会構造の双方を重視しており、従来のヒトラー研究にありがちな、ヒトラーを「悪」としたうえで、それを中心にナチ時代を再構成するアプローチは採らない。一見、ヒトラーの個人的性格から生じたかにみえる破壊衝動も、社会構造史の研究成果を踏まえつつ、ナチ体制の本質に規定されたものとして捉えている。そして、ヒトラーに無制限な権力を委ね、それを維持させた複雑な政治・社会構造を、さまざまな逸話を織り交ぜて解き明かしていく。その筆致は、読者を惹きつけてやまない、ある種の「サスペンス」に満ちており、まさに英国の歴史家らしい、物語的な書きぶりといえるだろう。本書がヒトラー伝の「決定版」と評価されるのは、根底に著者の長年にわたる徹底した史料渉猟があり、ドイツ史を知り尽くした歴史家ならではの、冷静かつ精密な分析、目配りの効いた記述ゆえだろう。
本書上巻は、ヒトラーの誕生から独裁成立までの前半生を活写。ドイツ現代史、ナチズム研究の世界的権威による圧巻の評伝。世界28ヵ国で刊行、ロングセラーを記録、待望の邦訳!


[目次]
凡例
序文
謝辞
ヒトラー省察

第1章 夢と挫折
第2章 転落
第3章 高揚と憤激
第4章 才能の発見
第5章 ビアホールの扇動家
第6章 「太鼓たたき」
第7章 指導者(フューラー)の登場
第8章 運動の掌握
第9章 躍進
第10章 権力に向かって
第11章 独裁体制の確立
第12章 権力の全面的掌握
第13章 総統のために

口絵写真一覧
参考文献
原注
略語一覧
主要人名索引


[原題]Hitler 1889-1936:Hubris


[著者略歴]
イアン・カーショー Sir Ian Kershaw
1943年、英国オールダム生まれ。英国シェフィールド大学名誉教授。ドイツ現代史、ナチズム研究の世界的な権威であり、英国勲爵士への叙勲をはじめ、数多くの学術賞を受賞している。主要著書として『ヒトラー 権力の本質』(白水社)、『運命の選択1940-41 世界を変えた10の決断』(白水社)、『ヒトラー神話 第三帝国の虚像と実像』(刀水書房)などの邦訳がある。

[訳者略歴]
川喜田 敦子(かわきた・あつこ)
中央大学文学部教授
ドイツ現代史
主要著書・論文
『ドイツの歴史教育』(白水社)、『図説ドイツの歴史』(共著、河出書房新社)、『〈境界〉の今を生きる』(共編著、東信堂)、「二〇世紀ヨーロッパ史の中の東欧の住民移動」『歴史評論』第665号、「第二次世界大戦後の西ドイツ賠償問題とヨーロッパ地域秩序形成」『名古屋大学法政論集』第260号

[監修者略歴]
石田 勇治(いしだ・ゆうじ)
東京大学大学院総合文化研究科教授
ドイツ近現代史、ジェノサイド研究

*略歴は刊行時のものです

8,000円+税

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