ふらんす 2018年10月号

特集「フランス目線の京都案内」

ジャンル 雑誌『ふらんす』
出版年月日 2018/09/22
判型・ページ数 A5・80ページ
定価 本体639円+税

内容説明

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■特集  フランス目線の京都案内

パリは、京都にとって初めての姉妹都市。他に類のない歴史・文化を誇るこの2つの国際都市が、1958年に友情盟約を締結してから今年で60周年を迎えます。フランス人も大好きな京都。「フランス/ふらんす」目線で京都をご案内します。


フランス語で京都散策  編集部

「フランス語で京都散策」と題して、スキットを5つご用意しました(1. 京都の空の下、鴨川は流れる、2. ポール・クローデルと京都、3. 江戸時代の学問所で茶を頂く、4. 錦市場で京の食文化にふれる、5. 叡山電車に乗って、いざ鞍馬山へ)。いつもとは少し違った目線で京都を見てみませんか? きっと京都でフランス語を使ってみたくなるはず!

「よそ者」視点の京都ガイド  関口涼子

本誌で「アクチュアリテ 食」を担当されている関口涼子さんは、京都九条山にあるフランス外務省管轄のアーティスト・イン・レジデンスにフランス語作家として滞在されました。フランスで京都の飲食店ガイドマップも出された関口さんに、オススメのお店もご紹介いただきました(https://www.menufretin.fr/produit/le-voyageur-affame-kyoto/)。


法然院を案内する ~もう一つの〈哲学の道〉へ~ 甲斐扶佐義

京都今出川の伝説の喫茶店「ほんやら洞」(1972-2015)の店主で写真家の甲斐扶佐義氏が、外国からの客を静かな佇まいの寺域に案内するならここ、という法然院。「哲学の道」以上に思索の場であり、また記念碑的交流の拠点でもある法然院にまつわるエピソードの数々を教えてくださいます。

新連載! 京都ノスタルジア ほんやら洞・八文字屋の人々〈1〉  写真・文:甲斐扶佐義

学者、詩人、作家、ミュージシャン……様々な人々が交錯する伝説の喫茶店「ほんやら洞」(2015年焼失)と京都木屋町のバー「八文字屋」。その店主であり、写真家である甲斐扶佐義氏の写真と文で浮かび上がる「もうひとつの京都」。 
→甲斐扶佐義ホームページ http://kaifusayoshi.website


【表紙連載】
レオナール・フジタ〈小さな職人たち〉 《診療所》 今井敬子

2018年度の『ふらんす』の表紙は、レオナール・フジタ(藤田嗣治)の作品が飾ります。彼の晩年の連作〈小さな職人たち Petits Métiers〉のなかから毎月1点を、ポーラ美術館学芸員の今井敬子さんがご紹介くださいます。今月は《診療所 clinique》です。手仕事好きのフジタは、人形まで自分で製作していたようです。フジタの人形への思いとは?


【巻頭エッセイ】
フランスと私 「我がフランス、我が京都」  太田達  

各界で活躍中の方々に、月替わりで「フランスと私」をテーマに個人的な体験や思いを自由につづっていただくエッセイ。 今月は、有職菓子御調進所「老松」の当主、太田達さんです。生粋の京都人であり、茶人・庭師にして、また平成の学問所有斐斎弘道館の理事も務める太田さんにとってのフランスとは? また京都とは?




【語学系記事】
ヨシとクニーのかっ飛ばし仏語放談〈31〉  福島祥行+國枝孝弘  (全レベル対象)

NHK講師としてもおなじみの、ヨシこと福島祥行さんとクニーこと國枝孝弘さんの、明快で痛快なフランス語放談もついに3年目に突入! 今月のテーマは「京都ーフランス」。京都のすぐ近くで育ったヨシと、高校時代から休みになると京都に通っていたというクニー。二人の京都の思い出(「アングラと京都」)と、関西日仏学院(現アンスティチュ・フランセ関西-京都)と映画に多大な貢献をした、ある偉大なる日本人について(「稲畑勝太郎とリヨン」)です。



新連載! Vie de mots 言葉は人生だ!〈1〉  Cyril Coppini  (全レベル対象)

フランス人落語パフォーマーのシリル・コピーニさんが、日本の伝統芸能である落語の世界をご紹介くださいます。今月は「落語家と落語パフォーマーはどこが違う?」 
→シリル・コピーニ公式サイト www.cyco-o.com

街角のフランス語を読んでみよう〈19〉  伊勢晃+谷口千賀子+ Benjamin Salagnon  (初級者対象)

