U211 木のぼり男爵

新刊

男爵家の長子コジモは12歳でカタツムリ料理を拒否して木に登り、以来、一生を樹上で暮らすことに。奇想天外にして痛快無比な冒険。

著者 イタロ・カルヴィーノ
米川 良夫
ジャンル 新刊
一般書 > 白水Uブックス > 海外小説
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シリーズ 一般書 > 白水Uブックス
一般書 > 白水Uブックス > 海外小説 永遠の本棚
出版年月日 2018/01/24
ISBN 9784560072110
判型・ページ数 新書・350ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり

内容説明

恋も冒険も革命も、すべてが樹の上

男爵家の長子コジモは12歳でカタツムリ料理を拒否して木に登り、以来、一生を樹上で暮らすことに。奇想天外にして痛快無比な冒険。

「この三部作さえあれば、世界を語ることができる・・・・・・そんな錯覚にひたらせてくれるファンタジーがほかにあるだろうか」
金原瑞人(《我々の祖先》三部作に寄せて)

18世紀のイタリア、男爵家の長子コジモは、12歳のある日、かたつむり料理を拒否して庭園の樫の木に登った。両親に対する一時的な反抗とだれもが思ったが、その後もコジモは頑なに地上に降りることなく、木の上で暮らし始める。木から木へ伝って自由に移動し、森で猟をしたり、近隣を荒らす盗賊〈荒ら草ジャン〉と交わったり、読書にいそしんだりしながら大人になった。木の上で暮らすコジモは有名人となり、領内の女たちと(樹上で)愛を交わし、パリの《百科全書派》と文通もした。世界はやがて革命と戦争の時代へ、男爵家を継いだコジモの領する地方にも軍隊がやってきた……。恋も冒険も革命もすべてが木の上という、奇想天外、波瀾万丈の物語。文学の魔術師カルヴィーノが、人間存在の歴史的進化を寓話世界に託して描いた《我々の祖先》三部作のひとつ。新装改版。

[原題]Il barone rampante

[著者略歴]
イタロ・カルヴィーノ(1923-1985)
イタリアの作家。キューバで生まれ、2歳の頃イタリアに移住。第2次世界大戦中のパルチザン体験にもとづく長篇『くもの巣の小道』(47)で注目され、『まっぷたつの子爵』『木のぼり男爵』『不在の騎士』の《我々の祖先》三部作(52-59)では奇想に満ちた寓話的世界を創造。『見えない都市』(72)、『宿命の交わる城』(73)、『冬の夜ひとりの旅人が』(79)など、実験的手法を駆使した作品で世界的な評価を受け、「文学の魔術師」と評される。

[訳者略歴]
米川良夫(よねかわ りょうふ)
1931年生まれ。イタリア文学者。早稲田大学卒業。國學院大學名誉教授。2006年没。訳書にイタロ・カルヴィーノ『木のぼり男爵』(白水社)、『レ・コスミコミケ』(ハヤカワ文庫)、『見えない都市』(河出書房新社)、チェーザレ・パヴェーゼ『月とかがり火』(白水社)、他多数。

1,800円+税

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