内容説明
古代、中世、ルネサンスの200名超を解説!
ジャン・ボーフレのヘラクレイトス論も収録
ブッダ、荘子、ソクラテス、トマス・アクィナス、クザーヌス……古代、中世、ルネサンスに活躍した哲学者たち200名超を立項解説。
あらゆる哲学のはじまり
この事典は、各巻のサブタイトルどおり包括された「各章」ごとに、メルロ=ポンティによる《総論》が提示されます。次に、時代・場所・学派・主義・傾向などをキーワードとする「見出し」ごとに、著名な哲学者たちの「列伝項目」が続いて、《哲学史要覧》の体裁となります。また、哲学史のなかにおいて画期的と思われる「哲学の巨人たち」は、くわしく紹介すべく、図版とともに《肖像》が描き出され(思潮のなかに挿入されて論じられ)ています。日本語版では情報をアップデートすべく、もれなく翻訳者・監訳者による訳註や《補記》も完備しました。
「東洋と哲学」「哲学の創始者たち」「キリスト教と哲学」という副題をもつ第一巻は、ブッダ、ナンマールヴァール、荀子、荘子、ヘラクレイトス、パルメニデス、ゼノン、ソクラテス、プラトン、アリストテレス、エピクロス、クリュシッポス、エピクテトス、プロティノス、アウグスティヌス、トマス・アクィナス、ドゥンス・スコトゥス、オッカム、クザーヌス……古代、中世、ルネサンスに活躍した哲学者たち二百名超の「セレブな哲学者たち」を収録。
編者紹介
1908年3月14日、フランス西部シャラント・マリティーム県のロシュフォール・シュル・メールに生まれる。リヨン大学講師からパリ大学教授を経て、1952年にコレージュ・ド・フランス教授に就任。フランスのアカデミズムの王道を進んだが、1961年5月3日、パリのサン・ミシェル通りの自宅自室にて心臓発作で急逝。享年53歳。計画中の著作の構想メモなどが残された。