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アルベルト・マングェル著/野中 邦子 訳
図書館 愛書家の楽園


税込価格 3570円 (本体価格3400円)
ISBN 978-4-560-02637-3

異色のメディシス賞作家による、書物礼賛
ジャンル 歴史(書物・文化史)
体裁 四六判 上製 340頁
刊行年月 2008-09
内容 古代アレクサンドリア図書館、ネモ船長の図書室、ヒトラーの蔵書、ボルヘスの自宅の書棚など、古今東西の実在あるいは架空の図書館を通して、書物と人の物語を縦横無尽に語る。

神話としての図書館
秩序としての図書館
空間としての図書館
権力としての図書館
影の図書館
形体としての図書館
偶然の図書館
仕事場としての書斎
心のあり方としての図書館
孤島の図書館
生き延びた本たち
忘れられた本たち
空想図書館
図書館のアイデンティティ
帰る場所としての図書館
(目次より)

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異色のメディシス賞作家による書物礼賛
libraryとは、図書館にかぎらず、書斎や書庫など、複数の本が集まった状態、または場所をさす。データをまとめたファイルや、資料室を意味する場合もある。鞄に入った数冊の本も、ロバの背に乗せて運ばれる巡回図書館も、すべてlibraryである。
なぜ人は書物という形の情報(データや記憶ともいいかえられる)を集め、図書館や書斎を形作るのだろう? 本書はこの問いに始まり、古今東西の実在・架空の図書館を通して、書物と人の物語を縦横無尽に語る。サミュエル・ピープスの書棚の工夫、キプリング、ボルヘス、セルバンテスらの書斎の本、ラブレーやボルヘスらが思い描いた想像の書物と想像の図書館、アントニオ・パニッツィの図書館改革、ナチスやソ連の強制収容所にあった図書室など、数々の興味深いエピソードとともに、あらゆる角度から図書館の歴史に光があてられていく。
著者は1948年ブエノスアイレス生まれ。学生時代、書店でアルバイトをしていたときにボルヘスの知己を得、視力の悪化した作家に本を朗読する仕事をした経験をもつ。
書物と人の過去・現在・未来を探る、異色のエッセイ。

プロフィール: アルベルト・マングェル Alberto Manguel
1948年、アルゼンチンのブエノスアイレスに生まれる。イスラエルのテルアビブで少年時代を過ごす。フランス、イギリス、イタリア、タヒチと放浪の生活を送ったあと、カナダのトロントに20年間住み、現在はフランス在住。著書に『世界文学にみる架空地名大事典』(ジアンニ・グアダルーピとの共著、高橋康也監訳、講談社)、14か国語に翻訳されて仏訳がメディシス賞を受賞した『読書の歴史──あるいは読者の歴史』(原田範行訳、柏書房)があり、最新作はThe City of Words(言葉の都市)。エッセイや戯曲、翻訳、ラジオドラマへの翻案なども手がけている。リエージュ大学(ベルギー)から名誉博士号を贈られ、フランスの芸術文化勲章オフィシエ受章者でもある。
●ウェブサイト:http://www.alberto.manguel.com/
プロフィール: 訳者:野中邦子(のなか くにこ)
1950年生まれ。多摩美術大学絵画科卒業。翻訳家。
主要訳書
プリンプトン『トルーマン・カポーティ』(新潮社)、ラーソン『悪魔と博覧会』(文藝春秋)、フレイザー『マリー・アントワネット』(早川書房)、ホープ『ロンドン 食の歴史物語』、ハストヴェット『フェルメールの受胎告知』(以上、白水社)
*データは刊行時のものです

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