司修さんの個展が、今月8日(月)より表参道のギャラリー始弘画廊にて始まります。
「司修・二つの展覧会」
1 .南仏取材ノート『戦争と美術と人間 末松正樹の二つのフランス』
2.「もの」としての美 ― 閉じ込められた本
■期間:2010年3月8日(月)~20日(土) 11~19時
■場所:表参道、始弘画廊 港区南青山5-7-23(電話03-3400-0875)

[2010.3.16追記]表参道駅の出入り口はこちらの地図をご参照ください
東京メトロ・表参道駅 出入口案内図
また、個展会場のすぐ目と鼻の先、表参道の青山ブックセンター本店にて、司修さんと音楽・文芸評論家の小沼純一さんのトークショーが行われます。
『戦争と美術と人間 末松正樹の二つのフランス』(白水社)刊行記念
司修 小沼純一 対談 「つかさおさむの絵日記」
■2010年3月16日(火)19:00~21:00(開場18:45~)
■会場:青山ブックセンター本店内・A空間
■定員:40名様
■入場料:税込500円
くわしい参加方法は青山ブックセンターHPへ
【イベント内容】
『戦争と美術と人間』(司修著)は、第二次大戦中、フランスのペルピニャンで幽閉され、その経験により抽象絵画へとたどりついた画家、末松正樹の稀有な人生をとおして、まさに「戦争」と「美術」と「人間」について見つめ直した問題作。著者は執筆のためフランス取材を重ね、その過程で『プロヴァンス水彩紀行』や、末松を間接的なモデルとした小説『ブロンズの地中海』(毎日芸術賞)なども生まれました。また、画家・版画家・絵本作家としての作品も、その過程から多く生み出されています。本イベントは、対談のお相手に音楽・文芸評論家の小沼純一氏をお迎えし、そうした作品のいくつかや、多数の水彩画が描きこまれた取材ノートを紹介しながらの、絵と旅と文学をめぐるトークです。
【プロフィール】
司修(つかさ・おさむ)
1936年、群馬県生まれ。画家・版画家・装丁家・作家。
油彩・石版・エッチング・コラージュなど多彩で自由な技法を用いた幻想的な画風で広く知られ、中上健次・大江健三郎・宮澤賢治作品の装画・装丁を数多く手がけるなど、文学との関わりの深い美術家。近年は、小説・エッセイなどの作家活動も精力的に行い、その活躍にも注目が集まっている。「司修の世界」展(1986年、池田20世紀美術館)など個展多数。1976年『金子光晴全集』の装丁で講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。1978年『はなのゆびわ』で小学館絵画賞受賞。小説では、1993年「犬」(『影について』に収録)で川端康成文学賞、2007年『ブロンズの地中海』(集英社)で毎日芸術賞を受賞。
小沼純一(こぬま・じゅんいち)
1959年、東京生まれ。音楽評論家・文芸評論家・詩人。早稲田大学文学学術院教授。
音・音楽に軸足をおきつつ、文学・映画・美術・ダンス等芸術全般にわたる横断的な批評活動を展開。著書に『ピアソラ』(河出書房新社)『パリのプーランク』(春秋社)『バッハ「ゴルトベルク変奏曲」 世界・音楽・メディア』(みすず書房)『魅せられた身体 旅する音楽家コリン・マクフィーとその時代』(青土社)など多数。
好評発売中『戦争と美術と人間 末松正樹の二つのフランス』