『リア王』の時代

一六〇六年のシェイクスピア

新刊

アーデン家も関わりし火薬陰謀事件の翌年──1606年を、シェイクスピア目線でクローズアップ!『リア王』執筆の時代背景を活写。

著者 ジェイムズ・シャピロ
河合 祥一郎
ジャンル 新刊
一般書 > 世界史
一般書 > 海外文学 > 古典・評論
おすすめ
出版年月日 2018/01/30
ISBN 9784560095935
判型・ページ数 4-6・540ページ
定価 本体5,600円+税
在庫 在庫あり

内容説明

イングランドにスコットランドから国王を迎えた時代、分割か統合か、それが問題だった──。

君主の退位と即位をめぐる、きわめて英国的な「悲劇」の誕生!

シェイクスピアの親族であるアーデン家もかかわりし火薬陰謀事件(ガンパウダー・プロット)の翌年(一六〇六年)を、 偉大なる劇作家の人生における重要な年としてクローズアップ! めずらしき図版や地図も豊富だが、想像力ゆたかな語り口そのものが刺激的きわまりない「愉しき知識」。

宗教対立によるテロ事件、愛国主義の高まりと外国人排斥の声、そして疫病にも脅かされていた島国の首都・ロンドンを舞台に、 『リア王』や『マクベス』が書かれた背景を政治的にも探究し、ジェイムズ朝をあざやかに甦らせる「歴史読み物」。

〈小説のように読める珍しい学術書だ。ページを繰るごとに少なくとも一つは大きな発見のある小説だ。〉(『タイムズ文芸付録』、「今年最良の本」)


アーデン家もかかわりし火薬陰謀事件の翌年──1606年を、シェイクスピアの人生における重要な年として、ずばりクローズアップ! 『リア王』が書かれた時代背景を、つぶさに活写する歴史読み物。
本書は、まず、1605年の秋にシェイクスピアが下宿近くの本屋で『レア王の真の年代記』という本を手にし、翌年それを悲劇『リア王』にするまでの経緯を物語ってゆく。そして、後半では、同じく1606年に『マクベス』や『アントニーとクレオパトラ』を書くに至る経緯も明らかにしてゆき、ジェイムズ朝の世界をあざやかに甦らせる!
『一五九九年』にてサミュエル・ジョンソン賞を受賞したコロンビア大学教授が学問に命を吹き込んだ、まさに「小説のように読める珍しい学術書」(ポール・モルドゥーン、『タイムズ文芸付録』、「今年最良の本」)。とりわけ、ハッカー集団「アノニマス」の仮面として有名なガイ・フォークスの事件と『マクベス』との関連を解き明かす語りは秀逸。
地図や家系図のほか貴重な図版も多数収録。シェイクスピア研究の第一人者ならではの詳しい訳注を付し、人名・事項事典を兼ねる索引も完備。

[目次]
訳者まえがき
凡例

戯曲引用について

プロローグ 一六〇六年一月五日
第1章 国王一座
第2章 王国分割
第3章 『レア王』から『リア王へ』
第4章 悪魔憑き
第5章 手紙
第6章 ミサの遺品
第7章 忘れるな、忘れるな
第8章 『ヒュメナイオスの仮面劇』
第9章 二枚舌
第10章 地上の地獄
第11章 〝王の悪〟
第12章 やりかけの仕事
第13章 シバの女王
第14章 疫病
エピローグ 一六〇六年十二月二十六日

作品執筆年について
訳者あとがき
訳注
文献について
人名索引事典
事項索引

[原題]The YEAR of LEAR  Shakespeare in 1606

[著者略歴]
ジェイムズ・シャピロ James SHAPIRO(1955-)
ブルックリン生まれ。コロンビア大学を卒業したのち、シカゴ大学で修士号と博士号を取得し、現在コロンビア大学教授。主要著書に『ライバルの劇作家たち──マーロウ、ジョンソン、シェイクスピア』(1991)、『シェイクスピアとユダヤ人』(1996)、『一五九九年──ウィリアム・シェイクスピアの生涯に於ける一年』(シアター・ブック賞およびサミュエル・ジョンソン賞受賞、2005)、『疑われたウィル──誰がシェイクスピア作品を書いたのか』(ジョージ・フリードリー記念賞受賞、2011)ほか。

[訳者略歴]
河合祥一郎(かわい・しょういちろう)
東京大学大学院総合文化研究科教授。東京大学英文科卒業後、東京大学大学院とケンブリッジ大学大学院より博士号を取得。著書にサントリー学芸賞受賞作『ハムレットは太っていた!』(白水社)、『シェイクスピア—人生劇場の達人』(中公新書)、『あらすじで読むシェイクスピア全作品』(祥伝社新書)、『謎解き『ハムレット』』(ちくま学芸文庫)、『シェイクスピアの正体』(新潮文庫)ほか。共著にThe Cambridge Guide to the Worlds of Shakespeareほか。シェイクスピア新訳を角川文庫より刊行中。白水社からの訳書に、シェイクスピア『エドワード三世』『二人の貴公子』、ピーター・アクロイド『シェイクスピア伝』、スティーヴン・グリーンブラット『シェイクスピアの驚異の成功物語』、ジョン・アップダイク『ガートルードとクローディアス』、ピーター・ブルック『ピーター・ブルック回想録』がある。劇作も手がけ、『国盗人』(白水社)ほかの作品がある。

*略歴は刊行時のものです

5,600円+税

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