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西域探検紀行選集

 19世紀の後半から20世紀の前半にかけて、謎に包まれていたアジアの内陸部は世界の探検家やジャーナリスト、学者の関心の的となった。本選集は、プルジェワルスキー、大谷探検隊など、中央アジア探検に貢献した代表的な人々の旅行記を厳選した決定版。

◆全6冊/各四六判/折り込み地図付き【解説=深田久弥】


黄河源流からロプ湖へ
プルジェワルスキー著 加藤九祚・中野好之訳 334+写真6頁

 1876年、シベリアから天山を経てロプ・ノールに入り、タリム川の水系、動物、地誌、民俗などを細かに観察した記録。ここで述べられたロプ・ノールの位置の変動に関する推論は、ヘディンとの名高い《ロプ・ノール論争》をひき起こして注目されたものである。


カラコラムを越えて
ヤングハズバンド著 石一郎訳 381+写真4頁

 19世紀末の中央アジアに最も広範囲な足跡を残したイギリスの探検家の全貌をあますところなく伝える。


中央アジア踏査記
スタイン著 沢崎順之助訳 320+写真10頁

 中央アジアの砂中に眠るオアシス都市の廃墟を発掘して厖大な遺物を収集し、シルクロードに花開いた文明の相を明らかにしたイギリスの探検家・考古学者の三次にわたる踏査行の記録。


シルクロード探検
大谷探検隊著 長沢和俊編 396+写真10頁

 明治期から大正にかけて三次にわたってシルクロードの地に繰り広げられた大谷探検隊の行動の記録と成果の全貌を平易に再編する。


蒙古と青海
コズロフ著 西義之訳 345+写真8頁

 ロシアの探検家が1908年から1910年までモンゴル、青海地方を踏査したときの記録。ことにゴビ砂漠を横断中発見した《死の都》ハラ・ホトに関する記述が興味深い。


西域への砂漠の道
ラティモア著 谷口陸男訳 497+写真8頁

 1926年に北京から北辺国境を越えて、ゴビ砂漠を横断、約半年を費してトルキスタンに至った冒険旅行のレポート。当時のモンゴル、西域の実態が知られるばかりでなく、波瀾とスリルにみちた冒険譚の面白さに溢れた本である。

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