お知らせ(お知らせ)

1~10件 (全248件)

 ヨン・フォッセのノーベル文学賞受賞記念講演を公開 - 2024.02.07

ヨン・フォッセのノーベル文学賞受賞記念講演を全文無料公開いたしました。
下記リンクよりご覧ください。

>webふらんす/ヨン・フォッセ ノーベル文学賞受賞記念講演「沈黙の言語」

関連書籍はこちら

 第68回岸田國士戯曲賞最終候補作品決定 - 2024.01.30

下記リンクよりご覧ください。

>第68回最終候補作品決定

 おまもり付き 白水社の語学書福袋2024 - 2024.01.14

年に一度の謝恩企画、「語学書福袋」を今年も販売します!
メインの1冊以外は何が入っているかわからない「語学書福袋」を、数量・期間限定の謝恩価格で販売します。
今年は3コースのお値段でご用意しました。

どの語学書が入っているかわからないと不安…という方、どうぞご安心を。
ヒントとして、その言語の音声をお聞きいただけます。

おまけに、一年間の学習の励みになるフレーズを記したおまもりステッカー付。いろいろな言語で、その言語ならではのフレーズが書いてあります。どれが届くかはお楽しみ。

2024年、年始の運試しに、運命の語学に出会うきっかけに、ぜひどうぞ!

【ご購入のご案内】
■ご注文方法:本ウェブページからのオンライン注文のみとさせていただきます。
下記の各セット詳細ページからお申込みください。
■送料が500円かかります。一回のお申込みにつき、お申込みセット数にかかわらず、一律500円です。ノベルティはお申込みセット数分お付けいたします。
※お支払方法はクレジットカード決済(VISA、Master、AMEX)のみとさせていただきます。
※日本国外への発送はできません。
■各セット限定20セット
■ご注文受付期間:2024年1月28日(日)まで
■発送:1月末日にヤマト運輸宅急便で一斉発送いたします。


バイリンガルコースA 定価5,500円(税込)

『ニューエクスプレスプラス ラテン語』のほか、「言葉のしくみ」シリーズから1冊、読み物1冊が含まれる福袋です。
>>ヒントの音声とご購入はこちらのページからどうぞ

バイリンガルコースB 定価5,500円(税込)

『ニューエクスプレスプラス アラビア語』のほか、「言葉のしくみ」シリーズから1冊、読み物1冊が含まれる福袋です。
>>ヒントの音声とご購入はこちらのページからどうぞ

トリリンガルコース 定価7,700円(税込)

『ニューエクスプレスプラス リトアニア語』のほか、語学書2冊、読み物1冊が含まれる福袋です。
>>ヒントの音声とご購入はこちらのページからどうぞ

ポリグロットコース 定価11,000円(税込)

『ラテン語とギリシア語を同時に学ぶ』のほか、ニューエクスプレスプラスシリーズから2冊、語学書1冊が含まれる福袋です。
>>ヒントの音声とご購入はこちらのページからどうぞ

 『白水社の本棚』2024年冬号 - 2024.01.10

PR誌『白水社の本棚』2024年冬号のPDF版を掲載しました。
閲覧と紙版のお申し込みは下記よりどうぞ。



>PR誌『白水社の本棚』

 2023年・売上トップ10 - 2023.12.31


2023年 売上トップ10
※2022年10月以降の新刊を対象としています。

順位 書名
第1位 中世への旅 騎士と城[白水Uブックス]
ハインリヒ・プレティヒャ 著
平尾浩三 訳

城での生活、日々の仕事や娯楽など、騎士文化最盛期のヨーロッパの騎士たちの日常生活。書泉グランデさんの熱意に応え復刊、異例の大増刷が話題に。
第2位 中世への旅 都市と庶民[白水Uブックス]
ハインリヒ・プレティヒャ 著
関楠生 訳

『騎士と城』の大ヒットを受けて緊急Uブックス化。時代の担い手が騎士から市民へと交代した中世後期、都市に住むさまざまな職業の人々とその暮らしを描く。
第3位 中世への旅 農民戦争と傭兵[白水Uブックス]
ハインリヒ・プレティヒャ 著
関楠生 訳

