内容説明
会話+文法、入門書の決定版がパワーアップ
遺跡と微笑みの国の個性的な文字の言語
カンボジア語はクメール語とも言われ、カンボジア王国の国語です。アンコールワット観光が人気で、近年発展がめざましい国です。
カンボジア語の文字は古代インド系の文字からの影響で成立した固有の文字です。子音文字に母音を表す記号をつけるというシステムですが、1つの音節の中で子音が連続すると2つ目の子音の形が「脚」といわれる形に変態するのが特徴です。なぜ脚なのかと不思議にも思いますが、1つ目の子音の下にコンパクトな形になって付くことが多いのと、横に付く場合はお行儀よくかしこまっていた文字がびよーんと脚を伸ばしたような形になることが多いからなのでしょう。
【本書の構成】
◆カンボジア語ってどんなことば?:最初にことばの特徴や話されている地域などをご紹介します。
◆文字と発音:文字の読みかたや発音のコツをやさしく解説。
◆本文:全20課で、見開き2ページに会話・和訳・単語、次の2ページに文法説明があります。
◆練習問題:2課ごとに2ページ、解答は同じ見開きですぐに確認できます。
◆単語力アップ・表現力アップ:テーマ別の単語と表現のコーナーで会話もバッチリ。
◆単語リスト:出てきた単語が載っているので、辞書なしでも始められます。
◎ここがプラス!◎
◆簡単なスピーチ・メッセージの表現:人前で話すときに便利な表現や、カードに書けるメッセージを取り上げます。
◆文法チェック:学んだ文法を短い作文問題で総復習。
◆読んでみよう:少し長めの文章を読んでみます。「日本について」はシリーズ共通。
◆付属CD+音声アプリ:CDと同じ音声をアプリでもお聞きいただけます。
◆パソコン・スマートフォンで音声をお聴きいただく方法は、こちらのページをご覧ください。audiobook.jpへのユーザ登録(無料)と、書籍に書かれているシリアルコードが必要となります。
[著者略歴]
上田広美(うえだ ひろみ)
東京外国語大学大学院地域文化研究科博士前期課程修了。カンボジア語学専攻。東京外国語大学外国語学部准教授。
著書:『カンボジア語 読解と練習』
共編著:『カンボジアを知るための62章【第2版】』(明石書店)、『カンボジア 王の年代記』(明石書店)、『ポータブル日カンボジア英・カンボジア日英辞典』(三修社)、『フランス保護国時代のカンボジア』(めこん)
*略歴は刊行時のものです