内容説明
ポーランド語で祈りを唱える老婆の横で、男の子が盗んだジャックナイフを手にする。夢や幻想が、街で垣間見る人生の哀しさに染められる……。瑞々しく、懐かしい。夢見るような詩集。
君はただ どこかの 記憶を欠いた
目抜き通りを選んで 襟を立て
風に背を向ければよかった。
僕もあのとき 目を閉じて
くるくる舞う葉の渦に足を踏み入れたのだった。
(「風の街」より)
著者 | スチュアート・ダイベック 著 柴田 元幸 訳 |
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ジャンル |
一般書 > 海外文学 > 小説 |
出版年月日 | 2008/10/01 |
ISBN | 9784560092163 |
判型・ページ数 | 4-6・140ページ |
定価 | 2,090円(本体1,900円+税) |
在庫 | 品切れ・重版未定 |