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クラブ白水社

「クラブ白水社」は、社員が執筆するコラムのコーナーです。


今日のネクタイ
営業マンに大切なのは、初対面で与えるインパクト! 白水社の第一線でお客さまと接しているナンシーの、「色彩の魔術」(本人談)をご覧あれ。
 → 七拾六本目。

こちら、白水社カレー部。「南印食探訪記」
ひさびさのカレー部企画です! 今回は南インド料理を取り上げます。でもグルメブログではありません……。
 → 第4回・朝日出版社さんと秋葉原アールティへ

自転車通勤は楽し!
柿色の電車を横目に疾走する、会社員サイクリスト生活! 自転車ブームに便乗した新連載、堂々スタートです。
 → 楽しい取材旅行

そしてフットボールは続く
サッカーのない生活なんてありえない! サッカー狂の歓喜と悲哀に満ちた日常を、浦和、柏、清水、東京Vを応援する白水社社員4名が綴ります。社外からの飛び入り参加も。
 → 夏の福島





今日のネクタイ [2012.01.10]
七拾六本目。

遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願いいたします。染井吉野ナンシーです。

皆さま、お正月休みはどこかへお出かけになりましたか? この連載を毎月楽しみにしている書店員さんの中には、暮れは31日まで、新年も元日だけがお休みで、休みなんて一日だけよ、という方も多かったのではないでしょうか。正月も返上の勤労、なにかとお疲れでございましょう。体調並びに心中お察しいたします。

あたしですか? あたしは例年どおり引きこもりです。いつもの土日と変わりません。それがちょっと長くなっただけのことです。相変わらずの早寝早起きで、休み中もほぼ6時から6時半くらいには起きていましたし、夜も9時すぎには就寝しておりました。はい、当然のことながらレコ大も大賞受賞の瞬間は既に夢の中、紅白も最初の数組ずつを見ただけで寝床へGOでした。

あらまあ、これでは何も正月らしいところがないですわね。では、せめて皆さまに年賀状だけでも。

どこが年賀状なんだ、ですって? よーくご覧くださいませ。あたしが手に持っているUブックス。カバーはタツノオトシゴではないですか? 今年は辰年。水族館でも年賀状用の写真にタツノオトシゴが大人気だったそうですよ。『灯台守の話』は単行本の時もカバーはタツノオトシゴを使っていましたが、デザインと一体化してしまっているので、よりタツノオトシゴがフィーチャーされているUブックス版を手にしてみました。えっ、この本を自分の年賀状のデザインに使った? まあ、それはそれはなんという白水社フリークなんでございましょう。ありがとうございます。白水社社員一同心よりお礼申し上げます。是非また12年後にもお使いくださいませ。

さて新年一発目のネクタイですが、なんだかわかりますか? やはり、キティちゃんです。でも、キティちゃんだけじゃないですよね。リンゴですか? はい、それはキティちゃんの必須アイテムですけど、もう一つ、柄がありますよね?

わかりましたか? マンガ「ワンピース」です。ところでワンピースは「ワンピース」でよいのでしょうか? それとも「オン・ピース」ですか? あるいは「ONE PIECE」と表記するのが正式なのでしょうか?

実はあたし、これだけ売れているマンガなのに、ワンピースって全く読んだことがないんです。どんな話なのか、どんな登場人物がいるのかも知りません。二、三か月前に「ルフィ」という名の登場人物がいるということを知ったばかりで、それがどんなキャラクターなのかもいまだに知らないんです。

じゃあ、なんだってこんなネクタイを買ったのかって? そりゃ、キティちゃんだからですよ。ワンピースとのコラボ・ネクタイは、まあワンピースっていま大人気のマンガよね、一本くらい買っておこうかしら、と思ったからです。

それにしても、なんだってキティとワンピースのコラボなんでしょう。あたしが思いますに、ワンピースがどんなに売れてても、長きにわたって人気を博し、ハリウッドのセレブにまでファンがいるキティちゃんに比べたらまだまだです。少しでもキティちゃん人気にあやかろうとワンピース側がすり寄ったのが真相だと思うのです。ちがいますでしょうか?

