アレゴリー

ある象徴的モードの理論

新刊

アレゴリーの宇宙的スケールを絢爛と語り、「思考の仲介者」として再評価。近代のシンボル優位に対してアレゴリーの復権を謳った名著

著者 アンガス・フレッチャー
伊藤 誓
ジャンル 新刊
一般書 > 哲学・思想
おすすめ
シリーズ 一般書 > 高山宏セレクション〈異貌の人文学〉
出版年月日 2017/04/28
ISBN 9784560083093
判型・ページ数 4-6・598ページ
定価 本体7,600円+税
在庫 在庫あり

内容説明

思考の仲介者=アレゴリーの復権を説く名著
アレゴリーの技法と魔術的な力を解き明かす

アレゴリーの宇宙的スケールを絢爛と語り、「思考の仲介者」として再評価。近代のシンボル優位に対してアレゴリーの復権を謳った名著。

18世紀の文芸理論から20世紀前半のニュー・クリティシズムに至るまで、アレゴリーは「抽象的観念を絵画的言語に移し替えたもの」でしかない、深みのない表現形式として、低い評価を与えられてきた。1964年刊行の本書は、こうしたアレゴリー蔑視、シンボル優位の風潮に異議をとなえ、表象論の新しい展開とも呼応しながら、アレゴリー復権の契機となった画期的名著である。
ギリシャ・ローマの古典、聖書釈義から、『神曲』、『妖精の女王』、シェイクスピア、ホーソン、カフカ、さらには『一九八四年』、『蠅の王』、SFに至るまで、脈々と受け継がれたアレゴリー文学の系譜を自在に参照し、その多様なかたちを示したフレッチャーは、アレゴリーを「思考の仲介者」として評価し、その宇宙的スケールを絢爛と語っていく。テクストに体系的に註釈を加えていくモードであるアレゴリーは、宗教的、哲学的、文化的な諸信念の混淆へと向かう。アレゴリーは「放逐せず、結集させる。同時に多様な起源、多彩な知的スタイルの感覚を保持する」。多様性が様々な場面で問題となっている現在、著者がアレゴリーのモードに読み取った「思考の仲介者」の機能はさらに重要性を増している。

[原題]Allegory: The Theory of a Symbolic Mode

[著者略歴]
アンガス・フレッチャー Angus Fletcher
1930年、ニューヨーク生まれ。英文学・比較文学者。ニューヨーク市立大学特別名誉教授。著書に『アレゴリー』(64)、『思考の図像学』(71。法政大学出版局)、『アメリカ詩のための新理論』(2004)、『シェイクスピア時代における時間・空間・運動』(2007)など。

[訳者略歴]
伊藤誓(いとう ちかい)
1951年生まれ。英文学者。東京教育大学大学院修士課程修了。首都大学東京教授。主な著書に『〈ノヴェル〉の考古学』(法政大学出版局)、訳書にアンガス・フレッチャー『思考の図像学』(法政大学出版局)、デイヴィッド・ロッジ『バフチン以後』(法政大学出版局)など。

7,600円+税

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