私はダンサーであり、振付家である。過去35年以上にわたり、130のダンスとバレエを創ってきた。
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長い年月かかって、クリエイティブであることは独自の日常のパターンを持ったフ
ルタイムの仕事であることがようやくわかった。だからこそ、たとえば作家はルーティンを作り上げることを好むのだ。とても生産的な作家たちは朝早くから書きはじめる。
世界は静まり返っていて、電話は鳴らず、心は休まっており機敏で、まだ他人の言葉で汚されていない。彼らは1500語は書くこと、もしくは、12時まで机に向かうこと、というように、自分で目標を設定しているかもしれない。しかし、最も重要なことは彼らが毎日これを繰り返しているということなのだ。言い換えれば、彼らには規律がある。時を経て、日々のルーティンが習性になるとき、規律は習慣に姿を変える。
これはクリエイティブな個人にとっても同じである。毎朝イーゼルに向かう画家でも、毎日実験室に通う医療研究者でも変わりはない。ルーティンは稲妻が光るように突然わいてくるインスピレーションと同様、おそらくそれ以上に、クリエイティブなプロセスの大きな部分を占める。そしてこのルーティンは誰にでもできることなのである。
創造性はアーティストだけのものではない。商談をまとめる新しい方法を模索しているビジネスマン、問題を解決しようとしているエンジニア、子供に色々な角度から世界を見せたいと願う両親のためのものでもある。過去40年の間、毎日、私は次から次へとクリエイティブな仕事に公私にわたってかかわってきた。クリエイティブであることは何を意味するのか、どうすれば能率的にクリエイティブになることができるのか、相当考えてきた。また、予想される最悪の方法で取り組むという苦痛な経験を通して学んだ。自分が考えてきたこと、経験から学んだこと、双方について述べたいと思う。そして、あなたを柔軟に、強靭にし、それが持続するように、あなたのクリエイティブな固定観念に挑むエクササイズを紹介しよう。ジョギングの前にはストレッチをするし、ワークアウトの前には体をほぐし、競技の前には練習をする。あなたの心についても何ら違いはない。
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“生まれながら”の天才はいない。
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創造性は習慣であるという概念にはパラドクスがある。創造性とはあらゆるものを新鮮で新しいままにしておく一つの手段だと考えられるが、習慣にはルーティンや反復といったニュアンスがある。このパラドクスが私の興味をそそる。それは、創造性とスキルが切磋琢磨しあっているところにあるからだ。
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私の仕事の習慣は誰にでも当てはまる。私が準備にこだわっていることもわかるようになるだろう。私の日々のルーティンは取引である。私の一日に起こるすべてのことは、外の世界と私の内なる世界との間のやり取りである。すべては生きた素材であり、すべては関係があり、そして、すべては利用できる。すべては私の創造性の糧となる。しかし、適切に準備しなければ、私はそれを理解することも、維持することも、使うこともできない。創造する準備のために時間と努力をつぎ込まなければ、雷に打たれるようにインスピレーションがわいても呆然とするしかないのだ。
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クリエイティブな習慣 右脳を鍛える32のエクササイズ トワイラ・サープ著/杉田晶子訳 クリエイティブな仕事がしたいあなたのために、NYのカリスマが「習慣力」を伝授! 古今東西のアーティストからビジネスマンまで、「できる人」が身につける成功の秘訣を一挙公開。 |



