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雑誌ふらんす

雑誌『ふらんす』は、創刊83年。
フランス語とフランス文化の唯一の月刊誌。

フランス語を学習中の方も、
フランス映画に興味のあるかたも、
フランス料理が大好きなグルメな方も、
ヨーロッパの文化・思想に造詣を深めたい方も…。

毎月22日刊行、定価670円。


『ふらんす』9月号
●特集 「ナンシー・ヒューストン」

カナダ生まれの女性作家ナンシー・ヒューストン。
カナダ総督大賞(1993年)、高校生のゴンクール賞(1996年)、Elle読者大賞(1999年)、フェミナ賞(2006年)など数々の賞に輝いてきたナンシーは、小説のみならず、評論、エッセイでもその希有な才能を発揮している。今秋来日も決定、3冊目の邦訳の刊行も予定されている彼女に、今後日本でも注目が集まりそうだ。

「ナンシー・ヒューストンとは何者か」堀茂樹
「美しく悲しい多声音楽」國分俊宏
「訳者コラム〈運命の人〉に寄り添って」横川晶子


語学記事
「仏検3級 ここがポイント!」北村卓
「マノンの練習帳 フランスの子どもはどうやってフランス語を身につける?
 杉村裕史
「フランス社会のことばづかい・半過去編」曽我祐典
「聞き分けフランス語」(CD収録)小野潮
「ちょこっとjournal」長野督
「対訳で楽しむ『余所者』」野崎歓
「フランス語のインタビューを聞いてみよう!」(CD収録)
 明石伸子
「もう少し楽に読むために 文の構造からの再出発」朝比奈誼
「哲学書を読む〈ヴォルテール〉」水林章
「20 / 20 クイズ百点満点!」Maurice JACQUET・舟杉真一


文化記事
「今月のMOF」相原由美子(写真:武田正彦)
「フランスと私」浪越和民(執筆者は毎号代わります)
「たかがベルギーされどベルギー」清水由美子
「フランスでtravail !」谷口貴子
「小さな世界にあふれるコトバ」児玉しおり
「書くことの始まり 喪失と回想」國枝孝弘
「知っておきたいフランスの画家」中山ゆかり→今月の作品
「ポラールあらかると」太田浩一
「映画に見るダンス史」芳野まい
「メニューを楽しむフランス語」大澤晴美
「パリ風俗事典」鹿島茂
「対訳シナリオ」中条志穂
「シャンソン12ヶ月」林田遼右
「Kristian au Japon」Kristian


その他
「アクチュアリテ」[政治]国末憲人→立読みコーナー
           [社会]中島さおり
           [美術]菅野麻美
           [映画]佐藤久理子
          [スポーツ]芦立一義
        [classement 3×3] 塩谷祐人
「書評」水野尚・笠間直穂子



【語学記事】

「仏検3級 ここがポイント!」北村卓 (5〜9月号予定)
先月に引き続き今月も、本年度春季の仏検3級問題を振り返ります。筆記試験を全面的に見直して、3級の「ポイント」をモノにしましょう。次号からは準2級対策講座がスタートします!

「マノンの練習帳 フランスの子どもはどうやってフランス語を身につける?
 杉村裕史(4〜9月号連載)

筆者の友人夫妻の娘、マノンちゃんはCE1(小学2年生)。彼女が母国語を学ぶ過程から垣間見えることは、外国語としてフランス語を学ぶわたしたちがハッとするヒントいっぱい。最終回の今月は、「暗唱」(récitation)について。似たような音が多いフランス語。どうやって子ども達は正しい綴りをおぼえていくのでしょう。

「フランス社会のことばづかい・半過去編」曽我祐典(8〜11月)
フランス社会でも相手との関係や場面に応じてことばづかいを変えています。たとえば、相手を不快にさせないように頼みごとをするときなどに活躍する動詞の半過去形、「語調緩和の半過去」がそれ。今回は、欲求・願望を表す動詞を中心に取り上げます。

「聞き分けフランス語」(CD収録)小野潮
トドロフの訳者としても有名な筆者が贈る「読み書きは好き、聞き取りは苦手」におさらばの新学習法。文法に着目してCDを繰り返し聞けば、似たような発音の区別もすいすい!

