Q1011 近東の地政学

イスラエル、パレスチナ、近隣のアラブ諸国

新刊

肥沃の三日月地帯、文明の揺籃の地、三大一神教の聖地とよばれるこの地域の地理的空間の特質をその歴史とともに考える。

著者 アレクサンドル・ドゥフェ
幸田 礼雅
ジャンル 新刊
一般書 > 文庫クセジュ > 歴史・地理・民族(俗)学
おすすめ
シリーズ 一般書 > 文庫クセジュ
出版年月日 2017/04/12
ISBN 9784560510117
判型・ページ数 新書・162ページ
定価 本体1,200円+税
在庫 在庫あり

内容説明

地政学でみる肥沃の三日月地帯

肥沃の三日月地帯、文明の揺籃の地、三大一神教の聖地とよばれるこの地域の地理的空間の特質をその歴史とともに考える。

著者は、「近東」を地政学の中心に位置づける。中東のなかでも中心的部分でありながら、紛争と緊張の舞台となったその地域を、改めて全体とは区別している。そこでは局地的な立役者たちの構想に、相反する構想がぶつかりあう。複雑な展望のなかで、一方では地域的な狙いから世界的規模の戦略的目標をもち、他方では社会、文化、宗教において極度に対立的で個性的な信念や観念を抱きながら、それらの展望を組み合わせる。
本書の第一部では、そうしたさまざまな展望を分析する。展望の多様性、非妥協的な外面、そこから生まれる力関係と紛争。それらは上古の時代から現代にいたるまでにつくりあげられた物質的かつ観念的構造において見出されるのである。これらについては第二部で検討していく。

[目次]
序論
第一部 展望過剰の空間
 第一章 局地的な立役者たち(イスラエル、パレスチナ、近隣のアラブ諸国)
  Ⅰ イスラエルの展望
  Ⅱ アラブ諸国の展望
  Ⅲ パレスチナの展望
  Ⅳ その他の近東地域の展望
  Ⅴ 周辺諸国(トルコ、イラン、サウジアラビア、湾岸諸国)の展望
 第二章 大国ならびに超大国の展望
  Ⅰ ヨーロッパ
  Ⅱ アメリカ
  Ⅲ ロシアと中国
第二部 政治過剰の空間
 第一章 近東空間の政治構造理論
  Ⅰ 接触の空間
  Ⅱ 争われる空間
  Ⅲ 垂涎の空間―エジプトと一九一四年の戦い
  Ⅳ 四分五裂の空間―一九一四年から四八年まで
 第二章 政治的、経済的、社会的緊張と民族の憤激
  Ⅰ 引き裂かれた空間―一九四五年以降の一般的傾向
  Ⅱ 従属の空間―一九四五年から九三年まで
  Ⅲ 曖昧な空間―一九九三年から二〇〇一年まで
  Ⅳ 揺らぐ伝統の継承、混迷する展望―二〇〇一年以降
結論

訳者あとがき/原注/参考文献/略記号一覧

[原題]Géopolitique du Proche-Orient

[著者略歴]
アレクサンドル・ドゥフェ
イスラエル駐在フランス大使館文化・科学・技術協力部顧問、テルアビブの在フランス学院院長を経て、現在、高等師範学校(ENS)戦略地政学センター教授。著書に『近東を理解するために』(Guéna-Barley)、『地政学』(Que sais-je ?いずれも未邦訳)がある。

[訳者略歴]
幸田礼雅(こうだ・のりまさ)
1939年生まれ
1966年東京大学仏文科卒業
主要訳書
R・エスコリエ『ドーミエとその世界』(美術出版社), A・フェルミジエ『ロートレック』(美術公論社),ヘンリー・H・ハート『ヴェネツィアの冒険家』(新評論),C・カプレール『中世の妖怪,悪魔,奇跡』(新評論),ジャン=ロベール・ピット『ワインの世界史』(原書房),T・ランツ『ナポレオン三世』,G・ミノワ『ガリレオ』,P・ギショネ『イタリアの統一』,J・ユレ『シチリアの歴史』,J.-J.マッフル『ペリクレスの世紀』,J.-J.ベッケール『第一次世界大戦』,J・テュラール『クレタ島』(以上,白水社文庫クセジュ)他多数.

*略歴は刊行時のものです

1,200円+税

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