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ローレンス・ライト著/平賀 秀明 訳
倒壊する巨塔(上)
アルカイダと「9・11」への道
| 税込価格 |
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2520円
(本体価格2400円)
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| ISBN |
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978-4-560-08019-1 |
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調査報道の頂点を示す傑作ノンフィクション |
| ジャンル |
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ノンフィクション・海外情勢 |
| 体裁 |
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四六判 上製 384頁 |
| 刊行年月 |
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2009-08 |
| 内容 |
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ビンラディン、ザワヒリ、FBI捜査官オニールの軌跡を丹念に追いかけて、等身大の姿を描く。徐々に惨劇に向かって収斂していく様には、まさに戦慄を覚える。ピュリツァー賞受賞、『ニューヨーク・タイムズ』年間最優秀図書。手嶋龍一氏推薦!
たった一つの出来事が現代史の風景を一変させてしまう。9.11事件こそ超大国アメリカをアフガン・イラク戦争に駆り立てた凶事だった。本書は重層的な視座から21世紀の悲劇の全貌を描いた意欲作だ。手嶋龍一[外交ジャーナリスト]
なにしろ若者にある選択肢はたったふたつ──より過激であるか、より過激でないかのどちらか──なのだ。極端な信奉には、どの思想にかんしてもそうだが、それなりのメリットがある。ウサマの場合もこれに当たり、神を過激に信じたおかげで、十代の性衝動からわが身を守れたことは明らかであろう。彼にはまた、砂漠のもつ精神性へのあこがれの気持ち、自分の卑小さを思い知らせ、逆に心を悩ます諸々のことからいっさい解放してくれる境地への憧憬があった。物心ついてからずっと、ウサマはまるで身についた悪癖のように、“禁欲”生活を“渇望”していた。砂漠や洞窟、そして戦争に行って、塹壕のなかで殉教者として死にたいという、いまだ口には出していない密かな願望。しかし、おかかえ運転手付の自家用メルセデスで王国中を思うまま移動しつつ、そうした思いをかかえつづけることは、なかなか容易なことではなかった。[本文より]

ピュリツァー賞受賞作品、手嶋龍一氏推薦! 本書は、2001年9月11日の「米同時多発テロ」に至るまでの道を、膨大な資料分析とインタビューを駆使して再構成し、この凄惨なテロ事件における「人間ドラマ」を描ききった、調査報道の頂点を示す傑作ノンフィクションだ。アルカイダのビンラディン、ザワヒリ、FBI捜査官オニールなど、「9・11」の登場人物たちの生い立ちから、教育、結婚、家庭、価値観、そして「神」にいかに向き合ったかまで、事件に至る経緯とその本質に迫っていく。 たとえばビンラディンは、サウジアラビアの土建を牛耳る一族の生まれだが、傍流のイエメン出身で、主流ではない宗派だった。しかも四番目の妻の子であり、留学せずに国内教育のみという、幾重にも外様の存在であった。反米に傾いたのも、聖地サウジにいつまでも外国軍が駐留しつづけていることに対する、生理的嫌悪感に基づいていた。 またザワヒリは、エジプト近代化におけるエリート層の鬼っ子であったが、政府の弾圧による投獄、拷問が彼の闇の気質を迷走させたという。かつて二人の側に立っていた人々が、ある時期を境に、彼らには「理屈が通じない」と言い出すところが不気味だ。 そして、FBIテロ対策捜査官オニールは、艶福家で、一時カトリックを捨てて原理主義に傾いたものの、またカトリックに回帰した経歴の持ち主だった。 こうした人間が「9・11」を起こし、そうした人間が彼らを追い、犠牲になったのだ……。 著者は、テロリストとの対決を描いた映画『マーシャル・ロー』の原案・共同脚本を手がけ、『ニューヨーカー』のスタッフ・ライターでもある。ピュリツァー賞受賞作品、『ニューヨーク・タイムズ』年間最優秀図書選定、手嶋龍一氏推薦!
ローレンス・ライト Lawrence Wright- 作家、映画脚本家、『ニューヨーカー』スタッフライター。1947年生まれ。
テュレン大学卒業後、カイロのアメリカン大学で2年間教鞭を執った。これまでに6冊の著作があり、本書でピュリツァー賞を受賞[2007]、『ニューヨーク・タイムズ』年間最優秀図書[2006年度]に選ばれた。また、エドワード・ズウィック監督の映画『マーシャル・ロー』[1988]の共同脚本を手がけた。
訳者:平賀秀明(ひらが ひであき)- 1956年生まれ。早稲田大学卒業。中国通信社、共同通信社勤務を経て翻訳家に。訳書にM・C・アロステギ『暗闇の戦士たち』、D・スタントン『巡洋艦インディアナポリス号の惨劇』(以上、朝日文庫)、B・ヘイグ『キング・メーカー』『反米同盟』『極秘制裁』、J・フィンダー『解雇通告』(以上、新潮文庫)、J・T・キャンベル『北朝鮮軍の賭け』(二見文庫)、『レイテ沖海戦 1944』(白水社)など多数。
*データは刊行時のものです
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