「ちょこっとjournal」長野督
毎日“ちょこっと”の日記やメモをすらすらとフランス語で書けたらかっこよくない? 実際にフランス人が書いた日記から、フランス語らしく“ちょこっと書き”する極意を伝授!

「対訳で楽しむ『余所者』」野崎歓(4〜9月連載)
名作の原書を訳、注解、コラムで少しずつ読む。数々の翻訳を手がける筆者が、『異邦人』でお馴染みのカミュの代表作を新訳『余所者』(よそもの)として『ふらんす』だけに発表! 最終回もお見逃しなく!

「フランス語のインタビューを聞いてみよう!」(CD収録)明石伸子
自然な速さの生きたフランス語表現に触れよう。インタビュアーは2008年度NHKラジオ講座も担当。今月は、フランス×ベルギーのBD専門の出版社のコンサルタントをしているチボー・デビエフさんの3回目。日仏修好150年を記念した漫画のイベントを紹介して下さいます。

「もう少し楽に読むために 文の構造からの再出発」朝比奈誼
一見複雑に見えるフランス語の長文に慌てるなかれ。文型を知って、文法的に分解してみれば恐るるに足りず。これを読めば、プルーストの『失われた時を求めて』を気軽に楽しむも夢じゃない!

「哲学書を読む 〈ヴォルテール〉」水林章(7〜9月)
ヴォルテール編の第1回。名だたるフランスの哲学者たち。彼らは何を考え、数々の名言を残したのか。最終回の今月はヴォルテールの『自然児』(1767年)をご紹介。小説でありながらそこにヴォルテールの哲学の実践を見て取ることができます。

「20 / 20 クイズ百点満点!」Maurice JACQUET・舟杉真一
フランスのテストは20点満点! もの知り博士のM.SAITOUTと楽しく勉強しながらクイズ形式のテストに挑戦。満点(20 / 20)正解者には抽選でプレゼントがあたるチャンス!

【文化記事】

「今月のMOF」相原由美子(写真:武田正彦)
2008年度の表紙を飾るのは、Meilleur ouvrier de France(MOFフランス優秀職人)の資格を持つプロたち。今月はコルセットや舞台衣装を作る職人、コルセティエ(corsetier)のフランソワ・タマランさん。優雅で繊細なタマラン・スタイルのコルセットは愛好家垂涎のアイテムだそう!

「フランスと私」浪越和民(執筆者は毎号代わります)
大好評の巻頭コーナーは、各分野で活躍中の執筆者がフランスについての思いを綴るエッセイ。今月は、日本指圧専門学校の理事長、浪越和民さん。「指圧の心は母心。押せば生命(いのち)の泉湧く」の名言と「わーはっはっはっは」の高笑いでおなじみの、お父様、故・浪越徳治郎さんが世界中で広めてきた指圧は、フランスでもSHIATSUとして大注目!

「たかがベルギーされどベルギー」清水由美子
フランス語圏シリーズ第6弾は、目から鱗のベルギー。あなたが知ってるベルギーは、EU本部、フランス語・オランダ語・ドイツ語圏、漫画、楽器、ビールにチョコレート…これだけ? 今月は、首都ブリュッセルを代表する名所にして“歴史の劇場”、グラン・プラスを紹介します。

「フランスでtravail !」谷口貴子
現在、パリの日本語新聞OVNI(オヴニー)http://www.ilyfunet.com/編集者として活躍する筆者。実は、現地の会社でOLでした。フランスで会社員をするって? 職場環境は? 転職事情は? 今月は、お給料を貰いながら学生として勉強できるフランスの“おいしい転職”のシステム、Le congé individuel de formation (CIF / 個別研休暇)にまつわるエピソードです。

「小さな世界にあふれるコトバ」児玉しおり
50年代のフランス児童文学「プチ・ニコラ」シリーズに描かれる世界と、現在の小学生の世界を“言葉”から比較。子ども達の限られた世界からフランス人とフランス社会を垣間見る。今月のテーマは、「おやつ」。フランス人は大人も子どももおやつの時間が大好き!

