星のなまえ

新刊

古典から現代まで、人々はどのように星に共鳴し、心の弦を鳴らしたか。作家が、そのまなざしの美しさ、険しさを描く。

著者 高橋 順子
ジャンル 新刊
一般書 > 評論・エッセイ(日本)
おすすめ
出版年月日 2018/09/07
ISBN 9784560096529
判型・ページ数 4-6・224ページ
定価 本体2,300円+税
在庫 在庫あり

内容説明

心ふるえる、星を見るまなざしの美しさ、険しさ。

古典から現代まで、人々はどのように星に共鳴し、心の弦を鳴らしたか。講談社エッセイ賞受賞作家が、そのまなざしの美しさ、険しさを描く。


『夫・車谷長吉』で第34回講談社エッセイ賞を受賞した詩人が、好評既刊『水のなまえ』に引き続き書き下ろした、星を巡る芳醇な香りに満ちあふれたエッセイ集。
「星々が美しいとしたら、どんなふうに美しいのか、どんなふうに語りかけてくるのか。それらとどのように付き合ってきたのか。どのように共鳴して心の弦を鳴らしたか。どんな劇に出会ったか」――
著者は古典から現代まで、詩歌から民俗学や旅に至るまで、星にまつわる多種多様なテーマを自在に逍遥し、さすがにどれも豊かな読後感が残って心地よい。
例えば「すばる」。清少納言のお気に入りで、「枕草子」の一節「星はすばる。彦星。夕づつ。よばひ星すこしをかし……」はよく知られているが、星の記述はこの一節だけ。そこから清少納言の思いを探ろうとする。
また小林一茶が自分を「我星」とよび、星に投影する姿を「我星はどこに旅寝や天の川」などの句例をあげて見てとろうとする。もちろん著者のお得意、北原白秋、室生犀星、堀口大學らの詩人が向き合った星への言葉も心に残る。
星について、思わず人に語ってしまいたくなる一冊だ。

[目次]

流れ星・死の光
彗星・ほうき星
星になる
星を呑む
星砂の浜


星の神
日本の星の民話
日本の星の名前
二十八宿
弘法大師伝説の星
『枕草子』の星
一茶の「わが星」


私の『星の王子さま』
金星、明けの明星、宵の明星
火星人
冥王星
三島由紀夫『美しい星』を読む
宮沢賢治とさそり座
丸山薫の愛らしい星々
草野心平のアンドロメダ
イナガキ・タルホと中原中也の星
谷川俊太郎のたくさんの星・ひとつの星


和歌に詠まれた星の意味
七夕のうた
星菫派の熱き星
星の歳時記
子どもの星のうた
うたわれた星
言葉の星空
地上の星

八ヶ岳山麓から――あとがきに代えて

 参考文献

[著者略歴]
高橋順子(たかはし じゅんこ)
1944年千葉県海上郡飯岡町(現旭市)生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒。詩人。1993年作家の車谷長吉と結婚。1997年『時の雨』で読売文学賞。2014年『海へ』で藤村記念歴程賞、三好達治賞。2018年『夫・車谷長吉』(文藝春秋)で講談社エッセイ賞。詩集のほかに『緑の石と猫』(文藝春秋)、『花の巡礼』(小学館)、『一茶の連句』(岩波書店)、『連句のたのしみ』(新潮社)、『恋の万葉・東歌』(書肆山田)、『水のなまえ』(白水社)など多数。

*略歴は刊行時のものです

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