内容説明
ザグレブやベオグラードからドバル・ダーン
文明の十字路バルカン半島の言語
文明の十字路バルカンでさまざまな文化の影響の下で発達してきた兄弟言語とも言える南スラブの2つの言語に、この1冊でチャレンジ!
【本書の構成】
◆セルビア語・クロアチア語ってどんなことば?:最初にことばの特徴や話されている地域などをご紹介します。
◆文字と発音:文字の読みかたや発音のコツをやさしく解説。
◆本文:全20課で、見開き2ページに会話・和訳・単語、次の2ページに文法説明があります。
◆練習問題:2課ごとに2ページ、解答は同じ見開きですぐに確認できます。
◆単語力アップ・表現力アップ:テーマ別の単語と表現のコーナーで会話もバッチリ。
◆単語リスト:出てきた単語が載っているので、辞書なしでも始められます。
◎ここがプラス!◎
◆簡単なスピーチ・メッセージの表現:人前で話すときに便利な表現や、カードに書けるメッセージを取り上げます。
◆文法チェック:学んだ文法を短い作文問題で総復習。
◆読んでみよう:少し長めの文章を読んでみます。「日本について」はシリーズ共通。
◆付属CD+音声アプリ:CDと同じ音声をアプリでもお聞きいただけます。
セルビア語とクロアチア語は共にスラブ諸語の南のグループに属し、基本的な文法構造が共通で兄弟言語とも言われます。文法的特徴には名詞、形容詞の多様な格変化、動詞の人称変化があります。語順はかなり自由。文字は宗教文化圏の違いを反映し、セルビア語では主にキリル文字を、クロアチア語ではラテン文字を使用します。語彙面では外来語の取り入れ方に違いが目立ちます。本書ではラテン文字を用い、セルビア語を中心にクロアチア語のことも合わせて学びます。
[著者略歴]
中島由美(なかじま ゆみ)
東京大学大学院博士課程満期退学 言語学専攻
一橋大学名誉教授
[著者略歴]
野町素己(のまち もとき)
東京大学大学院博士課程修了・博士(文学) スラブ語学専攻
北海道大学教授
*略歴は刊行時のものです