U234 光のない。[三部作]

3.11以後の世界に、ノーベル文学賞作家が捧げるレクイエム!東日本大震災と原発事故がモチーフの三部作、一挙収録[訳文一新]。

著者 エルフリーデ・イェリネク
林 立騎
ジャンル 一般書 >  白水Uブックス >  演劇
おすすめ
出版年月日 2021/03/11
ISBN 9784560072349
判型・ページ数 新書・190ページ
定価 1,980円(本体1,800円+税)
在庫 在庫あり

内容説明

東日本大震災から十年、全面改訳一挙収録。
日本の読者へのメッセージも新規書き下ろし!

3.11以後の世界に、ノーベル文学賞作家が捧げるレクイエム! 東日本大震災と原発事故がモチーフの三部作、一挙収録[訳文一新]。

〈大地に対して犯した罪を、わたしたちはまた運び去る。〉
──本書「エピローグ?」より
 * * *
ノーベル文学賞作家イェリネクが、ポスト3・11の世界に捧げるレクイエム! 東日本大震災と原発事故がモチーフの三部作、一挙収録[訳文一新]。
既刊単行本の『光のない。』に収録された四作から「雲。家。」と「レヒニッツ(皆殺しの天使)」を割愛し、「光のない。」「エピローグ?」に「プロローグ?」を新しく追加して、uブックス版としての刊行です。
日本の読者のために、自作解説「よそものとしてわたしたちはやってきて、誰もが一人のままでいる。(わたしの作品『光のない。』についてのいくつかの考え)」も特別寄稿されたワールドプレミア・エディション。

[著者略歴]
エルフリーデ・イェリネク Elfriede Jelinek
オーストリアの作家。1946年10月20日生まれ、ウィーン育ち。7歳で音楽教育を受けはじめ、13歳でウィーン市立音楽院に入学。オルガン、ピアノ、フルート、作曲を学ぶ。ウィーン大学で美術史と演劇学を専攻。若くしてトマス・ピンチョン『重力の虹』の翻訳に挑戦し、パウル・ツェランやハイデガーやアーレントを『トーテンアウベルク』という哲学的対話劇によみがえらせるなど、ペーター・ハントケよりもポスト・モダンな作風かつ哲学、歴史、社会批判を音楽的実験言語で表現したことが評価されて、2004年にフランツ・カフカ賞とノーベル文学賞とをダブル受賞。 劇作家としても多くの受賞歴を誇り、サミュエル・ベケットやハイナー・ミュラーの後継とも目される現代演劇の最重要作家。主な小説作品に、『ピアニスト』(83年)、『したい気分』(89年)、『死者の子供たち』(95年)。主な戯曲作品として、『スポーツ劇』(98年)でゲオルク・ビューヒナー賞を受賞、『汝、気にすることなかれ』(99年)、『施設』(03年)、『レヒニッツ』(08年)、『冬の旅』(11年)の各作品でミュールハイム劇作家賞を受賞。
http://www.elfriedejelinek.com/

[訳者略歴]
林 立騎(はやし たつき)
1982年、新潟県栃尾市生まれ。ドイツ語翻訳者。演劇研究者。

定価1,980円
(本体1,800円+税)

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