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雑誌ふらんす

雑誌『ふらんす』は、創刊83年。
フランス語とフランス文化の唯一の月刊誌。

フランス語を学習中の方も、
フランス映画に興味のあるかたも、
フランス料理が大好きなグルメな方も、
ヨーロッパの文化・思想に造詣を深めたい方も…。

毎月22日刊行、定価670円。


『ふらんす』8月号
●特集 「どうして、フランス語を学ぶのか?」

わたしたちがフランス語を学ぶ理由はなんだろうか? 「英語は世界の共通語」などと言われて久しいこの頃、多国籍の社員を抱えるフランス企業内でも社員の共通語は英語にしているところが多い。グローバル化の波が押し寄せ、世界のアメリカ一極化が加速する近年、日本の学生には「仕事で有利になる外国語」だけ勉強したいという声も上がっているという。こんな時代だからこそ、フランス語など英語以外の外国語を学ぶことの重要性を再確認したい。

「インタビュー 柴田光太郎さん〈言葉は最先端の文化〉」(聞き手:丸山有美)
「国際フォーラム〈多極的世界観の構築と外国語教育〉」大木充・西山教行
「読者に聞く〈続ければ続けるほど愛着〉〈ともに歩むフランス語〉」(読者寄稿)


語学記事
「仏検3級 ここがポイント!」北村卓
「マノンの練習帳 フランスの子どもはどうやってフランス語を身につける?
 杉村裕史
「フランス社会のことばづかい・半過去編」曽我祐典(新連載)
「聞き分けフランス語」(CD収録)小野潮
「ちょこっとjournal」長野督
「対訳で楽しむ『余所者』」野崎歓
「フランス語のインタビューを聞いてみよう!」(CD収録)
 明石伸子
「もう少し楽に読むために 文の構造からの再出発」朝比奈誼
「哲学書を読む〈ヴォルテール〉」水林章
「20 / 20 クイズ百点満点!」Maurice JACQUET・舟杉真一


文化記事
「今月のMOF」相原由美子(写真:武田正彦)
「フランスと私」高橋たか子(執筆者は毎号代わります)
「たかがベルギーされどベルギー」清水由美子
「フランスでtravail !」谷口貴子
「小さな世界にあふれるコトバ」児玉しおり
「書くことの始まり 喪失と回想」國枝孝弘
「知っておきたいフランスの画家」中山ゆかり→今月の作品
「ポラールあらかると」太田浩一
「映画に見るダンス史」芳野まい
「メニューを楽しむフランス語」大澤晴美
「パリ風俗事典」鹿島茂
「対訳シナリオ」中条志穂
「シャンソン12ヶ月」林田遼右
「Kristian au Japon」Kristian


その他
「アクチュアリテ」[政治]国末憲人
           [社会]中島さおり
           [美術]菅野麻美
           [映画]佐藤久理子
          [スポーツ]芦立一義→立読みコーナー
        [classement 3×3] 塩谷祐人
「書評」小畑精和・宮下志朗



【語学記事】

「仏検3級 ここがポイント!」北村卓 (5〜9月号予定)
仏検の春季試験が終わって1ヶ月。日頃の学習成果は存分に発揮できましたか? 今月は本年度春季の仏検3級問題から、聞き取り試験の問題を解説します。3級の「ポイント」をモノにしましょう。秋からは準2級対策講座がスタートします!

「マノンの練習帳 フランスの子どもはどうやってフランス語を身につける?
 杉村裕史(4〜9月号連載)

筆者の友人夫妻の娘、マノンちゃんはCE1(小学2年生)。彼女が母国語を学ぶ過程から垣間見えることは、外国語としてフランス語を学ぶわたしたちがハッとするヒントいっぱい。今月は「書き取り」(ディクテ)について。似たような音が多いフランス語。どうやって子ども達は正しい綴りをおぼえていくのでしょう。

「フランス社会のことばづかい・半過去編」曽我祐典(8〜11月)(新連載)
フランス社会でも相手との関係や場面に応じてことばづかいを変えています。たとえば、相手を不快にさせないように頼みごとをするときなどに活躍する動詞の半過去形、「語調緩和の半過去」がそれ。今回は、欲求・願望を表す動詞を中心に取り上げます。

「聞き分けフランス語」(CD収録)小野潮
トドロフの訳者としても有名な筆者が贈る「読み書きは好き、聞き取りは苦手」におさらばの新学習法。文法に着目してCDを繰り返し聞けば、似たような発音の区別もすいすい!