こちらも緊急出版。中世から近代への大転換期、没落した騎士に代わり傭兵が活躍。ヴァレンシュタインら著名な傭兵隊長や農民戦争、三十年戦争を描く。
第4位 まいにちふれるフランス語手帳2023(リンクは2024年度版)
トリコロル・パリ 監修
ふらんす編集部 編

フランスにまつわるエッセイや単語集など満載で、学習にも最適。大好評を受けて、2024年版ではドイツ語、スペイン語、中国語も新たに仲間入り!
第5位 話の終わり[白水Uブックス]
リディア・デイヴィス 著
岸本佐知子 訳

「アメリカ文学の静かな巨人」デイヴィスの代表作にして無二の長編。かつての恋愛の記憶を綴る〈私〉の思考を硬質な筆致で描き出す。
第6位 経済学の壁 教科書の「前提」を問う
前田裕之 著

新古典派からマルクス経済学、行動経済学から神経経済学まで、「学派」の壁を超えたはじめての経済学入門! 新たな地図で経済学の海へ。
第7位 しくみが身につく手話1 入門編
前川和美、下谷奈津子、平英司 著

ろう者が日常で使う手話の入門書。付属DVDで動画を見ながら、「目でみることば」のしくみを身につけて、自分のことを手話で表してみましょう。
第8位 市民的抵抗 非暴力が社会を変える
エリカ・チェノウェス 著
小林綾子 訳

「ある国の人口の3.5%が非暴力で立ち上がれば、社会は変わる」。世界中で話題をさらったハーバード大教授による現代革命論。斎藤幸平さん推薦!
第9位 インド外交の流儀 先行き不透明な世界に向けた戦略
S・ジャイシャンカル 著
笠井亮平 訳

インド外交の役割から今後の展開に至るまで、現役の外相がその「手の内」を明かし、米中日を中心に変貌著しい国際関係の見取図を示す。
第10位 しくみが身につく手話2 初級編
前川和美、下谷奈津子、平英司 著

手話の入門を終えた人のための学習書。基本をおさらいし、手話ならではのCL 表現などを、詳しい解説と練習問題で身につけます。DVD付。


今年は特別企画として、白水社の社員が今年どんな本を読んだかご紹介いたします。
勝手に選んで、おまけも勝手につけたりつけなかったり。おひまなときにご笑覧ください。(回答到着次第、随時更新します。)

白水社社員の選ぶ「2023年わたしの3冊」(&おまけ)

◎語学書編集部・NK選
『沖縄怪異譚大全 いにしえからの都市伝説』小原猛、ボーダーインク
今帰仁にあるヤガンナ島には「セーナ」と呼ばれるマジムン=魔物がいるそうな。墓場として使われていたこの島に立ち入る者があると、男のセーマなら性器を、女のセーマなら膝まで垂れる乳房を、相手の口に突っ込んで窒息死させる。その手口が常軌を逸したところがなんとも恐ろしく思われます。けれど本当に恐ろしいのはセーマかどうか、わたしにはわかりません。戦後、島には米兵がやってきて墓の口を開き、骨壺を盗掘し、サバイバルゲームの舞台として使い、あたりにはBB弾がただ散らばっているようです。セーマはどこに行ったのでしょうか。
同じ著者と太田基之さんの漫画による『琉球怪談デラックス』もあわせてぜひ。

『海がきこえるⅡ アイがあるから』氷室冴子、徳間書店
昨年の『海がきこえる』に続き、続編のこちらも期待通り新装版に。この2冊を最初に読んだのは小学校5年生くらい。自分にとって、はじめての「子ども向けでない本」という思い入れがあります。高校生は修学旅行でハワイに行くのか!と度肝を抜かれました。
昨年から氷室冴子さんのエッセイ復刊が続きましたね。うれしい限りです。『ターン 三番目に好き』は時代を感じる設定のせいか世間の評価は低いようですが、自分としてはいまに共通する男女の価値観や心理描写にはっとさせられ、好きな作品です。復刊なりませんかね…?

