聖書の成り立ちを語る都市

フェニキアからローマまで

新刊

聖書から浮かび上がる古代オリエント・地中海世界、一方で歴史は聖書本文にどんな影響を与えたか。聖書の成り立ちを都市ごとに見る。

著者 ロバート・R・カーギル
真田 由美子
ジャンル 新刊
一般書 > 世界史
おすすめ
出版年月日 2018/03/01
ISBN 9784560095461
判型・ページ数 4-6・360ページ
定価 本体3,800円+税
在庫 在庫あり

内容説明

考古学・聖書学者が語る聖書とその時代背景

聖書から浮かび上がる古代オリエント・地中海世界、一方で歴史は聖書本文にどんな影響を与えたか。聖書の成り立ちを都市ごとに見る。[口絵16頁]

聖書はどのようにしてできたのか。完成した文書として天から舞いおりたのでもなければ、ひとりの人間が啓示を授かり、それを一言一句記録したものでもない。長い年月をかけ、多くの人の手をへて記述・筆写・編集がなされたものであり、その過程で時代と環境の影響をさまざまに受けてきた。本書は、聖書から浮かび上がる古代オリエント・地中海世界のありさまや、一方で歴史が聖書本文に与えた影響を、都市ごとに見ていくことで、聖書の成り立ちをたどるものである。
たとえば、エルサレムの神殿を建てるための木材はどこから持ってきたか、その記述からは、当時の交易関係がわかる(フェニキアの都市国家)。「ハルマゲドン」の語源は地名だった(メギド)。ギリシア哲学やアレクサンドロス大王の遠征は聖書の記述に影響を与えた(アテネ)。イエスがベツレヘム生まれならなぜ「ナザレのイエス」なのか、そして福音書の読者対象は(ベツレヘムとナザレ)、など。
聖書を、過去の信者たちが「日常生活を懸命に生きる姿を通じて今日の信者を励ます記録」ととらえる考古学・聖書学者が語る、旧約・新約聖書の世界。

[目次]
序章 
第1章 フェニキア人の都市国家 
第2章 ウガリト 
第3章 ニネヴェ 
第4章 バビロン 
第5章 メギド 
第6章 アテネ 
第7章 アレクサンドリア 
第8章 エルサレム 
第9章 クムラン 
第10章 ベツレヘムとナザレ
第11章 ローマ 
終章 

謝辞 
訳者あとがき
図版クレジット
参考文献一覧
原註
聖句引照索引
人名・項目索引

[原題]The Cities That Built the Bible

著者紹介
カリフォルニア大学ロサンゼルス校でPh.D.取得、アイオワ大学で教鞭を執る。専門は聖書学、考古学。またCNNで、聖書や死海文書などについての番組の司会もたびたび務めている。著書は他にQumran through (Real) Time: A Virtual Reconstruction of Qumran and the Dead Sea Scrollsがある。

訳者紹介
慶應義塾大学文学部卒。翻訳家。訳書に『小型哺乳類館』(トマス・ピアース著、早川書房)、『キッチンの歴史――料理道具が変えた人類の食文化』(ビー・ウィルソン著、河出書房新社)、『まっくらやみで見えたもの――光アレルギーのわたしの奇妙な人生』(アンナ・リンジー著、河出書房新社)、『あなたはあなたのままでいい――人生に愛されるための30章』(アラン・コーエン著、イースト・プレス)などがある。

*略歴は刊行時のものです

3,800円+税

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