「ちょこっとjournal」長野督
毎日“ちょこっと”の日記やメモをすらすらとフランス語で書けたらかっこよくない? 実際にフランス人が書いた日記から、フランス語らしく“ちょこっと書き”する極意を伝授!

「対訳で楽しむ『余所者』」野崎歓(4〜9月連載)
名作の原書を訳、注解、コラムで少しずつ読む。数々の翻訳を手がける筆者が、『異邦人』でお馴染みのカミュの代表作を新訳『余所者』(よそもの)として『ふらんす』だけに発表!

「フランス語のインタビューを聞いてみよう!」(CD収録)明石伸子
自然な速さの生きたフランス語表現に触れよう。インタビュアーは2008年度NHKラジオ講座も担当。今月は、フランス×ベルギーのBD専門の出版社のコンサルタントとして、日本にBDの魅力を伝える仕事をしているチボー・デビエフさんの2回目です。

「もう少し楽に読むために 文の構造からの再出発」朝比奈誼
一見複雑に見えるフランス語の長文に慌てるなかれ。文型を知って、文法的に分解してみれば恐るるに足りず。これを読めば、プルーストの『失われた時を求めて』を気軽に楽しむも夢じゃない!

「哲学書を読む 〈ヴォルテール〉」水林章(7〜9月)
ヴォルテール編の第1回。名だたるフランスの哲学者たち。彼らは何を考え、数々の名言を残したのか。今月はヴォルテールが編纂した『哲学辞典』(1764年)から、項目「戦争」の一部を紹介。ヴォルテールの語り口の面白さ、そして冷静な哲学者の視線を解説します。

「20 / 20 クイズ百点満点!」Maurice JACQUET・舟杉真一
フランスのテストは20点満点! もの知り博士のM.SAITOUTと楽しく勉強しながらクイズ形式のテストに挑戦。満点(20 / 20)正解者には抽選でプレゼントがあたるチャンス!

【文化記事】

「今月のMOF」相原由美子(写真:武田正彦)
2008年度の表紙を飾るのは、Meilleur ouvrier de France(MOFフランス優秀職人)の資格を持つプロたち。今月はアイスクリーム芸術(L'art de crème glacée)の道一筋のグラシエ(アイスクリーム職人)、ジェラール・トランさん。アイスクリーム菓子作りから氷の彫刻までお手のもののトランさんに注目です。

「フランスと私」高橋たか子(執筆者は毎号代わります)
大好評の巻頭コーナーは、各分野で活躍中の執筆者がフランスについての思いを綴るエッセイ。今月は、小説家の高橋たか子さん。凛とした女性らしい文体が特徴の高橋さんが、フランスへの愛とちょっぴりおっちょこちょいな思い出を綴ってくださいました。

「たかがベルギーされどベルギー」清水由美子
フランス語圏シリーズ第6弾は、目から鱗のベルギー。あなたが知ってるベルギーは、EU本部、フランス語・オランダ語・ドイツ語圏、漫画、楽器、ビールにチョコレート…これだけ? 今月は、ブリュッセルではめずらしくない「ポリグロット」(多言語話者)の話題。自由自在に言葉のスイッチを入れ替える人びとが行き交う世界をのぞいて見ましょう。

「フランスでtravail !」谷口貴子
現在、パリの日本語新聞OVNI(オヴニー)http://www.ilyfunet.com/編集者として活躍する筆者。実は、現地の会社でOLでした。フランスで会社員をするって? 職場環境は? 転職事情は? 今月は、「働く妊婦ライフ」がテーマ。一児を育てながら保険会社で勤務していた筆者は入社3年目には二人目を妊娠。妊娠・出産・育児に安心して望める環境が揃ったフランスは理想的、と語ります。

