それってどうなの主義  発売中

斎藤美奈子税込価格1,575円 (本体価格1,500円)

日の丸、戦争、靖国から、皇室報道、学校教育、児童文学、ファッション誌まで……その物言ひで、宜しかつたでせうか? オウム事件後10年間のニッポンの右往左往ぶりをめぐる、痛快エッセイ集。

「それってどうなの主義」宣言

 「それってどうなの主義」とは、何か変だなあと思ったときに、とりあえず、「それってどうなの」とつぶやいてみる。ただそれだけの主義です。
 つぶやいたところで急に状況が変わるわけでも、事態が改善されるわけでもありません。それでもこの「つぶやき」には、ささやかな効用があります。

 一、「それってどうなの」は違和感の表明である。
 世間に流通している常識、言葉、流行、情報、報道などに違和感を感じたときには「それってどうなの」と口に出して言ってみる。その違和感は、たとえ小さくても長く心に保存・蓄積され、世の中を冷静に見る癖をつけてくれるでしょう。

 一、「それってどうなの」は頭を冷やす氷嚢である。
 人生の中で重要な決定を下すとき、大きな波に呑まれそうになったときには「これってどうなの」と自問する。それは頭の熱を下げ、自分を取り戻す時間を与えてくれるでしょう。

 一、「それってどうなの」は暴走を止めるブレーキである。
 だれかが不当な扱いを受けていると感じたとき、周囲でよからぬことが進行していると感じたときには「それってどうなの」と水を差す。相手がふと立ち止まるキッカケになるかもしれません。

 一、「それってどうなの」は引き返す勇気である。
 会議の席で寄り合いの場で、あれよあれよと物事が決まっていくことに抵抗を感じたら、手をあげて「それってどうなんでしょうか」と発言する。意外な賛同者が現れ、流れが変わるかもしれません。

 「それってどうなの主義」とはすなわち、違和感を違和感のまま呑み込まず、外に向かって内に向かって表明する主義。言い出しにくい雰囲気に風穴を開け、小さな変革を期待する主義のことなのです。「それってどうなの」に大声は似合いません。小さな声でぼそぼそと、が効果的。ではみなさん、小さな声で唱和してみましょう。それってどうなの?

それってどうなの主義者連盟(略称「そ連」)

立ち読み

■それってなんすか?

 代官山のスカしたラウンジバーで飲んでいたら、こないだ一人でここに来たらすごい質問をされちゃってさ、という話を友人がしはじめた。若いスタッフが突然いいだしたのだそうだ。
 「○○さん、サヨクってあるじゃないすか。あれってなんすか?」……
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■バイト語とオフィス語

 『文藝春秋』2003年12月号で、フリーアナウンサーの梶原しげる氏が、新手の「バイト語」をクサしていた。ガソリンスタンドで、
 「ハイオクで大丈夫だったでしょうか?」
 と聞かれたのがお気にさわったらしい。……
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「そ連」最新情報

■斎藤美奈子さんが都内書店で「そ連」の情宣活動を決行!

くわしくはこちらをご覧ください。

■イベント情報

『それってどうなの主義』刊行記念
斎藤美奈子さん講演会&サイン会
「そ連」的リスクマネジメント、それの可能性の中心

■日時:2007年3月9日(金)19:15〜
■場所:丸善・丸の内本店 3階 日経セミナールーム
■定員:100名様
■要整理券(電話予約可)
■参加方法:丸善・丸の内本店にて、『それってどうなの主義』をご購入のお客様先着100名様に整理券を配布いたします。(整理券がなくなり次第、配布終了となります)
■ご予約およびお問い合わせ:丸善丸の内本店 和書グループ 
   03-5288-8881(営業時間 9:00〜21:00)

『日本国憲法』(太田出版)+『それってどうなの主義』(白水社)刊行記念
「みなさん方の中に「そ連」に入りたい人はいませんか」
森達也×斎藤美奈子トークショー
■日時:2007年2月24日(土)16:00〜18:00(開場15:30〜)
■会場:青山ブックセンター本店・カルチャーサロン
■定員:120名様 ※満員御礼のため、受付終了いたしました。
■入場料:500円(税込)電話予約の上、当日ご清算
■電話予約&お問い合わせ電話: 青山ブックセンター本店・03-5485-5511
■受付時間: 10:00〜22:00
(※受付時間は、お問い合わせ店舗の営業時間内となります。御注意下さい。)
■受付開始日:2007年1月25日(木)10:00〜
トークショー終了後にサイン会を行います。

<イベント内容>
「それってどうなの主義者連盟(略称、そ連)」とは何なのか、新潟県立新潟高等学校の同期生でもあるドキュメンタリー作家・森達也と文芸評論家・斎藤美奈子がオリエンテーション! 改憲ムード高まるご時世だからこそ、右往左往するニッポンへと捧げるトークバトル。

http://www.aoyamabc.co.jp/10/10110/#000215

訂正:
本書初刷の16頁の記載に誤りがありました。
誤「広島修道高校の校長が卒業式後に」→
正「広島県立世羅高校の校長が卒業式前日に」
第2刷からは訂正いたしましたが、関係各位にご迷惑おかけいたしましたこと謹んでお詫び申し上げます。

Contents

「それってどうなの主義」宣言

立ち読み

「そ連」最新情報

Profile

著者近影

斎藤美奈子(さいとうみなこ)

1956年生まれ。成城大学経済学部卒。文芸評論家。
著書に、『妊娠小説』『紅一点論』(以上、ちくま文庫)、『男性誌探訪』『誤読日記』(以上、朝日新聞社)、『読者は踊る』『モダンガール論』『あほらし屋の鐘が鳴る』『文壇アイドル論』(以上、文春文庫)、『文章読本さん江』(筑摩書房、第一回小林秀雄賞受賞)、『戦下のレシピ』『冠婚葬祭のひみつ』(以上、岩波書店)、『趣味は読書。』『物は言いよう』(以上、平凡社)、『文学的商品学』(紀伊國屋書店)、『たまには、時事ネタ』(中央公論新社)、『それってどうなの主義』(白水社)など。

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