『解体屋(こわしや)ゲン』原作:星野茂樹/作画:石井さだよし、電書バト
主人公は世界的な爆破解体技術をもつゲンさんこと朝倉厳。建設業の下請け業者として、さまざまな仕事に関わっていきます。苦しい経営のなかでも工夫と挑戦を忘れず、仲間と励まし合う登場人物たちに、こちらも仕事への意欲がメラメラとおこってくるお仕事マンガです。また、ゼネコンの談合、外国人労働者、環境問題といった建築関係以外にも、選挙やアルコール依存症、育休など、社会に暮らす誰しもに関わるテーマが描かれる社会派マンガとも。新社会人にぜひ読んでもらいたいです。

(2023年のベストアルバム3)
1 『Parade』思い出野郎Aチーム
もはや我が家の愛唱歌といっていいほど家族みんなで聞き倒した一枚。今作はミドルテンポが気持ちよく、踊りたくなるのは相変わらずですが、歌詞も抜群。切実で、だけどポジティブなメッセージソングにとにかく励まされます。2024年も「何もかも違う誰かと生きて」いくことを目指したいと思います。

2 『Happy』Marius Neset Quintet
ノルウェーのジャズサックス奏者、マリウス・ネセットの新譜。2017年の『Circle Of Chimes』以降、追いかけています。これまでオーケストラなど大編成をバックにしてきましたが、今回はクインテット!演奏技術ももちろんですが、やっぱり曲がすごくて、どこに連れていかれるのかまったくわからないドライブ感が最高です。

3 『098RADIO vol.1 Hosted by Awich』
Awichと沖縄出身のラッパーたちによるコンピ盤で、沖縄色が濃厚に感じられて今年のヘビーローテーションになりました。カジマヤーのお祝いを思わせる「Longiness」のMVは何度見ても飽きません。名店「赤とんぼ」の前で歌うCHICO CARLITOもすてき。フィジカルリリースがないのが残念。

◎営業・宣伝部・KK選
3冊だけというのは難しいので、自分の好きな分野から1冊ずつ選んでみました。
・カレーの本
『厨房で見る夢 在日ネパール人コックと家族の悲哀と希望』
ビゼイ・ゲワリ著/田中雅子監訳・編著(上智大学出版/ぎょうせい)
簡単に外国旅行に行けるような身分ではないので、日本に移住して飲食業に従事している方々へは敬意を抱いているつもりではあったが、この本のネパール人のみなさんの場合、内戦と貧困で国外で働かざるを得ず、しかも120万円という多額の手数料を借金して来日し、孤独と過重労働に耐え、自国にはないタンドール釜で火傷を負い、メンタルを壊したりしていて、もはや一皿のダルバートの尊さがとてつもないものに感じられる。
・サッカーの本
『高校サッカー 新時代を戦う監督たち』
土屋雅史著(東洋館出版社)
2種年代を見るポイントのひとつが指導者であることは間違いない。登場する6人の監督たちのキャリアは誰ひとり同じではないが、サッカーを究めようとする姿勢は共通している。このような人選と濃密なインタビューを可能にしたのは著者が本物だからだ。自分が2種観戦にはまっていたころ、本当によく現場でお見かけした。これからもサッカーのさまざまな側面を紹介してくれるのをたのしみにしている。
・ヒップホップの本
『カッコの多い手紙』
スリーク、イ・ラン著/吉良佳奈江訳(書肆侃侃房)
昨夏パク・ソルメさんにお会いしたときに韓国ヒップホップが好きだと口を滑らせたら「E SENSEの新しいアルバムが出ましたよ」と即座に返してくれたのは予想外で嬉しかったが、日本でSLEEQの本が出るなんていうのは予想をはるか斜め上方向に超えた出来事だ。とはいえこの本はヒップホップではなく猫とフェミニズムの本なのがよいところ。

◎営業・宣伝部・NY選
『おとうさん、いっしょに遊ぼ』(じゃんぽ~る西 祥伝社)
フランス人の妻と息子2人と暮らす漫画家・じゃんぽ~る西さんが描く日常コミックエッセイです。最高でした。私自身も幼子を育児中ということもあり、重なるエピソードも多く、胸にくるものがあります。
じゃんぽ~る西さんの本はほぼ読んできましたがどれも本当に好きで繰り返し読んでいます。弊社からも『フランス語っぽい日々』刊行中です。これも最高です。未読の方はぜひ!

