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河合 祥一郎 著/(株)万作の会、桂 真菜 協力
国盗人


税込価格 1995円 (本体価格1900円)
ISBN 978-4-560-08036-8

『リチャード三世』と狂言が出会った歴史劇
ジャンル 芸術/演劇・芸能
体裁 四六判 上製 174頁
刊行年月 2009-12
内容 「希望は戦争」とばかりに、国家をのっとる大悪党の物語――シェイクスピアの『リチャード三世』を、日本ならではの設定で描いた歴史劇。野村萬斎との共同作業を得て、待望の刊行! 解説対談(野村萬斎×河合祥一郎)収録。

「悪人を演じてみたいとの萬斎さんのご希望に応じて、悪党の代名詞のようなリチャード三世を和物に料理し直そうというところから新たな模索が始まった。……結果としてできあがった台本は、実質、萬斎さんとの共作であるという思いでいる。」(本書「後口上」より)

狂言化するシェイクスピア
 「希望は戦争」とばかりに国家をのっとる大悪党の物語―シェイクスピアの『リチャード三世』を、日本ならではの設定で描いた歴史劇。
 血ぬられた権力闘争のすえ勝利をつかんだ、白薔薇一族の三兄弟―一郎・善二郎・悪三郎。新王の一郎を中心に栄光の宴に酔いしれるなか、ひとり「心の闇」を煮えたぎらせる悪三郎。みにくい姿の自分にとっては、平和な世は災いでしかない。「もはや、悪党になるしかない」と心に決めた悪三郎は、王権簒奪の野心を抱く。奸計をめぐらすことに長けていた悪三郎は、女たちをも踏み台にしつつ、念願の王冠を手に入れるまでになるのだが、それはまた、復讐の連鎖という大きな呪いの成就でもあった……。
 2009年12月の公演にあわせ、『まちがいの狂言』に引きつづき、野村萬斎との共同作業を得て待望の刊行!

プロフィール: 河合祥一郎(かわい しょういちろう)
1960年生まれ。東京大学英文科卒。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程およびケンブリッジ大学修士課程(M. Phil. in Medieval and Renaissance Literature)を経て、両大学より博士号を取得。東京大学大学院総合文化研究科准教授。著書に『謎解き「ハムレット」』、『ハムレットは太っていた!』(サントリー学芸賞受賞)、『シェイクスピアは誘う』、『「ロミオとジュリエット」──恋におちる演劇術』、『シェイクスピアの男と女』、『謎ときシェイクスピア』など。訳書に、『ピーター・ブルック回想録』、スティーヴン・グリーンブラット『シェイクスピアの驚異の成功物語』、ピーター・アクロイド『シェイクスピア伝』(共訳)。シェイクスピア新訳や戯曲の作も手がける。
*データは刊行時のものです

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