看板やレストランのメニュー、商品のパッケージなど、街で目にするフランス語を読み解きながら、フランスの生活習慣や文化に触れていきます。今月も、先月に引きつづき公園に出かけます。さまざまな掲示を読み解いていきましょう。



【CD 収録】J'aime la poésie ! le labo-phonétique appliqué〈7〉   Sublime   (初~上級者対象)

日本で長年シャンソンやオペラなどの発音指導を行なってきたフランス人歌手Sublimeさんと、毎月さまざまなフランスの名詩を朗読しながら、発音練習をします。今月は、ポール・クローデルの『百扇帖』『五大讃歌』の一節を読みます。発音の課題は「ieu( jø)」。日本人にはなかなかうまく発音できない音ですが、コツさえつかめばだいじょうぶ!
→YouTubeのチャンネル「Sublime Chanson Salon」では、発音ラボの動画レッスンを公開しています(https://www.youtube.com/channel/UCWTpBleiibuxrlIVoRWGSyg



【CD 収録】フランス語でインタビューを聞いてみよう 〈19〉  Sophie Kubota (中~上級者対象)

日本とフランスの架け橋として活躍する4名のフランス人へのインタビューを通じて、ナチュラルスピードの会話の聞き取りに慣れていきましょう。今月は本誌連載でもおなじみのジャーナリストのカリン・西村=プペさんにお話をうかがいます。「日本」と出会うまえ、カリンさんはどんな勉強をして、どんな仕事にたずさわっていたのでしょうか。



仏検3級対策 3級はこわくない!〈7〉 林千宏  (初~中級者対象)

実用フランス語技能検定試験(仏検)の3級は、受験者がもっとも多い級。ここを突破できるかどうかは大きな分かれ目かもしれません。しかし、対策が万全であればけっして恐れる必要はありません! 本連載では仏検3級に合格するための学習ポイントや、実際の過去問などをご紹介します。今月のテーマは「聞き取り問題、ここで差が出る!」



ジャニックの紫陽花通信〈7〉  Janick Magne  (中~上級者対象)

日本で39年生活した後、久しぶりにイル=ド=フランスにもどったジャニックさん。日々驚いたり、改めて自分の国を再発見したり、あるいは日本を懐かしんだり。そんな「ジャニックの紫陽花」の庭から、毎月メールが届きます。今月のメールの「件名」は「フランス人は節約上手」



Café-Traduction〈7〉  Chris Belouad  (中~上級者対象)

クリス先生の作文ラボが、趣向も新たに帰ってきました! 今年度は、ゼミ生4人を招いてのお茶会です。リラックスしてコーヒーでも飲みながら、作文についての質問・悩みなどを解決していきます。今月のテーマは「一応」。「宿題終わった?」「一応ね」、「カレとはちゃんと別れたの?」「一応納得してくれたみたい」を、フランス語でどう訳しますか?



ことばのあそびば シャラード&パズル〈79〉 Marie-Emmanuelle 村松 (初・中級者対象)

偶数月は、Marie-Emmanuelle 村松さんによるフランス語の文章で表された複数のヒントから答えを見つけだすあそび「シャラード charade」、奇数月は、杉村裕史さんによる好評のクロスワード・パズルです。正解者には抽選でプレゼント(図書カード1000円分)を進呈。どしどしご応募ください。



新連載! 対訳で楽しむ モーパッサンの短編〈1〉  足立和彦  (中~上級者対象)

短編の名手といえば、ギ・ド・モーパッサン。6回にわたって、モーパッサンの作品を味読していきます。今月は「宝石 Les Bijoux」。愛する女性と見事結ばれ、幸福絶頂の日々を過ごしていた役人ランタン。さて、二人の運命は? 物語の前半部を読みます。 



C’est vrai ?〈67〉/フランス語っぽい日々〈67〉」Karyn Nishimura-Pouopée/じゃんぽ~る西  (全レベル対象)

大人気連載5年目突入! 妻はジャーナリスト、夫は漫画家。目下子育て中のふたりが送る日仏夫婦コラボ連載。フランス語にまつわる小粋なコラムに「ふむふむ」、フランス語習得に悩む(?)日本人の心の叫びを描いた漫画に「あるある」と頷きたくなること請け合い! 今月のコラムと漫画は、「訛(なま)りだけでなく」。外国語を話す時、発音だけでなく、言い回しなどにも母国語のクセというものは出るものです。





【文化系記事】
メルロ=ポンティを読む〈7〉   加賀野井秀一

『メルロ=ポンティ哲学者事典』(全3巻+別巻)の監訳者であり、『メルロ=ポンティ 触発する思想』の著者でもある加賀野井秀一さんが、類い稀なる「触発力」を持つメルロ=ポンティの思想の魅力に迫ります。今月のテーマは「他者はどのようにして認識されるのか─ 記号解読と幼児のほほえみ ─」。メルロ=ポンティが指摘する、古典心理学、ないしは近代哲学全般の「躓きの石」とは?