『ドサ健ばくち地獄』(阿佐田哲也 角川文庫)
刊行から長い年月を経て、今なお読まれ続けているピカレスクロマンの傑作「麻雀放浪記」に登場する人気登場人物「ドサ健」を主人公に据えた悪漢小説です。昭和32年から33年にかけての物語であり、基本博打うちたちがギャンブルで身を滅ぼしていく内容です。
物語内で扱われる博打種目も麻雀、チンチロリン、手ホンビキなど多彩でおもしろいです。
阿佐田哲也の小説は大好きでほぼ読んできたつもりなのですが、なぜかこの小説は見落としていたため2023年に初めて読み、改めて阿佐田哲也最高だなとなりました。本名である色川武大名義の小説もおもしろいです。おすすめです。

『作家ってどうよ?』(鈴木光司・他 角川文庫)
鈴木光司、姫野カオルコ、花村萬月、馳星周。4人の人気作家が作家を志した理由や執筆方法などについて語るエッセイ集です。
姫野カオルコさんが作家はみなさんが思っているよりも地味な生活をしているとお話したかと思えば、馳星周さんはヒット作がでるたびに香港で金を買うという派手なエピソードを披露するなど、ひと口に作家といっても(当然ですが)生活が違いおもしろいなと思いました。
また、姫野カオルコさんはスウェーデンがお好きということで、スウェーデン語についても少し触れられております。電車で読んでいて思わず笑ってしまうエピソードでしたが、スウェーデン語学習者の方には共感できる内容(?)なのかもしれません。

◎営業・宣伝部・IT選
『ブルースと話し込む』ポール・オリヴァー著、日暮泰文訳、土曜社
ブルースという音楽は、十九世紀末から二十世紀頭の米南部に住むアフリカ系アメリカ人たち、奴隷から解放され市民として認められながらも差別され、過酷な労働と生活を強いられた人々の間で生まれた。仕事で疲れ果てた夕暮れ、家で、あるいは路上や農場のかたわらで、ふと言いようのない感情にとらわれて、彼らはギターを手に、歌をうたった。
本書はそんな有名無名のブルース・シンガーたちのインタビュー集で、彼らがどのように暮らし、働き、ブルースを歌ったかが綴られている。素朴に、自然に、会話の途中でもお構いなしに彼らは歌い出す。ブルースは音楽であると同時に、彼らの感情であり、彼らの境遇であり、彼ら自身を表現する言葉でもあった。
ウィリー・トーマスの語る次の言葉がなんだか印象深い。「おれらの音楽は神さまが心の中に植え付けてくれたものでさ」。

『ピカソになりきった男』ギイ・リブ著、鳥取絹子訳、キノブックス
2006年、ひとりの男が逮捕された。名前はギイ・リブ。贋作絵師だった。ピカソ、シャガール、マティス、モディリアーニ……、彼の描いた贋作は、いまだ偉大な画家たちのオリジナルとして証明書が与えられカタログの中に紛れ込んでいる。「ピカソが生きていたら、彼を雇ったであろう」、裁判のなかでひとりの美術評論家はそう証言した。
画家たちの人生をたどり、その技術を追い求め、画布の前では彼らになりきり、多くの鑑定家や画家の家族たちの目を騙し(ピカソの娘は父がこの絵を描いているのを見たとまで語った)、コレクターたちに感動を与えた奇妙な画家ギイ・リブの、波乱盤上の人生とともにアートマーケットの裏側に迫る自伝。

