蛮行のヨーロッパ

第二次世界大戦直後の暴力

欧州で荒れ狂った夥しい残虐行為--復讐、民族浄化、内戦などを包括的に論じ、戦後の闇に光を当てる現代史。イアン・カーショー推薦

著者 キース・ロウ
猪狩 弘美
望 龍彦
ジャンル 一般書 >  世界史 >  現代史
おすすめ
出版年月日 2018/12/21
ISBN 9784560096574
判型・ページ数 4-6・636ページ
定価 8,140円(本体7,400円+税)
在庫 在庫あり

内容説明

ヘッセル=ティルトマン賞受賞作品
復讐、民族浄化、内戦など残虐行為を論じる

欧州で荒れ狂った夥しい残虐行為--復讐、民族浄化、内戦などを包括的に論じ、戦後の闇に光を当てる現代史。イアン・カーショー推薦!

本書は、1945年の終戦から40年代末まで、欧州各地で吹き荒れた夥しい残虐行為──復讐、民族浄化、内戦──などを詳細に論じ、「戦後の闇」に光を当てる歴史書。むろん、大戦が終わってすぐに平和が訪れたわけではなく、大混乱のさなか、残虐行為が次々と広範囲にわたって起こったことが明かされる。「民族浄化」、「内戦」、「ソ連支配」といった大きな視点から、ドイツ人看守への復讐、ドイツ人兵士と関係をもった女性の頭髪の丸刈り、ドイツ人兵士と現地女性との間に生まれた子供への嫌がらせといった身近な事例まで、網羅している。
自民族の被害を誇張して加害の過去を相対化したり、他民族の加害によって自民族の加害の過去を相対化するような試みが、現在に至るまで行われている。本書は、大戦直後の「暴力」の知られざる実態を、当事者の証言と最新の統計を駆使して、冷静に解明している。
本書は、イアン・カーショーが「生々しく、背筋が凍る」と賛辞を寄せ、英国で優れた歴史ノンフィクション作品に贈られるヘッセル=ティルトマン賞を受賞し、世界八カ国語以上の言語に翻訳されている。口絵写真・地図多数収録。

[原題]Savage Continent:Europe in the Aftermath of World WarⅡ

[著者略歴]
キース・ロウ Kieth Lowe
1970年生まれ、ロンドン在住の著述家。マンチェスター大学で英文学を学び、歴史関連書の出版に携わった後、作家および歴史家として著作を発表し続けている。小説『トンネル・ヴィジョン』(雨海弘美訳、ソニーマガジズ、2002)の邦訳、連合国によるハンブルク爆撃によって生じた1943年の空襲大火に関する歴史書Inferno: The Devastation of Hamburg, 1943 (2007)がある。本書は、英紙『サンデー・タイムズ』のトップ10ベストセラーとなり、英国で優れた歴史ノンフィクション作品に贈られるヘッセル=ティルトマン賞を受賞している。また、ドイツ語、オランダ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ポーランド語、スロヴェニア語、中国語といった複数の言語に翻訳されている。

定価8,140円
(本体7,400円+税)

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