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アーサー・ランサム著/神宮 輝夫 訳
アーサー・ランサムのロシア昔話(新装版)


税込価格 2625円 (本体価格2500円)
ISBN 978-4-560-09228-6

物語の魔力に満ちたランサム版ロシア昔話
ジャンル 文学/その他
体裁 A5判 上製 178頁
刊行年月 2009-04
内容 革命前のロシアで収集した昔話に、ランサムは独自の話術を通して新たな生命を与えた。素朴ながらも強い物語性を持つ珠玉の11編に、フェイス・ジャックスの美しい挿絵を添える。

本人の言葉をそのまま受け入れれば、アーサー・ランサムは八歳でものかきになった。ある日、弟妹たちと海に浮かぶ船の遊びをしているとき、彼は食卓の裏側にしたたか頭をぶつけてしまった。このできごとが、彼の才能を解きはなったというのである。その日の午後、彼は生まれてはじめて物語を書いた。(編者「まえがき」より)

[収録作品]
鳥とけものの戦争
白鳥の王女
オメリヤとカワカマス
高価な指輪
キツネ話
貧すれば貪するという話
小さな家畜
ジプシーと聖ジョージ
天国のかじや
兵隊と死神
二人の兄弟

語りの魔法
 アーサー・ランサムの才能は、彼自身の言葉を信じれば、八歳のとき、食卓の裏側に頭をぶつけることによって開花した。この人を食ったような話はそのまま〈語りへの愛〉とつながっていくようである。「鳥とけものの戦争」他この本に収められた10編の作品は、ロシア昔話の再話であるとともに、独自の文体を創造しようとしたランサム個人の作品でもあるといえるだろう。「この本のために選んだ作品は、ランサムの最高の出来のものばかりである」という編者ブローガンの言葉どおり、やがて「ツバメ号とアマゾン号」他11冊の夢のような物語に結実する才能が、ロシアの大地から生まれた素朴な昔話を、極上の短編小説ともいえる作品に仕立てあげている。

プロフィール: 訳者:神宮輝夫(じんぐう てるお)
1932年生まれ。1953年早稲田大学文学部英文科卒。児童文学専攻。青山学院大学名誉教授。
主要著書『児童文学の子ども』
主要訳書
『アーサー・ランサム全集』『アーサー・ランサム自伝』
*データは刊行時のものです

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