『内なる辺境、都市への回廊』安部公房著、中央公論社
安部公房は小説のイメージが強いが随筆も面白い。定住することなくさすらい、節操もなく何でも食べ、言うなれば類人猿界のアウトサイダーであるアウストラロピテクスたちがなぜ生き残り、現在の人類にまで変容したのか。国境によって区切られ、どこもかしこも〈誰かの〉土地であるこの社会で生きることは本当に自然のことなのか。軍服にまで反映される過剰なまでに牧歌的、民主的なアメリカというイメージ。迫害されつづけるユダヤ人たちの行きつく〈都会〉という辺境。当たり前のことにつまずき疑問を投げかけ、不意に景色が反転していく安部公房文学の川上を覗かせる一冊。

◎製作部・NA選
映画を追え ―フィルムコレクター歴訪の旅
山根貞男 著/草思社
戦前の日本映画は可燃性フィルムに起因する火災や戦争などにより、多数の作品が失われた。そうした「失われた映画たち」を調査・収集する公的機関とは別に、個人でフィルムを集める「フィルムコレクター」たちの元を、日本映画評論の重鎮・山根氏が約30年かけて訪ね歩いた記録。コレクターたちの収集の動機は三者三様で、中には映画に興味がなければ収集への愛着もなく、しかし重要な作品を多数持つ伝説のコレクターも(幻の朝鮮映画『アリラン』を求めて南北朝鮮双方が何度も訪ねてきたとか)。やがて取材の旅はロシアにまで及ぶ。作品云々も重要だが、何より著者自身が映画少年さながら楽しそうに取材の旅を続けているのが伝わり、それが本書の最大の魅力かもしれない。

ROCA  吉川ロカ ストーリーライブ
いしいひさいち 著/(笑)いしい商店
「がんばれ!!タブチくん!!」「ののちゃん」のいしいひさいち氏による、ファド歌手を目指す女子高生・吉川ロカのエピソードをまとめた4コマ集。おっちょこちょいであがり症なロカが、乱暴だが情に厚い友人やひとクセある事務所の人々との交流のなかで徐々に才能を開花させていく。4コマならではのリズムでテンポよく進んでいくが、最後数頁で驚愕の展開に。自費出版ながら大反響を呼んでいたのとファドという題材にも惹かれ、読み始めたところすっかり魅了されラストに唖然、「今年のベストはこれだ!」と叫びたい衝動に駆られた。 
 
宇宙人の部屋
小指 著/RODSIDERS
小社PR誌「白水社の本棚」でも連載中の小指さんが、かつて出版した『宇宙人の食卓』を加筆修正。アルコール依存症の彼氏に振り回される日々とその後のこと、自身も「共依存
」だったという気づきから自らの過去や人間関係と向き合い、もがきながら前へと進んでいく姿が描かれる。次から次へと深刻な事態が起き胸が締めつけられるものの時折ユーモアをにじませ、読後感はなぜか清々しい。新宿の片隅で「埴輪のじいさん」と暮らした日々をつづった傑作青春エッセイ等収録の『人生』など、他の著作もおすすめです。

★おまけ
■日めくりジャズ366 2024年版 
ジャズ録音日調査委員会 編/カンパニー社
『ハリー・スミスは語る』『ソ連メロディヤ・ジャズ盤の宇宙』などニッチな音楽本を世に送るカンパニー社刊行の、ジャズの日めくりカレンダー。シンプルに1日1枚レコードを紹介するものと思っていたら、その日付に録音された盤を紹介する作りで、そのこだわりに唸った。元日は有名なチャーリー・パーカーだが「ジャズ界きっての録音狂、ボリス・ローズがラジオ放送をエアチェックした秘蔵ブート音源」という、サブスクや動画サイトで検索しても到底見つからなそうな激レア盤で初っ端から慄く。素敵なデザインなので、まだ一度もめくり破ることなく保管している。

 年末年始休業のお知らせ - 2023.12.24

白水社は2023年12月29日(金)から2024年1月4日(木)まで休業させていただきます。
(12月28日は午後3時で業務終了いたします。)

休業期間中にいただいたご注文、お問い合わせ、カタログや教科書見本ご請求などへの対応は、2024年1月5日(金)以降とさせていただきます。

お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、予めご承知おきいただけますよう、お願い申し上げます。

 「書物復権2024」リクエスト投票サイトオープン - 2023.12.22



書物復権2024 10社共同復刊28 リクエストで名著がよみがえる!

