U207 冬の夜ひとりの旅人が

新刊

書き出しだけで中断され続ける小説を追いかけて世界をめぐる〈男性読者〉と〈女性読者〉の冒険。文学の魔術師による究極の読書小説。

著者 イタロ・カルヴィーノ
脇 功
ジャンル 新刊
一般書 > 白水Uブックス > 海外小説
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シリーズ 一般書 > 白水Uブックス > 海外小説 永遠の本棚
出版年月日 2016/10/05
ISBN 9784560072073
判型・ページ数 新書・362ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり

内容説明

失われた小説を求めて――読書をめぐる冒険
文学の魔術師による究極の〈読書〉小説

書き出しだけで中断され続ける小説を追いかけて世界をめぐる〈男性読者〉と〈女性読者〉の冒険。文学の魔術師による究極の読書小説。

あなたはイタロ・カルヴィーノの新作『冬の夜ひとりの旅人が』を読み始めようとしている。しかしその本は30頁ほど進んだところで同じ文章を繰り返し始める。乱丁本だ。あなたは本屋へ行き交換を求めるが、そこで意外な事実を知らされる。あなたが読んでいたのは『冬の夜ひとりの旅人が』ではなく、まったく別の小説だったのだ。書き出しだけで中断されてしまう小説の続きを追って、あなた=〈男性読者〉と〈女性読者〉の探索行が始まる。大学の研究室や出版社を訪ね歩くうちに、この混乱の背後に偽作本を作り続ける翻訳者の存在が浮上するのだが……。
様々な文体を駆使したメタフィクションの手法を用いて、「あらゆる本を書く」という不可能事に挑み、読書という不思議ないとなみ、その至上の歓びを謳いあげる〝文学の魔術師〟カルヴィーノによる究極の〈読書〉小説。

[原題]Se una notte d’inverno un viaggiatore

[著者略歴]
イタロ・カルヴィーノ Italo Calvino(1923-1985)
イタリアの作家。キューバで生まれ、2歳の頃イタリアに移住。第2次世界大戦中のパルチザン体験にもとづく長篇『くもの巣の小道』(47)で注目され、『まっぷたつの子爵』『木のぼり男爵』『不在の騎士』の《我々の祖先》三部作(52-59)では奇想に満ちた寓話的世界を創造。『見えない都市』(72)、『宿命の交わる城』(73)、『冬の夜ひとりの旅人が』(79)など、実験的手法を駆使した作品で世界的な評価を受け、「文学の魔術師」と評される。

[訳者略歴]
脇 功(わき いさお)
1936年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了(イタリア文学専攻)。訳書にカルヴィーノ『柔かい月』(河出文庫)、『不在の騎士』『砂のコレクション』(松籟社)、ブッツァーティ『七人の使者・神を見た犬』『タタール人の砂漠』(岩波文庫)など。アリオスト『狂えるオルランド』(名古屋大学出版会)で日本翻訳文化賞、ピーコ・デッラ・ミランドラ賞を受賞。

1,800円+税

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