張作霖

爆殺への軌跡一八七五-一九二八

新刊

新たな史料に基づいて未知の人物像と時代の空気を重層的に描いた本格評伝。

著者 杉山 祐之
ジャンル 新刊
一般書 > 世界史 > 現代史
おすすめ
出版年月日 2017/01/27
ISBN 9784560095348
判型・ページ数 4-6・356ページ
定価 本体2,600円+税
在庫 在庫あり

内容説明

生涯を通して中国近代の実像に迫る

長年、中国報道に携わってきたジャーナリストが日中双方の公開資料を渉猟し、その人物像と時代を重層的に描いた本格評伝!
[地図/写真/参考・引用文献/主要登場人物/略年表 収録]

東京裁判以来、日本では、張作霖爆殺事件に関する膨大かつ詳細な調査・研究が積み重ねられてきた。しかし、満洲(現・中国東北部)に生まれ、清朝末期から中華民国初期の軍閥の時代を生きた人間としての張作霖の全体像は、ほとんど知られていない。
本書は、基本史料はもとより、改革開放後、とりわけ2000年以降に公開された史書、報道、論文の類に依拠し、張作霖の生い立ちから爆殺に至る軌跡を再構築したものである。草莽から身を起こした張作霖は、けた違いの器量によって乱世を駆け上がっていく。匪賊を斃し、モンゴル兵と死闘を演じ、常勝を誇る大軍閥と激突、革命軍にも白旗を掲げることはなかった。満洲を勢力圏とする日本に対しては、その力を利用しながら、傀儡の道を選ぶことなく、最後は日本軍に殺された。
側近や仇敵らのサイドストーリー、日本側の思惑などを盛り込んで、張作霖の人物像と時代の空気を重層的に描くと同時に、激動する近代中国の実像に迫り、遠くない未来に奈落が待ち受けている日本の運命を浮き彫りにする力作である。『覇王と革命』(小社刊)で軍閥混戦の時代を描いた著者が満を持して放つ本格評伝!

[目次]
はじめに

第一章 満洲の大地で
 草莽の子
 野良犬の青春
 日清戦争
 ここに蛟龍がいた

第二章 馬上の戦い
 八角台のファミリー
 帰順と日露戦争
 裏切りも辞さず
 モンゴル兵との死闘

第三章 辛亥革命
 奉天へ!
 暗殺の夜
 第二十七師団長
 日本と袁世凱

第四章 奉天を手中に
 段芝貴追放
 日本の迷走
 「鉄砲で天下は治まらず」
 北京への扉

第五章 大軍、華北に出現す
 徐樹錚という男
 北の第三勢力
 東北王となる
 直隷・安徽戦争

第六章 中原の宿敵
 傾いた天秤
 二つの個性
 第一次直隷・奉天戦争
 呉の恥を忘れず

第七章 天下、夢のごとし
 出兵命令
 第二次直隷・奉天戦争
 離れた指
 郭松齢の乱

第八章 運命の日
 北伐開始
 陸海軍大元帥
 満洲は私の家だ
 クロス鉄橋

終章 黒煙の彼方
 「満洲某重大事件」
 駅馬坊

あとがき

 注/参考・引用文献/主要登場人物/張作霖関連略年表

[著者略歴]
杉山祐之(すぎやま・ひろゆき)
1962年鹿児島県出身。東京外国語大学中国語学科卒業後、読売新聞社入社。新潟支局、ハノイ支局勤務ののち、計十数年にわたり北京特派員。中国総局長、論説委員などを経て、現在、中国駐在編集委員。
著書に『覇王と革命――中国軍閥史一九一五-二八』(白水社)、訳書に馬立誠『〈反日〉からの脱却』、同『反日』、共著に『膨張中国』(以上、中央公論新社)など。

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