毎年恒例の〈書物復権〉共同復刊、2024 年は第28 回を数えます。復刊の候補にあがったのは128 点130 冊と、充実したリストをそろえることができました。参加各社がそれぞれの出版の歴史のなかで、この後も読者に届けたいと考えている各分野の基本書です。ぜひ、ご覧のうえリクエストいただき、1 点でも多くの復刊の実現にご協力ください。応募期間は2024 年2月29 日まで、ぜひ皆さまから多数のリクエストをいただけますようお願いします。
また今回も、通常では復刊が難しい少数の要望にも応えるべく、個別の注文に対応するオン・デマンド版での復刊も実施いたします。

リクエスト投票は下記サイトよりお願いいたします。
https://store.kinokuniya.co.jp/event/fukken2024/

白水社の候補書目
『パンセ』(ブレーズ・パスカル/由木康訳)
『沈黙の書/ヘルメス学の勝利』(リモドン・ド・サン=ディディエ/有田忠郎訳)
『新版 馬車が買いたい!』(鹿島茂)
『ネイションという神話 ヨーロッパ諸国家の中世的起源』(パトリック・J・ギアリ/鈴木道也・小川知幸・長谷川宜之訳)
『ニーチェをドイツ語で読む』(細見和之編著)
『フランス語解釈法』(伊吹武彦編)
『ゴシック・リヴァイバル』(ケネス・クラーク/近藤存志訳)
『太陽の肖像 文集』(奈良原一高)
『黒の過程』(マルグリット・ユルスナール/岩崎力訳)
『木立の中の日々』(マルグリット・デュラス/平岡篤頼訳)

 年末年始は世界史で教養を磨こう - 2023.12.15



まとまった休みが取れたら、ゆっくり読書に耽りたい。
どうせなら歯ごたえのあるテーマに取り組んでみたい。
そんな方におすすめのセットをご用意しました。

題して「年末年始は世界史で教養を磨こう」。

世界史の5つのテーマで深掘りできる本をセレクトしました。
あなたの読書を応援する企画として、
・消費税サービス
・特製トートバッグプレゼント(詳細はこちら→)
にて販売いたします。

まずは関心の持てるテーマがあるかどうか、専門書を手掛ける白水社の編集部員によるセレクトをご覧ください。

【ご購入のご案内】
■ご注文方法:本ウェブページからのオンライン注文のみとさせていただきます。
下記の各セット詳細ページからお申込みください。
■送料が500円かかります。一回のお申込みにつき、お申込みセット数にかかわらず、一律500円です。ノベルティはお申込みセット数分お付けいたします。
※お支払方法はクレジットカード決済(VISA、Master、AMEX)のみとさせていただきます。
※日本国外への発送はできません。
■各セット限定5セット
■ご注文受付期間:2024年1月21日(日)まで→受付終了しました


▼ヒトラーと現代史の悲惨
▼大航海時代と血塗られた歴史
▼世界史の転換点、フランス革命とは何だったか
▼マルクスが見た戦争
▼大陸で暗躍した人々の群像

▲ヒトラーと現代史の悲惨

白水社の現代史ジャンルは、ヒトラーとナチ・ドイツがもたらした20世紀の悲惨の解明に1万ページ以上を費やしてきました。その取り組みの中でも以下の2冊は、国内外で定番になっています
>>>セット書目詳細とご購入はこちら

▲大航海時代と血塗られた歴史

大航海時代、コロンブスは西に向かって未知の大陸に至り、インド近辺にたどり着いたと思い込んでいました。一方でヴェスコ・ダ・ガマは南の海に乗り出してインド航路を「発見」し、インドとの交易ルート確立という本来の目的を達成しました。交易とはいえ、実際はコショウや茶や砂糖やタバコといったモノをめぐって収奪合戦が繰り広げられ、やがて産出国の植民地支配につながっていきます。そうした血塗られた歴史と、西欧列強の支配に抗い立ち上がった人びとの動きを「脱西欧」の視点で語った作品群です。
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▲世界史の転換点、フランス革命とは何だったか

