吉田満 戦艦大和学徒兵の五十六年

新刊

戦艦大和の特攻作戦から奇跡の生還を果たし、死者の身代わりの世代として戦後を生きた吉田はなぜ自分は理解されていないと嘆いたのか

著者 渡辺 浩平
ジャンル 新刊
一般書 > 世界史 > 現代史
おすすめ
出版年月日 2018/04/20
ISBN 9784560096260
判型・ページ数 4-6・270ページ
定価 本体2,400円+税
在庫 在庫あり

内容説明

戦後日本の忘れ物

戦艦大和の特攻作戦から奇跡の生還を果たし、死者の身代わりの世代として戦後を生きた吉田はなぜ自分は理解されていないと嘆いたのか

死者の身代わりの世代

吉田満『戦艦大和ノ最期』が刊行されて半世紀以上が経過した。同書は、吉川英治の勧めで僅か「一日を以て」書き上げられ、小林秀雄に見出されて『創文』創刊号に掲載されるも、占領軍によって発禁処分となった衝撃の初出から今日まで、絶えることなく読み継がれてきた戦争文学の不朽の名作である。
狭義の文芸の世界にとどまらず、組織人にとりわけ愛読されたのは著者の来歴が大きい。
吉田満は1923年生まれ。府立四中、東京高校、東京帝大法学部とエリートコースを歩むが、太平洋戦争末期、学徒出陣に伴い海軍に入隊。少尉として戦艦大和に乗り込み、大和を旗艦とする第二艦隊の沖縄特攻作戦、「天一号作戦」に参加し、奇跡の生還を果たす。この記録が『戦艦大和ノ最期』である。
戦後は日本銀行に入行。ニューヨーク事務所や人事課長といった要職に就き、考査役、政策委員会庶務部長、局長を経て、監事にまで登り詰めるが、この監事在職中に56歳で急逝した。
戦後、鶴見俊輔、江藤淳、加藤典洋らによって論じられてきた吉田。本書は「キリスト者」吉田に力点を置きながら新事実によって新たな吉田像を模索する試みである。戦中派の死生観の内奥へ。

[著者略歴]
渡辺浩平(わたなべ・こうへい)
1958年生まれ。東京都立大学大学院修士課程修了。1986年から97年にかけて博報堂に勤務。この間、北京と上海に駐在。その後、愛知大学現代中国学部講師を経て、現在、北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院教授。専門はメディア論。主な著書に『中国ビジネスと情報のわな』(文春新書)、『変わる中国 変わるメディア』(講談社現代新書)他。

2,400円+税

ネット書店を選択

  • Amazon
  • 楽天ブックス
  • 紀伊國屋書店
  • honto
  • e-hon 全国書店ネットワーク
  • Honya Club.com
  • セブンネットショッピング
  • TSUTAYA online

店舗の在庫を確認

※ネット書店によっては取り扱いが無い場合があります。あらかじめご了承下さい。

ジャンル

シリーズ

  • webふらんす
  • 白水社2017年売上トップ10
  • エクス・リブリス
  • ニューエクスプレス
  • ライ麦畑でつかまえて
  • キャッチャー・イン・ザ・ライ
  • 白水社創立百周年
  • 特集マルグリット・ユルスナール