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連載・エッセイ

【12】クロアチア語のしくみ ―2009.10.09

語学書のことば

(…)さあ、これからクロアチアへの旅に出かけましょう。本邦初の特別企画、「クロアチアをクロアチア語でめぐる」ツアーです。ツアー参加者のみなさまには、この旅で、クロアチアのあれこれをめぐりながら、クロアチア語がどんな言葉なのかを体験していただきます。
(8頁より)


 オホン、みなさま。今回の黒田はいつもと違います。このたびBijela Voda社という旅行社に、臨時社員として雇われました。Bijelaはクロアチア語で「白い」、vodaは「水」という意味で、どこかで聞いたような名称ですね。それはさておき、クロアチア観光は最近ずいぶんポピュラーになりましたが、言語のほうはまだまだ。そこでそのテコ入れに、クロアチアが大好きで、しかもヒマそうな黒田に声がかかったのでした。
 ……えっ、わたしがクロアチアへ行けるんじゃないの? 『クロアチア語のしくみ』を紹介するように? なーんだ、それじゃいつもと代わり映えが……。いえいえ、喜んで紹介させていただきます。
 この本は、「言葉のしくみ」シリーズ史上初の観光地めぐり企画となっております。クロアチア各地を添乗員付きで見学しているうち、いつの間にかクロアチア語のしくみまでが分かってしまうという優れもの。クロアチア語はスラヴ系の言語、スラヴというとなんだか複雑そうだなあと敬遠するお客さまも多いのですが、ご心配なく、最後まで楽しく読めること保証つきです(誰が保証?)。
 当企画では、団体旅行の形式を取っておりまして、添乗員に加え、ザグレブ支局のニコラ君が、みなさまをクロアチア語の世界へご案内いたします。ツアー参加者には、「しくみ解明ハマりマダム」や「ぶつぶつワイン」など、語学書とは思えないキャラの濃い面々。みなさまを退屈させることは決してありません。これは前代未聞の語学書、いや、語学書のルネッサ~ンスなのです!
 おっと、少々興奮してしまいました。いつもと文体が違うようですが、この本は万事こんな調子です。このツアーに参加していただくためには、こんな感じにも慣れていただきたいと思います。
 またこのツアーでは、抜群のユーモアセンスが必要です。クロアチアに行きたいから、それじゃBijela Voda社をネットで検索してみるか、などとお考えのお客さまは少々心配。洒落が理解でき、想像力が豊かで、てんこ盛りのギャグに耐えられる方だけが、クロアチア語世界を楽しめるようになっております。

クロアチア語のしくみ
クロアチア語のしくみ

三谷惠子 著

 はじめての外国語なのにスラスラ読める! 文法用語や表に頼らない、とっても楽しい入門書です。名前しか知らなかった‘言葉’が、あなたのお気に入りになるかもしれません。

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