日本社会では、「失われた10年」はいつのまにか「失われた30年」と言われるようになりました。財界からは生産性や効率性の改善が叫ばれていますが、社会全体の衰退と硬直化は目をおおうばかりです。閉塞感が深まるなかで読まれているのがフランス革命史モノです。盤石に思えた旧体制がふとしたことで崩壊してゆく様子は、ただならぬものを感じさせます。また、革命の力学は当初の意図をこえて人々を翻弄していきます。革命史の一つひとつの出来事がいまを生きる私たちに迫ってくるのはなぜなのか。一緒に考えてみませんか。
>>>セット書目詳細とご購入はこちら

▲マルクスが見た戦争

ウクライナ戦争やイスラエル・ガザ戦争はじめ、悲劇が終わることはありません。なぜ戦争が繰り返されるのか? 近年、「第0次世界大戦」としてクリミア戦争に大きな注目が集まっています。帝国主義戦争であり、宗教戦争でもあり、かつ初めての近代戦で最後の騎士道戦争だったこの戦争は、またマルクスがロシア専制の起源を発見した戦争でもありました。兵卒の痛ましい境遇、ナイチンゲールの献身、新聞と世論の形成はじめ、いまに通じる問題を考え直す時期です。
>>>セット書目詳細とご購入はこちら

▲大陸で暗躍した人々の群像

清朝末期から15年戦争の終結まで、多くの日本人が中国大陸に渡りました。大陸浪人から一兵卒まで、工作と諜報に明け暮れた歴史がいまの日中関係に複雑な影を落としています。「満蒙」ということばが特殊な響きをもった時代の声に耳を傾けることで、中国近代史、日本近代史もまったく違って見えてきます。東三省で果たしてなにが起こっていたのか? それがいまにどのようにつながっているのか、考えてみませんか?
>>>セット書目詳細とご購入はこちら

★特製トートバッグ


世界史セットということで、この名言をプリントしました。

Wer aber vor der Vergangenheit die Augen verschließt, wird blind für die Gegenwart.
(過去に目を閉ざす者は、現在にも盲目となる。)

編集長は早くも愛用しています。


関連書籍はこちら

 この秋こそ!〈定番語学書〉で初級修了を応援フェア - 2023.10.20


この秋こそ!〈定番語学書〉で初級修了を応援フェア

10月からさまざまな語学講座がはじまり、新たな語学に取り組んだり、以前学んでいた語学に再挑戦している方も多いのではないでしょうか。
そこでさまざまな言語の参考書を出版している白水社が、主に初級修了レベルのみなさんを対象に、定番語学書をおすすめするフェアを企画しました。
フェアの書目はすべて、白水社語学書編集部の編集者が選びました。
(訳読英語のみ、一般書編集部の編集者が飛び入りしています。)
多くの方が足踏みをしやすいのがこのレベル。一段上を目指すために必要な語学力を、これらの参考書で鍛えてください。


セットご購入の方には白水社ロゴ入り蛍光ペンをプレゼント。
応援企画ということで、少しだけお買い得になっています。
ぜひご利用ください!

【ご購入のご案内】
■ご注文方法:本ウェブページからのオンライン注文のみとさせていただきます。
下記の各セット詳細ページからお申込みください。
■送料が500円かかります。一回のお申込みにつき、お申込みセット数にかかわらず、一律500円です。ノベルティはお申込みセット数分お付けいたします。
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※日本国外への発送はできません。
■各セット限定20セット
■ご注文受付期間:2023年11月5日(日)まで


▼フランス語 ▼ドイツ語 ▼イタリア語 ▼スペイン語 ▼中国語 ▼韓国語 ▼訳読英語


▲フランス語

文法の基礎を一旦終えても、いざフランス語で話したり書いたりしようとするとうまくいかない、というのはみんなの悩みですね。実際に「フランス語を使う」ための、会話と作文の参考書を選びました。「例文を見て理解できる」から、「自分で使いこなせる」段階になるともっとフランス語が楽しくなりますよ!