Le Monde diplomatique で世界を読む〈19〉  ル・モンド・ディプロマティーク日本語版編集部

世界の諸問題について考察・発信する独立メディア、パリ発の月刊紙Le Monde diplomatiqueの記事から、毎月選りすぐりの1本を抄訳でお届けします。今月の記事はジャン=バティスト・マレ(ジャーナリスト)による「人智学と秘教主義の見えざる帝国」(2018年7月号)。この記事の全訳は、ル・モンド・ディプロマティーク日本語・電子版(www.diplo.jp/)に掲載されています。



マグリブ中毒者たちの告白 モロッコに魅せられて〈7〉   山崎春美&渡邊未帆

「マグリブ」と「マグレブ」の違いはなんでしょう? 伝説のパンクバンドのヴォーカリスト春美さんと大学で音楽学を講ずる未帆さんが、モロッコに魅せられたミュージシャンや作家に魅せられ、また自らもモロッコに魅せられながら、縦横無尽に語りあいます。今月は「タンジェ千夜一夜」。カスバの有名なカフェ〈カフェ・ババ〉をとりあげます。



今月の原書レクチュール〈91〉   笠間直穂子

福田桃子さん、鈴木和彦さん、笠間直穂子さん、新島進さんの4名が、毎月交代でフランス語で楽しむ読書の世界に誘います。今月は笠間直穂子さんで「幸福をつかまえる」。スイス・ロマンドの作家ジャン・フランソワ・ビレテールの自伝的な2作をとりあげます。
Jean François Billeter, Une rencontre à PékinUne autre Aurélia

ぐるりマレショー物語〈7〉  倉方健作

パリの街をぐるりと囲むブルヴァール・デ・マレショーBoulevards des Maréchauxは、異なる名のついた19の大通りの総称です。それらの通りに名を残したmaréchalたち、つまり元帥たちは、いかなる人物なのでしょう。フランスで語り継がれる、あるいは知られざる、彼らの物語をたどっていきます。今月は「スールト元帥」。指揮官・戦術家として卓越し、異例のスピード出世をはたし、また変わり身の早さも天下一品だったJean-de-Dieu Soultをとりあげます。



パリ風俗事典〈175〉 右岸編(その41)  鹿島茂

カフェ、キャバレー、ミュージックホール、劇場など19世紀のパリを彩った文化を、われらが鹿島茂さんが網羅的に解説。ゾラ、バルザック、ユゴー、デュマ、スタンダールらの時代が生き生きと甦ります。パリ随一、いや世界最高の盛り場として君臨することになる「カフェ・ド・パリ Le Café de Paris」をとりあげます。


対訳シナリオ『アラン・デュカス 宮廷のレストラン』(監督:ジル・ド・メストル)  中条志穂

最新公開作品を日仏対訳のシナリオ抜粋とともに紹介する、中条志穂さんによる『ふらんす』名物コーナー。今月は、フランス料理界に革命を起こした天才アラン・デュカスの料理哲学と成功の秘密に迫りながら、ヴェルサイユ宮殿内初のレストラン開店までを追ったドキュメンタリーです。 2018年10月13日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開 
→[公式HP]http://ducasse-movie.jp/ 


Actualité アクチュアリテ 在仏執筆陣による情報記事

 POLITIQUE 政治  山口昌子 今月のテーマは「フランスに存在する“ 見殺し罪”」

 FAITS DIVERS 社会  仁木久惠 今月のテーマは「親元を離れない若者」

 CINÉMA 映画  佐藤久理子 今月のテーマは「ヴァカンス気分を味わえる夏の映画」

 ART&SPECTACLE アート&スペクタクル  岡田Victoria朋子 今月のテーマは「ラ・ヴェゼール音楽祭、マントン音楽祭、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭」

 SCÈNE CULINAIRE 食  関口涼子 今月のテーマは「食をテーマにした展覧会「目で食べる」」

 SPORTS スポーツ  芦立一義 今月のテーマは「デビスカップの新方式、フランスの反応は?」



 *時事通信社ウェブサイト「時事ドットコム」に「アクチュアリテ」記事を配信しています。

  http://www.jiji.com/jc/v2?id=2017franceactu




書評 真屋和子『プルーストの美』 高橋梓
書評 コルバン『処女崇拝の系譜』 岡部杏子



墓碑銘 automne  多田爺 



[往復書簡]拝啓 平松洋子様  友川カズキ

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