ふらんす 2019年8月号

特集「ノートルダムとエッフェル塔」

ジャンル 雑誌『ふらんす』
出版年月日 2019/07/23
判型・ページ数 A5・80ページ
定価 760円(本体691円+税)

内容説明

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■特集:ノートルダムとエッフェル塔

特別対談 鹿島茂(仏文学者)×三宅理一(建築史家)

この4月に大規模な火災に見舞われたノートルダム大聖堂と、今年竣工130周年を迎えたエッフェル塔。パリを象徴するこの二大モニュメントを巡って、仏文学者の鹿島茂さんと建築史家の三宅理一さんのお二人に、建築や文学、またパリという街の歴史について、たっぷりとお話いただきました。
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インタビュー『ディリリとパリの時間旅行』ミッシェル・オスロ監督に聞く  編集部

ベル・エポックのパリの街を舞台に、少女ディリリが数々の天才たちに出会いながら事件の謎を解いていく、セザール賞最優秀アニメ作品賞受賞作『ディリリとパリの時間旅行』。ノートルダム、エッフェル塔、オペラ座、凱旋門……パリの名だたるモニュメントを背景に、ピカソ、ドビュッシー、プルースト、エッフェルなど100名にも上る著名人を次々に登場させ、夢のような世界を作り上げたミッシェル・オスロ監督にお話を伺いました。

対訳シナリオ 『ディリリとパリの時間旅行』(監督:ミッシェル・オスロ)  中条志穂

最新公開作品を日仏対訳のシナリオ抜粋とともに紹介する、中条志穂さんによる『ふらんす』名物コーナー。今月は、フランス映画祭2019@横浜で観客賞にも輝いた、セザール賞最優秀アニメ作品賞受賞作『ディリリとパリの時間旅行』です。アニメーション映画監督・高畑勲氏も惚れ込んだ、オスロ監督の作品世界をご堪能ください。2019年8月24日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開 
→[公式HP]https://child-film.com/dilili/


【表紙連載】

今月の表紙 フランスの美しい村〈La Flotte-en-Ré ラ・フロット・アン・レ〉 粟野真理子 

2019年度の『ふらんす』の表紙は、「フランスの最も美しい村 Les Plus Beaux Villages de France」が飾ります。現在認定されている158の村の中から、フランス在住20年以上のジャーナリスト粟野真理子さんが選りすぐりの村をご紹介くださいます。今月は、夏になると島の道路が渋滞するほどバカンス客が押し寄せる、大西洋に浮かぶ小さな島イル・ド・レ(レ島)。その島のなかにある村〈La Flotte-en-Ré ラ・フロット・アン・レ〉をとりあげます。

→粟野真理子『パリから一泊! フランスの美しい村』(集英社)


【語学系記事】

ヨシとクニーのかっ飛ばし仏語放談〈41〉  福島祥行+國枝孝弘(全レベル対象)

NHK講師としてもおなじみの、ヨシこと福島祥行さんとクニーこと國枝孝弘さんの、明快で痛快なフランス語放談もついに4年目に突入! 今月のテーマは「詩と新鮮さ」。アポリネールやボードレール、エリュアールから那珂太郎まで、ヨシとクニーの偏愛の詩人たちについての放談です。



レ・ロマネスクTOBIのジュ・ヌ・パルル・パ・フランセ〈5〉 レ・ロマネスクTOBI (超入門~)

音楽ユニット「レ・ロマネスク」のメインボーカルTOBIさんが、フランスでサバイバルするなかで身につけた「通じるフランス語」を伝授! 今月は、「あっと、ショーン Attention」。さて、その心は?

→『レ・ロマネスクTOBI のひどい目』(青幻舎) ほぼ日刊イトイ新聞 書籍紹介ページ



Les Chroniques de Nami 波美の日記〈épisode 5〉 Julie Blanchin Fujita (初~中級者対象)

日本在住のイラストレーター、ジュリさんが、娘のNamiさんの目線で見た世界をイラストと日仏2か国語で綴ります。第5話は〈Road trip クルマの旅〉

→Julie Blanchin Fujitaさん公式サイトwww.julieblanchin.com



仏検4級対策 らくらく初級マスター講座〈5〉  林千宏 (初級者対象)