『声に出すフランス語 即答練習ドリル 初級編』
『表現パターンを身につけるフランス語作文』
>>>おすすめ理由・学習法とご購入はこちらからどうぞ


▲ドイツ語

学習をはじめた頃はNameを[ナーメ]と読むことに衝撃を受け、「食べる」の過去分詞がgegessenと知って思わず口元を押さえ、定動詞第2位の原則などの新しい世界のヒミツに触れ、ドキドキする毎日でしたね。ただ、この新鮮な気持ちはそんなに長く続きません。そのあとは反復練習あるのみ。同じ表現を何度も繰り返したり、基本単語をコツコツ覚えていくことになります。おすすめの2冊をご紹介します。



『スタート!ドイツ語A1』
『造語法で増やすドイツ語ボキャブラリー』
>>>おすすめ理由・学習法とご購入はこちらからどうぞ


▲イタリア語

イタリア語は入門書が多くて入口は入りやすいのですが、そこから先へとなったとき次の本に何を選ぶか迷いますね。今回は中級に進むためのオススメの本として、初級文法を終えた方がイタリアに浸るための読みものと、文法を手軽に参照できる「ルール」の2冊を選んでみました。



『イタリア語で読むITALIA』
『イタリア語のルール』
>>>おすすめ理由・学習法とご購入はこちらからどうぞ


▲スペイン語

スペイン語の文法はだいたい学んだけれど文がなかなか作れない、語彙がなかなか増えないとお悩みの方はけっこういらっしゃるんじゃないかと思います。文法を知っている段階から一歩先へ進むために、今回は作文と語彙の参考書を選んでみました。



『解説がくわしいスペイン語の作文[改訂版]』
『解きながら増やす スペイン語ボキャブラリー練習帳』
>>>おすすめ理由・学習法とご購入はこちらからどうぞ

▲中国語

「迷える中級者」といわれるように、ある程度まで勉強が進んだあと、足踏み状態で行き詰まってしまう学習者は少なくないようです。かく言う私も学習歴だけは長いものの(みっちりやったのは学生時代だけ)、いまだ暗中模索の日々ですが、似た悩みを抱える皆さんと一緒に使いたいドリル2冊を選びました。



『徹底解説! 中国語の構文攻略ドリル』
『初級から中級へ! 中国語の類義語攻略ドリル』
>>>おすすめ理由・学習法とご購入はこちらからどうぞ


▲韓国語

初級修了のためには、一通り学習したことを整理すること、同時に新しく身につけることとのふたつが必要になります。そのために力を借りたいのが、効率よく学習できる参考書。文法は初級の総固めを、単語は次へのステップアップを、という2冊をご用意しました。



『絵で学ぶ韓国語文法[新版]』
『中級韓国語単語練習帳』
>>>おすすめ理由・学習法とご購入はこちらからどうぞ


▲訳読英語

大学生やビジネスパーソンのあいだで往年の受験参考書、原仙作『英文標準問題精講』(中原道喜補訂、旺文社、初版1933年)が人気を集めています。「使えるエイゴ、話せるエイゴ」に回収されない英語熱はいまだに、いやかえって強まっているのでしょう。こうした要請に応える2冊を紹介します。



『精選 経済英文100』
『英語原典で読む現代経済学』
>>>おすすめ理由・学習法とご購入はこちらからどうぞ

 【9/11スタート】オンラインで在庫僅少本フェアを開催します - 2023.09.11

白水社では2023年9月11日(月)より、オンラインで在庫僅少本フェアを開催いたします。


https://shop.hakusuisha.co.jp/

小社倉庫から各分野の在庫僅少本を集めました。
これがラストチャンスとなる書目も多数ございます。
ぜひこの機会にご覧ください。

【ご注意ください!】
・在庫僅少本の中にはカバーやケースに汚れがある書目もございます。お買い求めの際は必ず注意書きをご確認ください。なお、書籍の状態に関する個別のお問い合わせにはご返事できませんので、ご了承ください。
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