ところで、キティちゃんとコラボしているこのドクロがルフィなんでしょうか?

【営業部/ナンシー】



こちら、白水社カレー部。「南印食探訪記」 [2011.10.18]
第4回・朝日出版社さんと秋葉原アールティへ

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 今回のカレー部は、同業他社の方をお迎えし、第1回目以来となる交流戦!
 朝日出版社のみなさんとのインド料理店訪問です。

 同じように語学参考書や教科書を出版していて、しかも会社の場所も近いので、白水社からは勝手に親しいと思っている朝日出版社さん。そんな朝日さんに「酒部」なる部署が存在すると知ったのは、つい最近のこと……というのはウソで、本当はTwitterでずいぶん前から知ってました。

 酒部とカレー部で合同企画をやりたいなあという話が出てから数か月。カリーホッターこと堀田カレー部長と、朝日さんのその名もアサヒさん(もしや社長さん!?)の首脳会談により、ついに実現したのはようやく猛烈な暑さもおさまってきた9月終わりでした。先方は4人でいらっしゃるとのことなので、我々カレー部も中核メンバーの堀田・和久田・小林に、朝日さんともともと交流のある教科書担当の牛山を加えた4人で迎え撃ちます。

 会場となる秋葉原のインド料理店へ、神田小川町の白水社から徒歩で向かう途中、まずは立ち飲み・万世橋酒場で気合いを入れてきます。
「なにしろ相手は酒部だからな」
「飲まれないように、飲んで景気つけて行こうぜ!」
というわけです。(←バカ)

 さて本日のお店は、小社からだと昭和通りを越えた神田川沿い、マンションというか雑居ビルの2階にある「アールティ」(a)。8名で予約をしていたので、ちゃんと個室を用意してくれてました。これなら思う存分飲めます。いやお話しができます。

 先に着いたカレー部は、既に下地ができているので、インド料理店なのにいきなり焼酎からスタート。ついでにおつまみも注文。
 ・マサラパパドゥ
 ・そら豆のクミン炒め(b)
 ・チキンティッカ(c)
 ・パニプリ
 かなりパターン化してるきらいもありますが、インド料理店でのつまみ選びも慣れたもんです。料理が運ばれてきたちょうどよいタイミングで朝日さんも到着、インドビール(d)と焼酎での乾杯からスタートしました。
 この日の朝日さんのメンバーは、編集部のアサヒさん(社長さんではありませんでした)、酒部からは部長であるトクヒサさん(編集部所属、宣伝・ウェブなどのご担当)を筆頭に、ツガネさん(営業部)とハシモトさん(営業部)。部長はΓ-GTPの最も高い人が選ばれるというのが酒部の掟だそうです。ハードな世界です。

 出てきた中に珍しい料理がありました。「パニプリ」(e)は、中が空洞になるように揚げた薄い衣に穴を開け、具と冷たいスープを流しこんでいただきます。これは楽しい! さすがカリーホッター部長のイチオシです。他の料理も美味しくて、みなさんよいピッチでアルコールのグラスが空いていきます。

 それにしても「酒部」をつくるなんて、よっぽどお酒が好きなのだろう……と思っていたところ、「好き」という部分はみなさん否定なさらなかったものの、部になった経緯はちょっと違いました。社内で遅くまで残って仕事をしているメンバーが、自然と一緒に飲みに行くようになったのがきっかけというのですから、逆に頭が下がるではありませんか。かつては会社の近くに「部室」と呼ばれる鹿児島料理店があったとのこと。「先に部室行ってるよ〜」なんていうと高校の部活みたいですが、残業に疲れたみなさんの貴重なリフレッシュ時間だったのです。

 そんな話をしながら料理はメインのカレーに突入。
 ・アールティチキンカレー(f)
 ・サッグパニールカレー
などの他に、この日のスペシャルである
 ・秋刀魚カレー(g)
も、もちろん注文しました。タマリンドをきかせた南インドっぽいこのカレーが大好評! 今回は南インド専門店ではありませんが、これで一応ミッション達成ということで……。

