発表! 「白水社 2016年 売上トップ10」

いろいろあった2016年、白水社ではどんな本が売れたのでしょうか。
2015年12月〜2016年11月に刊行された新刊の中から、
売上トップ10をランキング形式で発表します!

【第1位】
『台湾生まれ 日本語育ち』温又柔 著

三歳から東京に住む台湾人作家が、台湾語・中国語・日本語、三つの母語の狭間で揺れ、惑いながら、自身のルーツを探った四年の歩み。第64回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。

【第2位】
『蔡英文 新時代の台湾へ』
蔡英文 著/前原志保 監訳/阿部由理香、篠原翔吾、津村あおい 訳

台湾初の女性総統が、一度は総統選に敗北しながらも、市民との対話を通し模索し続けた、新たなリーダーシップの形と未来の台湾の姿。

【第3位】
『パリ同時テロ事件を考える ——ふらんす特別編集』白水社編集部 編

新たな危機とどう向き合うか? シリア内戦からEU統合まで、27名の識者が事件の背景を検証。論客による座談会も収録。

【第4位】
『魔法の夜』
スティーヴン・ミルハウザー 著/柴田元幸 訳

百貨店のマネキン、月下のブランコ、屋根裏部屋のピエロと目覚める人形など、作家の神髄が凝縮。眠られぬ読者に贈る、魅惑の中篇!

【第5位】
『帝都東京を中国革命で歩く』
譚璐美 著

〈明治維新〉と〈中国革命〉が交錯した早稲田、本郷、そして神田……街歩きで見つけた帝都東京の新たな相貌。カラー図版多数。

【第6位】
『寝るまえ5分の外国語 ——語学書書評集』
黒田龍之助 著

語学参考書は文法や会話表現だけでなく、新たな世界の魅力まで教えてくれる。読めば読むほど面白いオススメの103冊。

【第7位】
『ヒトラー(上)1889-1936 傲慢 (下)1936-1945 天罰』
イアン・カーショー 著/(上)川喜田敦子 訳、(下)福永美和子 訳/石田勇治 監修

「ヒトラー研究」の金字塔。未曾有の侵略戦争とホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を遂行したのはなぜか? 最大の謎を明かす決定版!

【第8位】
『エセー 7』
ミシェル・ド・モンテーニュ 著/宮下志朗 訳

待望の新訳ついに完結!「空しさについて」「容貌について」など、引用されることも多い全5編を収録。

【第9位】
『中国第二の大陸 アフリカ ——一〇〇万の移民が築く新たな帝国』
ハワード・W・フレンチ 著/栗原 泉 訳

露天商から起業家まで、中国移民が追い求める「アフリカン・ドリーム」の実態を、サハラ以南10カ国を巡って詳細に描いた傑作ルポ。

【第10位】
『ゼロヴィル』
スティーヴ・エリクソン 著/柴田元幸 訳

語り手がさまざまな映画に言及し、映画に組み込まれ、映画を生きる……無意識や闇が銀幕に映写されるがごとき、特異な「映画小説」。


白水社らしく、さまざまなジャンルからのラインナップとなりました。
気になっていたけど読み逃していたあの本、この本… この機会にぜひ。
年末年始の読書リストとしてもどうぞご活用下さい。
来年も、白水社の本をどうぞよろしくお願い申し上げます!

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