ガンディーとチャーチル(下)

1929-1965

新刊

夢も希望も喧噪と混乱に掻き消された。二人の巨人を飲み込んだ民衆の世紀の実像。ピュリツァー賞最終候補作。

著者 アーサー・ハーマン
田中 洋二郎 監訳
守田 道夫
ジャンル 新刊
一般書 > 世界史 > 現代史
おすすめ
出版年月日 2018/08/27
ISBN 9784560096420
判型・ページ数 4-6・430ページ
定価 本体4,000円+税
在庫 在庫あり

内容説明

多くの者が死んだ後に残されたものは?

夢も希望も喧噪と混乱に掻き消された。二人の巨人を飲み込んだ民衆の世紀の実像。ピュリツァー賞最終候補作。平川祐弘解説
[口絵2頁]

夢の跡に残された現代

ヴィクトリア朝末期に大英帝国の中心と辺境でそれぞれ生を受けたガンディーとチャーチル。一方は非暴力不服従運動の「マハートマ」(偉大な魂)として祈る姿、他方は第二次世界大戦でヒトラーを打ち破った「Vサイン」で印象深い。
生まれも育ちも異なる二人は、運命に引き寄せられるように、その人生で何度もすれ違い、また一度だけ直接出会ったこともあった。
シパーヒーの叛乱から世界恐慌までを扱った上巻に続き、下巻では塩の行進から第二次世界大戦、そして戦後の二人の死までが描かれる。
とりわけ躍動するのは、インド独立を目指した志士たちの姿である。不可触民の権利を守ろうと、ガンディーと戦ったアンベードカル。ファシズムの力を利用しようとして散ったスバース・チャンドラ・ボース。ソ連型社会主義に活路を見出そうとしたネルー。イスラーム国家を目指したジンナー。独立はいつしか叶わぬ夢となった。
他方、ヒトラーの欧州掌握を助けた宥和政策の起源が、大英帝国のインド統治にあったという史観は鮮やかだ。そして、インド独立を終始否定し、ヒトラーと対峙したのがチャーチルだった。ピュリツァー賞最終候補作。

[下巻目次]
地図
年表
用語

第十六章 戦争前夜 一九二九
第十七章 塩 一九三〇
第十八章 円卓会議と裸の行者 一九三〇~一九三一
第十九章 世界を相手に 一九三一~一九三二
第二十章 土壇場 一九三二~一九三五
第二十一章 流れに逆らって 一九三六~一九三八
第二十二章 暗闇の端 一九三八~一九三九
第二十三章 衝突の道筋 一九三九~一九四〇
第二十四章 ナルヴィクからバードリまで 一九四〇年四月~一九四一年十二月
第二十五章 崩壊 一九四一~一九四二
第二十六章 インドから立ち去れ 一九四二
第二十七章 対決 一九四三
第二十八章 勝利と悲劇 一九四三~一九四五
第二十九章 一人で歩く 一九四五~一九四七
第三十章 庭園での死 一九四七~一九四八
第三十一章 黄昏どきのライオン 一九四八~一九六五
エピローグ

謝辞
解説(平川祐弘)
文献

索引

[著者略歴]
アーサー・ハーマン
1956年生まれ。米ミネソタ大学卒業後、ジョンズ・ホプキンズ大学で修士号と博士号を取得。『近代を創ったスコットランド人』(守田道夫訳、昭和堂)は全世界で35万部発行され、本書『ガンディーとチャーチル』はピュリツァー賞最終候補になるなど、アメリカを代表する歴史家。このほか、Douglas MacArthur: American Warriorがある。

[監訳者略歴]
田中洋二郎(たなか・ようじろう)
印ネルー大学大学院修了、国際交流基金勤務。

[訳者略歴]
守田道夫(もりた・みちお)
東京大学経済学部卒業、丸紅勤務を経て翻訳家。

[解説者略歴]
平川祐弘(ひらかわ・すけひろ)
比較文化史家、東京大学名誉教授。

*略歴は刊行時のものです

4,000円+税

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