Q1021 解釈学

新刊

解釈学の起源、その大著作家たち、彼らが引き起こした論争を紹介しつつ、その普遍性という意味をも検討する。

著者 ジャン・グロンダン
末松 壽
佐藤 正年
ジャンル 新刊
一般書 > 文庫クセジュ > 哲学・心理学・宗教
おすすめ
シリーズ 一般書 > 文庫クセジュ
出版年月日 2018/07/09
ISBN 9784560510216
判型・ページ数 新書・184ページ
定価 本体1,200円+税
在庫 在庫あり

内容説明

解釈学とはどのようなものでありうるのか
解釈学の流れを大きく通観

解釈学の起源、その大著作家たち、彼らが引き起こした論争を紹介しつつ、その普遍性という意味をも検討する。

古典的な意味における解釈学は、神学、法学、文献学など、テクスト解釈にかかわる諸学において発展し、解釈の実践を助ける補助的な機能を果たしていた。これはシュライエルマッハーまで続き、ディルタイ、ニーチェ、ハイデガーによって解釈の普遍哲学となる。やがて、ガダマーとリクールの思想において著しい発展を遂げ、20世紀後半の知的大論争(構造主義、イデオロギー批判、脱構築、ポストモダン)に大いなる貢献をする。
本書は、解釈学の起源、大著作家たち、彼らが引き起こした論争といった解釈学の歴史をたどり、また解釈の普遍性という意味をも検討する。
『宗教哲学』『ポール・リクール』の著者、ジャン・グロンダンの待望の邦訳。

[目次]
序論 解釈学とは何であり得るか

第一章 解釈学の古典的な考え方

第二章 十九世紀におけるより普遍的な解釈学の出現
一 フリードリッヒ・シュライエルマッハー
二 ウィルヘルム・ディルタイ

第三章 解釈学のハイデガーによる実存論への転回
一 事実性の解釈学
二 『存在と時間』における解釈学の地位
三 理解することの新しい解釈学
四 理解の循環
五 ハイデガー最後の解釈学

第四章 解釈学の躍進へのブルトマンの寄与

第五章 ハンス=ゲオルク・ガダマー―あるいは理解という事件の解釈学
一 人文諸学の非方法論的な解釈学
二 モデルとしての芸術、もしくは理解という事件
三 理解の条件としての先入観、すなわち伝統の復権
四 歴史作用とその意識
五 諸々の地平の融合とその適用
六 解釈遂行の対象にして要因である言語活動

第六章 解釈学とイデオロギー批判
一 方法論にかかわるベッティの反撥
二 ハーバーマスのいわゆるガダマーの寄与
三 ハーバーマスによるガダマー批判

第七章 ポール・リクール―解釈の抗争を前にした歴史的自己の解釈学
一 枝分れした行程
二 解釈学となった現象学
三 解釈間の抗争、あるいは信頼の解釈学と不信の解釈学
四 テクスト概念に想をくむ、説明と理解の新たな解釈学
五 歴史的な意識の解釈学
六 能力ある人間の解釈学的な現象学

第八章 解釈学と脱構築
一 デリダにおける脱構築、解釈学および解釈
二 デリダとガダマーのパリでの対面
三 出会いのその後
四 デリダとガダマーの最後の対話

第九章 ポストモデルヌの解釈学―ローティとヴァッティモ
一 ローティ―プラグマティズムによる真理の観念への解雇通知
二 ヴァッティモ―解釈学的虚無主義のために

結論 解釈学の普遍性の諸相


訳者あとがき
参考文献補遺
参考文献

[原題]L’herméneutique

[著者略歴]
ジャン・グロンダンJean Grondin
モントリオール大学哲学教授。主な著書に、『哲学的解釈学入門』『解釈学の普遍性』『現象学の解釈学的な転機』(以上、未邦訳)、『ポール・リクール』『宗教哲学』(以上、白水社文庫クセジュ)などがある。

[訳者略歴]
末松壽(すえまつ・ひさし)
1939年生
九州大学大学院修士課程修了(フランス文学)
1970年、パリ大学博士(哲学)
2003年4月、九州大学名誉教授
主要著書
 La Dialectique pascalienne(西南学院大学)
 『パンセ』における声(九州大学出版会)
 メリメの『カルメン』はどのように作られているか―脱神話のための試論(九州大学出版会)
主要訳書
 川端康成『山の音』および『伊豆の踊子』の仏訳(いずれも共訳)(パリ、A.ミシェル社)
 アンドレ・マソン『寓意の図像学』(白水社、文庫クセジュ606番)
 ロベール・エスカルピ『文字とコミュニケーション』(白水社、文庫クセジュ、690番)
 ヴィクトール・セガレン『記憶なき人々』(国書刊行会)
 R・ブリュネ監修『西部・中部アフリカ』(野澤秀樹との共編訳)

[訳者略歴]
佐藤正年(さとう・まさとし)
1948年生
広島大学大学院博士課程中退(フランス文学)
熊本学園大学教授を経て同大学客員教授
主要論文
 「フオルトゥーナ神話の影」「エミール・ゾラにおける動物性の美学」など
主要訳書
 アンリ・ミットラン『ゾラと自然主義』(白水社、文庫クセジュ817番)
 エミール・ゾラ『文学論集』(編訳)(藤原書店)
 J. = M.アダン『物語論』(白水社、文庫クセジュ873番)(末松壽との共訳)

*略歴は刊行時のものです

1,200円+税

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