フランス語の勉強を始めたら、まずひとつの目標にしたいのが、仏検4級です。本連載では実用フランス語技能検定試験(仏検)4級に合格するための学習ポイントや、実際の過去問などをご紹介します。今月は「人称代名詞について」。まとまった時間がとれる夏休みだからこそ、腰を入れて集中的にマスターしたいのが、ちょっとややこしい「人称代名詞」です。でも、だいじょうぶ! 整理のポイントを伝授します。



ことばのあそびば シャラード&パズル〈89〉 Marie-Emmanuelle Muramatsu (初~中級者対象)

偶数月は、Marie-Emmanuelle Muramatsuさんによるフランス語の文章で表された複数のヒントから答えを見つけだすあそび「シャラード charade」、奇数月は、杉村裕史さんによる好評のクロスワード・パズルです。正解者には抽選でプレゼント(図書カード1000円分)を進呈。どしどしご応募ください。



【音声収録】Grands Chefs〈5〉   Corinne Vallienne (中~上級者対象)

1年にわたり、現代フランス料理界の「偉大なるシェフたち」をとりあげていきます。今月は、「フレンチの皇帝」と評されるアラン・デュカス Alain Ducasseです。(収録音声はこちらから)。



【音声収録】インタビュー@カフェ・フランコフォン 〈5〉  明石伸子 (中~上級者対象)

フランス語話者たちがあつまる都内の某カフェ。ここでフランコフォンの方々にさまざまなお話を伺います。インタビューを通じて、ナチュラルスピードの会話の聞き取りに慣れていきましょう。今月は、先月に続いてカメルーン出身のセルジュ・エドンゴさんです。日本に来て「自分はアフリカ人になった」というセルジュさん。一体どういうことなのでしょう。(収録音声はこちらから)。



ジャニックの紫陽花通信〈17〉  Janick Magne  (中~上級者対象)

日本で39年生活した後、久しぶりにイル=ド=フランスにもどったジャニックさん。日々驚いたり、改めて自分の国を再発見したり、あるいは日本を懐かしんだり。そんな「ジャニックの紫陽花」の庭から、毎月メールが届きます。今月のメールの「件名」は「お祭りだ!」。お神輿、盆踊り、そして金魚すくい……日本独特のお祭りの特徴についてです。



帰ってきた!ダジャ単シル・ヴ・プレ〈5〉  フランス語ダジャ単編集委員会  (全レベル対象)

ジャン=クロード小林、セルジュ齋藤、セバスチャン杉村、そしてベルトラン山田……日々、フランス語のダジャレの鍛錬を重ねる4人が満を持しておくるダジャ単5連発! twitterの公式アカウント(@dajadaja13 #dajadaja)からは、めくるめくダジャ単ワールドにあなたも参加できます!

→『ダジャ単シル・ヴ・プレ』(駿河台出版社)



ふつごぽん~フランス語の豆知識~〈5〉  福井寧  (初~上級者対象)

「ふつごぽん」の名に見覚えのある方は多いのではないでしょうか。twitterで話題のフランス語トリビアの宝庫「ふつごぽん~フランス語の豆知識~」が、本誌「ふらんす」に登場! フランス語の達人も(ネイティブも!)知らないような、フランス語の蘊蓄がたっぷり味わえます。

→「ふつごぽん~フランス語の豆知識~」公式アカウント@futsugopon



対訳で楽しむ ラミュの短編〈5〉  笠間直穂子  (中~上級者対象)

スイス・ロマンド(フランス語圏スイス)を代表する作家、シャルル・フェルディナン・ラミュの短篇小説3編を、笠間直穂子さんの導きで6回にわたって味読していきます。話し言葉を取り入れた独自の文体は、フランス文学に親しんだ目にも新鮮に映ることでしょう。今月は、短編「森での一幕」の後半です。

→笠間直穂子訳『パストラル ラミュ短篇選』(東宣出版)



C’est vrai ?〈77〉/フランス語っぽい日々〈77〉」Karyn Nishimura-Poupée/じゃんぽ~る西  (全レベル対象)

大人気連載5年目突入! 妻はジャーナリスト、夫は漫画家。目下子育て中のふたりが送る日仏夫婦コラボ連載。フランス語にまつわる小粋なコラムに「ふむふむ」、フランス語習得に悩む(?)日本人の心の叫びを描いた漫画に「あるある」と頷きたくなること請け合い! 今月のタイトルは、「聴く、話す、聞こえてくる」……なかなかフランス語を話そうとしない長男のナオくん。フランス滞在で100パーセント仏語環境に身をおいたら?





