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細見 和之 著
「戦後」の思想
カントからハーバーマスへ
| 税込価格 |
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3150円
(本体価格3000円)
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| ISBN |
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978-4-560-08032-0 |
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戦争のない時代を求めて |
| ジャンル |
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哲学・思想 |
| 体裁 |
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四六判 上製 336頁 |
| 刊行年月 |
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2009-11 |
| 内容 |
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ヨーロッパを揺るがしたナポレオン戦争、普仏戦争、第一次・第二次世界大戦、そして現在、カントからハーバーマス、デリダにいたる思想家は戦後、いかに戦争について思考していったのか。
私たちは「戦後」というとすぐさま第二次世界大戦後のことを考えがちだが、十九世紀初頭のナポレオン戦争以来、[中略]人びとはそのつどまぎれもない「戦後」という時代を生きていたのであり、そのなかで優れた思想家はそれぞれの時代の「戦後思想」を紡ぎ出してきたのではなかったか。何よりも彼ら、彼女らは、戦争という圧倒的な現実にたいして、独自な「戦後思想」を打ち立てていったのではなかったか。(「はじめに」より)

生きのびるために 一八世紀末にドイツのカントが提唱した「永遠平和」の理念から二〇〇年以上が経つ。この理念は、第一次対仏大同盟戦争のバーゼル講和条約後に掲げられたカントの「戦後思想」と言える。 ドイツを中心とした近代・現代の社会思想を改めて「戦後思想」と捉えなおしてみると、それぞれの思想家の思考が現実に根ざした生々しい思想として浮かび上がってくる。 本書は、それぞれの戦争の時代を生きた思想家がその戦争という圧倒的な現実にたいしていかに思考をめぐらし、どのような戦後思想を紡ぎ出していったかを論じていく。扱う対象は、カントをはじめとして、ナポレオン戦争をめぐるフィヒテとヘーゲル、普仏戦争の時代に生きたマルクスとニーチェ、第一次世界大戦期のハイデガーとユダヤ系の思想家ローゼンツヴァイク、そして全世界で数千万人の人びとが命を落とした第二次世界大戦後のアドルノ、アーレント、ハーバーマスに及ぶ。 いまでもカントの理念が大きな影響力をもち、EU(ヨーロッパ連合)の取り組みなどを思想的に後押ししていることを考えるうえでも、本書は示唆に富む。
細見和之(ほそみ かずゆき)- 1962年兵庫県篠山市生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。博士(人間科学、大阪大学)。現在、大阪府立大学人間社会学部教授。ドイツ思想専攻、詩人。主な著書に『アドルノ――非同一性の哲学』(講談社)、『アイデンティティ/他者性』『言葉と記憶』『ベンヤミン「言語一般および人間の言語について」を読む』(以上、岩波書店)、『アドルノの場所』『ポップミュージックで社会科』(以上、みすず書房)など。主な訳書に、ベンヤミン『パサージュ論』全五巻(共訳、岩波現代文庫)、ヨーナス『生命の哲学』(共訳、法政大学出版局)、ローゼンツヴァイク『救済の星』(共訳、みすず書房)、など。また、詩集に『言葉の岸』(思潮社)、『ホッチキス』(書肆山田)など。
*データは刊行時のものです |
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