トクヴィルと明治思想史 (単行本)

〈デモクラシー〉の発見と忘却

自由民権運動から地方自治論・宗教論・女性教育論、そして革命論まで、明治日本の鏡としてのトクヴィルとアメリカ

著者 柳 愛林
ジャンル 一般書 >  哲学・思想
一般書 >  社会 >  政治
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出版年月日 2021/10/28
ISBN 9784560098653
判型・ページ数 4-6・334ページ
定価 3,740円(本体3,400円+税)
在庫 在庫あり
フォーマット 価格
単行本 定価3,740円(本体3,400円+税)
電子書籍 -

内容説明

トクヴィル受容と近代日本の精神史

自由民権運動から地方自治論・宗教論・女性教育論、そして革命論まで、明治日本の鏡としてのトクヴィルとアメリカ。

「文明化」を夢見た明治日本

文明化を追い求めた明治日本は、翻訳書が果たした役割がいまと比較にならないぐらい大きかった。そして数多くの翻訳書が刊行されるなかで、新たな概念もたくさん生まれた。
本書では、アレクシ・ド・トクヴィルと『アメリカのデモクラシー』に焦点を当てて、その営為を明らかにする試みである。
トクヴィルによって見出された「諸条件の平等」としてのデモクラシーについて、あるいはその帰結である「個人主義」や「多数の圧制」について、明治の日本人はいかに理解したのか? またいかに誤解したのか? 本書は徹底的に解明している。
その際、目を向けるのは、福澤諭吉ら明治思想界のスターだけでなく、むしろ時代の脇役たちである。
時代のあり方や将来を真剣に考えていたにもかかわらず、英傑に遮られ、注目されなかった人々。実は、彼らの西洋受容こそがその時代の典型であり、そこからしか時代の全体像は描けないのだ。
自由民権運動に邁進した肥塚龍、社会における宗教の意味を考えた中村敬宇や明治キリスト教界、国会開設の意味を自治論からとらえ直した植木枝盛や星亨、高田早苗……トクヴィルを軸に描く、新たな明治思想史へ。

[著者略歴]
柳愛林(りゅ・えりん)
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。本書で博士(法学)を取得。現在、東京大学法学部特任講師。

定価3,740円
(本体3,400円+税)

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