「小さな世界にあふれるコトバ」児玉しおり
50年代のフランス児童文学「プチ・ニコラ」シリーズに描かれる世界と、現在の小学生の世界を“言葉”から比較。子ども達の限られた世界からフランス人とフランス社会を垣間見る。今月のテーマは、夏の最大のイヴェント「ヴァカンス」。1年のうち4ヶ月近くが長期休暇であるフランスの学校制度。子ども達の休暇をサポートする様々な制度を紹介します。

「書くことの始まり 喪失と回想」國枝孝弘
書くことは、記憶と強く結びついた行為。小説でも個人的な日記でも本質的な違いはない。今月のテーマは「1945年・苦悩・終わらない戦争」。戦争という異常な時代を生きた作家達がしぼりだした声を、マルグリット・デュラス『苦悩』や匿名著者による『ベルリン終戦日記 ある女性の記録』などの文献を引用しつつ多面的に分析、鋭く迫っていく。

「知っておきたいフランスの画家」中山ゆかり
フランス絵画と言えばモネやルノワールら印象派? ミレー? アングルにドラクロワ…? 日本人なじみが薄くとも、フランスでは17世紀以前の画家のことをどうかお忘れなく。今月は、兄弟(アントワーヌ、ルイ、マチュウ)の3人で活躍した16世紀の画家ル・ナン兄弟と、おそらくルイかアントワーヌを中心とした兄弟合作《農民の家族》を紹介。

「ポラールあらかると」太田浩一
ミステリー通の筆者が、毎月とっておきのポラール(フランスのミステリ小説)を紹介。今月は、ミシェル・ビュトールの『時間割』。霧に包まれた陰鬱な街ブレストンを舞台に、主人公は自分に向けられた敵意を解明しようとするうちに殺人未遂事件に巻き込まれ…。

「映画に見るダンス史」芳野まい
時代とともに移り変わってきた舞踏のありかたを、映画作品とあわせて紹介。今月は、19世紀末にパリの人々を魅了したダンス「ミュゼット・ワルツ」が重要な役割を果たす、ジャック・ベッケル監督の『肉体の冠』(1952)を紹介します。

「メニューを楽しむフランス語」大澤晴美
フランスの人気レストランから季節感あふれるメニューを紹介 ! 4つのポイント「主材料」「火入れの仕方」「ソース」「つけあわせ」から“気軽にフレンチ”の扉を開きます。今月は、中世の寺町ルーアンの、29歳の地元生まれのシェフが活躍するレストランGILL『ジル』を訪ねます。

「パリ風俗事典」鹿島茂
カフェ、キャバレー、ミュージックホール、劇場など19世紀のパリを彩った文化を網羅的に解説。ゾラ、バルザック、ユゴー、デュマ、スタンダールらの時代が生き生きと甦る。 モンマルトル編いよいよクライマックス !

「対訳シナリオ」中条志穂
近日公開のシネマ(映画)を日仏語のシナリオで紹介! 今月は、ジャン=ピエール・アメリス監督の『ベティの小さな秘密』betty-himitsu.com 。ゴダール監督の2番目の妻であり、かつて女優だった作家アンヌ・ヴィアゼムスキーの小説 Je m'appelle Elisabeth を映画化した作品です。筆者曰く「おとぎ話の世界を信じるベティの心の成長を鮮やかに描き出した少女映画の傑作」。

「シャンソン12ヶ月」林田遼右
筆者お気に入りの歌手達を、彼らにまつわるエピソードと代表曲で紹介する、古きよき時代へのオマージュ。今月は、イヴ・モンタンの『セーヌの花』。映画俳優としても活躍したモンタンは、エディット・ピアフにその才能を見出だされたのがそのスター人生の始まりでした。

「Kristian au Japon」Kristian http://kristian.cartoon.free.fr/
個展開催、アートワークプロデュースなど、世界を股にかけ活躍中のフランス人イラストレーターKristian。日本滞在中の思い出をフランスの漫画bande dessinee(BD)で描く。

雑誌ふらんす 8月号の表紙
表紙写真:武田正彦
BD:森デザイン室


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