私たちが姉妹だったころ

自分の一言が家族をばらばらにしたのだろうか。この記憶はどこまで本物なのか。心理学者の一家が直面する愛と崩壊と再生の物語

著者 カレン・ジョイ・ファウラー
矢倉 尚子
ジャンル 一般書 > 海外文学 > 小説
おすすめ
出版年月日 2017/01/27
ISBN 9784560095324
判型・ページ数 4-6・349ページ
定価 本体3,000円+税
在庫 在庫あり

内容説明

心理学者一家が直面する、家族の崩壊と再生

「あたしファーンが恐いの」幼い日の自分のひと言が、家族をばらばらにしたのだろうか。この記憶はどこまで本物なのか。心理学者の一家が直面する、愛と崩壊と再生の物語。

2014年マン・ブッカー賞最終候補作
2014年PEN/フォークナー賞受賞作

「あたしファーンがこわいの」幼い日の自分のひと言が、家族をばらばらにしたのだろうか――。
ローズマリーはカリフォルニア大学で学ぶ22歳。無口で他人とうまく付き合うことができない。かつては心理学者の父と主婦の母、兄と、双子にあたる姉ファーンのいる、おしゃべりな子だった。だが5歳の時に突然祖父母の家へ預けられ、帰ってみると姉の姿が消えていた。母親は部屋へ閉じこもり、父は酒に溺れる。大好きだった兄も問題児になり、高校生の時に失踪してしまう。ローズマリーがこの大学を選んだのは兄の手がかりを捜すためだった。
アメリカでは1930年代から60年代にかけて、動物を一般家庭に持ち込んだある衝撃的な研究が現実に行なわれ、一家もその被験者だった。この作品は特殊な状況を背景として、家族を失った一家が、家族愛とは何なのかを問い、絆を取り戻そうとする姿を描く。動物と人間、人間の記憶の不可思議さ、きょうだいの愛憎、親子関係の難しさ、友人関係の悩みやいじめ問題など、さまざまなテーマが、幾重にも伏線を張りめぐらして精緻に織り込まれた、愛の物語である。

[原題]We Are All Completely Beside Ourselves

[著者紹介]
1950年、インディアナ州ブルーミントン生まれ。カリフォルニア大学バークレー校卒。主要作品にPEN/フォークナー賞最終候補作となったSister Noon、映画化され話題を呼んだ『ジェイン・オースティンの読書会』(矢倉尚子訳・白水社、のちに中野康司訳・ちくま文庫)などがある。SFおよびファンタジーの分野でジョン・W・キャンベル新人賞、ネビュラ賞を受賞しているほか、本作は2014年にマン・ブッカー賞最終候補作となった。

[訳者紹介]
上智大学文学部英文学科卒。おもな訳書に、ファウラー『ジェイン・オースティンの読書会』、ウェルドン『男心と男について』、ミン『マダム毛沢東――江青という生き方』、トマリン『ジェイン・オースティン伝』、フォスター『大学教授のように小説を読む方法』がある。

3,000円+税

ネット書店を選択

  • Amazon
  • 楽天ブックス
  • 紀伊國屋書店
  • honto
  • e-hon 全国書店ネットワーク
  • Honya Club.com
  • セブンネットショッピング
  • TSUTAYA online

店舗の在庫を確認

※ネット書店によっては取り扱いが無い場合があります。あらかじめご了承下さい。

ジャンル

シリーズ

  • エクス・リブリス
  • ニューエクスプレス
  • ライ麦畑でつかまえて
  • キャッチャー・イン・ザ・ライ
  • 白水社創立百周年
  • 白水社2016売上トップ10