 それにしても、こういう変わったものでも美味しいと言ってくれて、しかもお酒もガンガン飲んでくれる人たちとの飲み会ほど楽しいものはありません。そのまま近くの世界の山ちゃんで、終電近くまで二次会に。交流戦を定期戦にすることを約束したのでした。

(写真協力:アサヒさん)

アールティ
 食べログ:http://r.tabelog.com/tokyo/A1310/A131001/13091984/
 東京都千代田区神田佐久間河岸50 大岩ビル2F
 TEL 03-3864-5602
 営業時間 11:30~15:00(15:00LO)
      17:00〜22:00(22:00LO)
 定休日 無休(不定休あり)



自転車通勤は楽し! [2010.10.25]
楽しい取材旅行

東京堂書店の平台で吉村昭『味を訪ねて』(河出書房新社)を見つけ買った。2006年の没後、いくつか作品集や関連書が出版されているが、彼の食に関する短編を集めるとは、不意を突かれた感がある。吉村昭は池波正太郎のようにどこの店の何々はどういうものでという書き方はしない。せいぜい近所の吉祥寺の鮨店、立ち食いそば店、生まれ育った根岸の洋食店、取材旅行先で食べたものの話くらいしか書かないという印象であった。が、並べてみると一冊の本になる。歴史長編小説は読み応えがあるが、この人の短編は潔く美しい。

私はブログのようなインターネット上の書き込みは日頃しない。日記も書かない。そんな私がこの《クラブ白水社》に月に一度文章を掲載するようになって2年近くになる。自転車による通勤について書いているが、それだけでは書くことが思い付かなくなってきた。そこで今回は故吉村昭先生に習い、取材旅行に出た。

10月23日(土)24日(日)、宇都宮で開催された第19回ジャパンカップサイクルロードレースを観戦しに行った。このレースは第一線で活躍するプロの自転車ロード選手を間近で見られるアジアでは最高峰のレースだ。テレビでは海外でのレースを生中継で気軽に視ることができるが、実際に現場で観戦するのは初めてである。

23日午後、エキシビションとして市街地でのクリテリウムレースが行われた。JR宇都宮駅から西へ延びる大通りを800メートルほど交通規制し、往復1600メートルのコースを20周するレースである。ほぼ直線のコースを往復するレースなので状況がわかりやすく、選手の息遣いが身近に感じられた。沿道は黒山の人だかり、選手たちも声援に応える形でデッドヒートが繰り広げられた。今回初の試みだが、また来年もやってもらいたい。また、二日間に渡って催しがあることで宿泊客が見込まれ、経済効果も大きくなったことだろう。

宇都宮の経済効果といえば、餃子が有名だ。昼時に繁華街を歩いてみたが、餃子の有名店は50人くらいの行列ができていた。せいぜい5人くらいなら並んでもいいが、20メートルの列の後ろに並ぶ気力は今の私にはない。それでもせっかく宇都宮に来たのだから行列のない餃子の店に入ってみた。ニンニク入り餃子1人前6個210円、ご飯100円で310円、十分においしかった。ちょっとお腹に足りないので、たこ焼きを食べながらぶらぶら歩いていると、地元のロードレースチーム宇都宮ブリッツェンの選手たちが子供たちに自転車の指導をしている会場にたどり着いた。10年後、15年後は君たちが主役だ。

夕方、ホテルにチェックインし、近くのおでん屋に足を向ける。JR宇都宮駅東口「剣菱」。小上がりになっていて、脚を落として座るカウンターがある。小料理屋によくある造りだ。しかも和服の似合う美女が中に立っている。ええい、ままよとカウンターに座る。

「日本酒は熱燗がいいですか?」と訊かれたら、「はいっ。」と応えるしかない。「私も熱いほうが好きなんですよ…」と若女将。話に聞くとかなりの酒豪だそうだ。勧められるままにお酒2本、おでん、牛すじ煮込みなど3、4品いただいて3800円也。再訪のためこころにメモして置く。気分がよいので、もう1軒寄って帰る。

