U219 黄泥街

新刊

空から黒い灰が降り、ゴミと糞で溢れ、様々な奇怪な噂が流れる幻の街の出来事を、黒い笑いと圧倒的な文体で描いた世界文学の最前線。

著者 残雪
近藤 直子
ジャンル 新刊
一般書 > 白水Uブックス > 海外小説
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シリーズ 一般書 > 白水Uブックス > 海外小説 永遠の本棚
出版年月日 2018/10/11
ISBN 9784560072196
判型・ページ数 新書・300ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり

内容説明

「王子光(ワンツーコアン)」とは何か。滅びの街の物語
汚穢と奇怪な噂に満ちた街の奇妙な出来事

空から黒い灰が降り、ゴミと糞で溢れ、様々な奇怪な噂が流れる幻の街の出来事を、黒い笑いと圧倒的な文体で描いた世界文学の最前線。

黄泥街は狭く長い一本の通りだ。両側には様々な格好の小さな家がひしめき、黄ばんだ灰色の空からはいつも真っ黒な灰が降っている。灰と泥に覆われた街には人々が捨てたゴミの山がそこらじゅうにあり、店の果物は腐り、動物はやたらに気が狂う。この汚物に塗れ、時間の止まったような混沌の街で、ある男が夢の中で発した「王子光」という言葉が、すべての始まりだった。その正体をめぐって議論百出、様々な噂が流れるなか、ついに「王子光」がやって来ると、街は大雨と洪水に襲われ、奇怪な出来事が頻発する。あらゆるものが腐り、溶解し、崩れていく世界の滅びの物語を、言葉の奔流のような圧倒的な文体で語った、現代中国文学を代表する作家、残雪(ツァンシュエ)の第一長篇にして世界文学の最前線。残雪研究の第一人者でもある訳者の「わからないこと 残雪『黄泥街』試論」を併録。

[著者略歴]
残雪(Can Xue ツァンシュエ)
1953年、中国湖南省長沙市で生まれる。1980年代に創作を開始。『黄泥街』(86)は第一長篇。その作品は英語、日本語をはじめ各国語に翻訳され、世界的な評価を得た。邦訳に『蒼老たる浮雲』『カッコウが鳴くあの一瞬』『廊下に植えた林檎の木』『暗夜』(河出書房新社)、『突囲表演』(文藝春秋)、『かつて描かれたことのない境地』『最後の恋人』(平凡社)、評論『魂の城 カフカ解読』(平凡社)などがある。

[訳者略歴]
近藤直子(こんどう なおこ)
1950年、新潟県生まれ。中国文学者。東京都立大学大学院修士課程修了。日本大学文理学部中国語中国文化学科教授。2015年死去。著書に『残雪――夜の語り手』(河出書房新社)、訳書に残雪『蒼老たる浮雲』『カッコウが鳴くあの一瞬』『暗夜』(河出書房新社)、『最後の恋人』(平凡社)などがある。

1,800円+税

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