「書くことの始まり 喪失と回想」國枝孝弘
書くことは、記憶と強く結びついた行為。小説でも個人的な日記でも本質的な違いはない。今月のテーマは「強制収容所・表現の極致・歴史の拒絶」。想像を絶する収容所体験。そうでありながら表現を求めてしまうことの苦悩を、ロベ―ル・アンテルム『人類』やケルテース・イムレ『運命ではなく』などの文献を引用しつつ多面的に分析、鋭く迫っていく。

「知っておきたいフランスの画家」中山ゆかり
フランス絵画と言えばモネやルノワールら印象派? ミレー? アングルにドラクロワ…? 日本人なじみが薄くとも、フランスでは17世紀以前の画家のことをどうかお忘れなく。今月は、17世紀のフランス美術興隆の立役者となったシモン・ヴーエと代表作《賢明の寓意》を取り上げます。

「ポラールあらかると」太田浩一
ミステリー通の筆者が、毎月とっておきのポラール(フランスのミステリ小説)を紹介。今月ご紹介するのは、『マドモアゼル・ムーシュの殺人』。ムーシュ(蠅)と呼ばれる娘が鍵となる、緊迫感あふれる物語は、ポラール界の大御所アラン・ドムーゾンの作品です。

「映画に見るダンス史」芳野まい
時代とともに移り変わってきた舞踏のありかたを、映画作品とあわせて紹介。今月は、20世紀を代表するダンス・カップルの活躍を描いた『カッスル夫妻』(1939年)を紹介します。

「メニューを楽しむフランス語」大澤晴美
フランスの人気レストランから季節感あふれるメニューを紹介 ! 4つのポイント「主材料」「火入れの仕方」「ソース」「つけあわせ」から“気軽にフレンチ”の扉を開きます。今月は、“ソース名人”と呼ばれるシェフが切り盛りする、パリ1区で30年続く名店『ジェラール・ベッソン』を訪ねます。

「パリ風俗事典」鹿島茂
カフェ、キャバレー、ミュージックホール、劇場など19世紀のパリを彩った文化を網羅的に解説。ゾラ、バルザック、ユゴー、デュマ、スタンダールらの時代が生き生きと甦る。 モンマルトル編いよいよクライマックス !

「対訳シナリオ」中条志穂
近日公開のシネマ(映画)を日仏語のシナリオで紹介! 今月は、ジャン・ベッケル監督の『画家と庭師とカンパーニュ』。『クリクリのいた夏』や『ピエロの赤い鼻』で注目を集める監督の新作は、男同士の友情を描いた感動の物語。

「シャンソン12ヶ月」林田遼右
筆者お気に入りの歌手達を、彼らにまつわるエピソードと代表曲で紹介する、古きよき時代へのオマージュ。今月は、フレエルの『モンマルトルの挽歌』。鳴かず飛ばず若い時代を経てミュージック・ホールのスターとなったフレエルの一曲は、女優として出演したジュリアン・デュヴィヴィエ監督の『望郷』の中で歌われます…。

「Kristian au Japon」Kristian http://kristian.cartoon.free.fr/
個展開催、アートワークプロデュースなど、世界を股にかけ活躍中のフランス人イラストレーターKristian。日本滞在中の思い出をフランスの漫画bande dessinee(BD)で描く。

雑誌ふらんす 9月号の表紙
表紙写真:武田正彦
BD:森デザイン室


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