第61回岸田國士戯曲賞発表

第61回岸田國士戯曲賞(白水社主催)の選考会が2017年2月27日(月)、東京神田錦町・學士會館で行なわれ、選考の結果、上田誠『来てけつかるべき新世界』が受賞作と決まりました。正賞は時計、副賞は賞金20万円が贈られ、授賞式は4月17日(月)、午後6時より東京神楽坂・日本出版クラブ会館にて行なわれます。

第61回受賞作品

来てけつかるべき新世界 上田誠

[選考委員のコメント]

 ほぼ最初から、上田誠氏の作品に評価が集中した。見事な筆致に唸ると同時に、悔しいがいくつもの場面で笑った。この技術の高さとセンスの鋭さに感服した。(宮沢章夫)

 

[受賞作、および受賞作家の略歴]

受賞者:上田誠(うえだ・まこと)

受賞作:『来てけつかるべき新世界』
(キテケツカルベキシンセカイ)(上演台本)

初演:2016年9月3日〜11月4日(栗東芸術文化会館さきら、京都府立文化芸術会館、本多劇場、JMSアステールプラザ中ホール、西鉄ホール、ABCホール、四日市市文化会館第2ホール、高知県立県民文化ホールグリーンホール、KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ、名古屋市東文化小劇場、同志社新島記念講堂)

 

生年月日 1979年11月4日

出身地:京都府京都市

最終学歴:同志社大学工学部中退

所属劇団名:ヨーロッパ企画(代表、劇作家、演出家)

岸田國士戯曲賞 最終候補回数:1回目

他の主な作品;「サマータイムマシン・ブルース」「曲がれ!スプーン」

 

[最終候補作品] (作者五十音順、敬称略)

市原佐都子『毛美子不毛話』(上演台本)

上田誠『来てけつかるべき新世界』(上演台本)

長田育恵『SOETSU  -韓くにの白き太陽-』(上演台本)

オノマリコ『THE GAME OF POLYAMORY LIFE』(上演台本)

瀬戸山美咲『埒もなく汚れなく』(上演台本)

林慎一郎『PORTAL』(上演台本)

平塚直隆『ここはカナダじゃない』(上演台本)

山縣太一『ドッグマンノーライフ』(上演台本)

 

[選考委員]

岩松了、岡田利規、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、野田秀樹、平田オリザ、宮沢章夫(五十音順、敬称略)

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