内容説明
イラク南部の湿原で、カヌーを操り、魚やイノシシを獲って水上生活を営む人々がいた。英国随一の探険家が、豊かな自然と彼らの日常を生き生きと描いた古典的名著。[解説]酒井啓子
「1950年代のイラク南部の湿地帯での生活を描いたこの本は、イラク研究を始めてほぼすぐの頃に読んだのだが、あまりの面白さに感動し、それでイラク研究を続けるきっかけになったといってもよい。イラクという(当時は)マイナーな国の研究をしている者ぐらいしか興味を持たないかも、と思っていた古典的名著が(…)日本の普通の読者の目に触れる