翌朝の日曜日、少しだけ二日酔いの頭を引き摺りながら、タクシーでレース会場の森林公園に向かう。会場に向かう幹線道路はサイクリストたちが列を成して走っている。私も来年は自転車を持ち込みたい。今回は来年のための下見のような意味合いだ。

午前10時、本番のレースがスタート。激しいアップダウンがある14キロメートルのコースを周回しながら、全長151.3キロメートルの距離で争われる。選手たちは1周20分のペースで周回する。私はラジオで実況中継を聴きながら林道を歩く。空気が澄み渡り気持ちがいい。そこを白バイに先導された選手たちが猛スピードで通り過ぎる。予備の自転車を屋根に載せたチームカーの隊列が後を追う。

30分ほど歩き、ゴール地点のメイン会場に着いた。たくさんの人で賑わっていた。私も芝生に腰を下ろし、大画面テレビ中継を観たり、芸能人のトークショーを聞いたり、屋台で飲食したり、気ままなピクニック感覚でレースを楽しむことができた。

今回は急に思い立っての旅行だったので、出費も意外と多かった。来年はもう少し節約できるだろう。東京から宇都宮まで100キロ、往きは自転車で走ることになりそうだ。


観戦するなら上り坂がいいみたい
【総務部/ピンキー】



そしてフットボールは続く [2011.07.11]
夏の福島

うつくしい自然の中にある郡山市西部サッカー場

福島に行ってきた。
とはいってもボランティアではなく、ただサッカーを見るためだけ。なので現在の大変な状況を考えるとこんなところに書いてるのは非常識かもしれないが、更新の滞っている当コーナーを再起動させるにあたって、福島に触れないわけにはいかない。

育成年代のサッカーに関わっていたり、強い関心を持っていたりする人たちがどれほど、毎年Jヴィレッジを訪れることを楽しみにしていたことだろう。日本代表チームやJクラブのキャンプ地として、またナイキプレミアカップ、クラブユース選手権U-15とU-18といった大きな全国大会の会場としてもまた、Jヴィレッジは定着していた。わたしにとって応援するユースチームがこの大会に出場できないことは、夏休みを前にした小学生が「今年はどこにも行かないから家で勉強してなさい」と母ちゃんに言われるのに等しい、目の前が真っ暗になる絶望的なことですらあった。全国大会に出場することの価値はもちろん尊いが、Jヴィレッジのすばらしい環境に触れること自体が、かけがえのない楽しみだったのだ。

立派な建物に圧倒されながらエントランスをくぐれば、広いホールからは美しい芝生のピッチを見下ろせる。右手には西芳照シェフによる代表チームと同じビュッフェとライブクッキングが味わえるレストラン、左手にはサッカーファン心をくすぐるおみやげグッズの揃った売店。建物を通り抜けると、山も海も川もある自然の中に、手入れの行き届いた天然芝のピッチが何面も広がっている。ナショナルトレーニングセンターと呼ぶにふさわしい国内最高峰の設備だ。初めて訪れたときの感激は、他のサッカー施設とは比べものにならないくらい大きかった。

とりあえず自分としては機会さえあれば福島に行きたかったので、今年度から全国東西2リーグ化された高校年代のトップリーグの試合を郡山に見に行くことに対してはなんの抵抗もなかった。いつもの弾丸ツアーの中でやったことといえば、クラブのメインスポンサーであるゼビオの本社前で記念撮影をし、ご飯を食べ、サッカーの応援をし、近くの温泉に浸かり、おみやげ買って帰っただけ。それなのに対戦相手の関係者の方が「ダンマクを作って励まして下さったヴェルディサポの皆さん、福島に来て下さった事に感謝します」なんてツイートしてくださっているのを見つけてしまうと泣けてくる。今年も楽しかった福島。またサッカーで行きますから!(個人的には来週も会津若松に行くけど。)

【宣伝部/K】


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