【文化系記事】
フランス語、中等教育の現場から〈5〉   編集部

大学以前に、日本ではどのような環境でフランス語が学ばれているのでしょうか。今月は、約40年にわたって開催されている、高校生のフランス語の祭典「フランス語フェスティバル」を取材しました。カリタス女子中学高等学校、雙葉高等学校、聖ドミニコ学園高等学校、白百合学園高等学校、暁星高等学校でフランス語を第一外国語で選択している生徒たちの、素晴らしいパフォーマンスが見られました。


コートジボワール便り グローバルヘルスの現場から〈5〉  池田憲昭

独立行政法人国際協力機構(JICA)専門家として現在コートジボワールに赴任中の池田憲昭さんは、これまでも西アフリカ諸国で保健専門家としてお仕事をされてきました。格差社会における人々の健康の公平性と開発支援の倫理について、現地からレポートしていただきます。今月は「ケアの質と他部族コミュニティ」



今月の原書レクチュール〈101〉   福田桃子

福田桃子さん、鈴木和彦さん、笠間直穂子さん、新島進さんの4名が、毎月交代でフランス語で楽しむ読書の世界に誘います。今月は福田桃子さんで「フィリップ・ジャコテを読む」です。あの植草甚一も原書で読み、試訳までしていたという、Philippe Jaccottet, La Semaison(「散種」Gallimard, 1971)と、Œuvres(「作品集」Gallimard, 2014)をとりあげます。



ぐるりマレショー物語〈17〉  倉方健作

パリの街をぐるりと囲むブルヴァール・デ・マレショーBoulevards des Maréchauxは、異なる名のついた19の大通りの総称です。それらの通りに名を残したmaréchalたち、つまり元帥たちは、いかなる人物なのでしょう。フランスで語り継がれる、あるいは知られざる、彼らの物語をたどっていきます。今月は「ルイ=ガブリエル・シュシェ」。ナポレオンに派遣されたスペインで見事な功績を収め、スペイン国王と血縁関係まで結んだ、皇帝より年若の「叩き上げ」の元帥シュシェをとりあげます。



パリ風俗事典〈185〉 右岸編(その51)  鹿島茂

カフェ、キャバレー、ミュージックホール、劇場など19世紀のパリを彩った文化を、われらが鹿島茂さんが網羅的に解説。ゾラ、バルザック、ユゴー、デュマ、スタンダールらの時代が生き生きと甦ります。今月は、先月のカフェ・セルタと並ぶダダイスト(後のシュルレアリスト)たちの聖地「プティ・グリヨン Le Petit Grillon」ほかをとりあげます。





Actualité アクチュアリテ 在仏執筆陣による情報記事

 POLITIQUE 政治  山口昌子 今月のテーマは「いま最も注目の政治家ヤニック・ジャド」

 FAITS DIVERS 社会  仁木久惠 今月のテーマは「所得税のネット申告義務化」

 CINÉMA 映画  佐藤久理子 今月のテーマは「フランスに増える「ジャンル映画」」

 ART&SPECTACLE アート&スペクタクル  岡田Victoria朋子 今月のテーマは「「ジャパン・マーベラス」フランスツアー/ロマン派時代のパリ展」

 SCÈNE CULINAIRE 食  関口涼子 今月のテーマは「「もちもち」を発見し始めたフランス人」

 SPORTS スポーツ  芦立一義 今月のテーマは「サッカーW杯の格差」
 *時事通信社ウェブサイト「時事ドットコム」に「アクチュアリテ」記事を配信しています。

  http://www.jiji.com/jc/v2?id=2017franceactu


書評  柏木治 著『銀行家たちのロマン主義』 小倉孝誠 
書評  石崎晴己 著『ある少年H』 福田裕大   

パリジェンヌと行く東京の居酒屋 吉祥寺でハモニカ三昧 坂崎重盛

[往復書簡]拝啓 平松洋子様  友川カズキ

京都ノスタルジア ほんやら洞・八文字屋の人々〈11〉  写真・文:甲斐扶佐義

学者、詩人、作家、ミュージシャン……様々な人々が交錯する伝説の喫茶店「ほんやら洞」(2015年焼失)と京都木屋町のバー「八文字屋」。その店主であり、写真家である甲斐扶佐義氏の写真と文で浮かび上がる「もうひとつの京都」。 
→甲斐扶佐義ホームページ http://kaifusayoshi.website


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