西欧の東

新刊

現在と過去、故郷と異国の間に横たわる、切なく、悲劇的で、可笑しい愛。ブルガリア出身の新鋭による鮮烈なデビュー短篇集

著者 ミロスラフ・ペンコフ
藤井 光
ジャンル 新刊
一般書 > 海外文学 > 小説
おすすめ
シリーズ 一般書 > エクス・リブリス
出版年月日 2018/10/25
ISBN 9784560092712
判型・ページ数 4-6・306ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり

内容説明

母国でベストセラーとなった東欧出身の新鋭

現在と過去、故郷と異国の間に横たわる、切なく、悲劇的で、可笑しい愛。ブルガリア出身の新鋭による鮮烈なデビュー短篇集。


過去と現在、故郷と異国の距離を埋める

過去と現在、故郷と異国の距離、土地と血の持つ意味……〈BBC国際短篇小説賞〉および〈O・ヘンリー賞〉受賞作を含む、ブルガリア出身の新鋭による鮮烈なデビュー短篇集。

マケドニア」 脳梗塞で倒れた妻を介護する70代の主人公は、結婚前に10代の妻が受け取った恋文を偶然発見する。そこには1905年にオスマン・トルコ打倒を目指して義勇軍に加わった恋人の体験が綴られていた。

西欧の東」 共産主義体制下のブルガリア、川によってセルビアと隔てられた国境の村に生まれた「ぼく」。対岸の村に住むヴェラへの恋心と、「西側」への憧れを募らせつつ成長する。ある日、姉が結婚を目前に国境警備隊に射殺され、家族の運命は大きく変わる……。

ユキとの写真」 シカゴの空港で出会った日本人留学生ユキと結婚した語り手は、子供に恵まれず、祖国ブルガリアで不妊治療を受けることを決意する。祖父母の家がある北部の村に滞在中、ユキは「本物のジプシー」を見てみたいと口にする。

いずれもブルガリアの歴史や社会情勢を背景とする、長篇小説のようなスケールのある読後感を残す8つの物語。その1篇「ユキとの写真」は、現在映画化が進行中。なお、著者自身が翻訳したブルガリア語版は母国でベストセラーとなった。

[目次]
マケドニア
西欧の東
レーニン買います
手紙
ユキとの写真
十字架泥棒
夜の地平線
デヴシルメ

謝辞
訳者あとがき

[原題]East of the West

[著者略歴]
ミロスラフ・ペンコフ(Miroslav Penkov)
1982年ブルガリアのガブロヴォ生まれ。幼少期に首都ソフィアに移り住み、18歳まで同地で過ごす。2001年に留学生としてアメリカ合衆国に渡り、アーカンソー大学で心理学を学んだ後、大学院では創作科に進む。2006年に発表した短篇小説「レーニン買います」が2007年のユードラ・ウェルティ賞に選ばれ、サルマン・ラシュディ編『ベスト・アメリカン・ショート・ストーリーズ2008』にも選出。2011年にデビュー作となる本書を刊行。表題作「西欧の東」が2012年のBBC国際短篇賞およびO・ヘンリー賞を受賞。ペンコフ自身が翻訳したブルガリア語版は、母国でベストセラーとなった。2016年には初の長篇小説『コウノトリの山』(Stork Mountain)を刊行。現在、北テキサス大学の創作科で教鞭を執る。

[訳者略歴]
藤井 光(ふじい・ひかる)
1980年大阪生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。同志社大学文学部英文学科准教授。
主要訳書:D・ジョンソン『煙の樹』、R・ハージ『デニーロ・ゲーム』、S・プラセンシア『紙の民』、R・カリー・ジュニア『神は死んだ』、H・ブラーシム『死体展覧会』(以上、白水社)、D・アラルコン『ロスト・シティ・レディオ』、T・オブレヒト『タイガーズ・ワイフ』、S・フリード『大いなる不満』、A・ドーア『すべての見えない光』(第三回日本翻訳大賞受賞)、R・マカーイ『戦時の音楽』(以上、新潮社)

*略歴は刊行時のものです

2,800円+税

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