内容説明
スラヴ諸語の共通点・相違点のルーツを探る
ロシア語、ベラルーシ語、ウクライナ語、ルシン語、
ポーランド語、カシュブ語、ソルブ語、チェコ語、
スロヴァキア語、スロヴェニア語、クロアチア語、
ボスニア語、セルビア語、ツルナゴーラ語、マケドニア語、ブルガリア語……
スラヴの諸言語は、語彙も文法も互いによく似ています。
共通するのは一体どこまで? なぜ差異が生まれたの?
スラヴ祖語が各言語に分化していく過程をたどりながら、その答えを探るのが本書の役どころ。
特殊な文字、複雑な格変化、と難解なイメージがあるスラヴ諸語も、
しくみを知ればぐっと理解しやすくなります。
いずれかの言語を学んだことのある人も、ない人も!
[著者略歴]
三谷惠子(みたに けいこ)
東京都出身。東京大学文学部卒業、東京大学大学院博士課程修了。
専門は言語学、スラヴ語学、スラヴ言語文化研究。
現在、東京大学教授。
主要編著書:
『スラヴ語入門』(三省堂)
『クロアチア語のしくみ』(白水社)
『クロアチア語ハンドブック』『ソルブ語辞典』(大学書林)
主要訳書:
ミロラド・パヴィッチ著『帝都最後の恋――占いのための手引き書』(松籟社)
*略歴は刊行時のものです