8/4『モンスーン』刊行・著者来日記念 ピョン・ヘヨン×金原瑞人特別対談

ピョン・へヨンさん×金原瑞人さん
『モンスーン』ピョン・へヨン著、姜信子訳(白水社)刊行記念・著者来日特別対談
(司会:姜信子)

韓国を代表する女性作家、ピョン・へヨンさんの日本語版オリジナル短篇小説集が刊行されます。
『アオイガーデン』のグロテスクな世界から、『モンスーン』では、都市に生きる人々の日常へと軸足を移し、脱出不可能な状況に置かれている平凡な人間たちの不条理を描き出します。李箱文学賞受賞作「モンスーン」から「少年易老」までの収録作9篇は、いずれも日常生活に潜む不可解な謎が提示され、誰もが心当たりがあるようなじわじわくる怖さの作品群。『アオイガーデン』を「独自の感性で捉えられた世界が圧倒的」と評した翻訳家の金原瑞人さんをお迎えして、『モンスーン』で繰り広げられる新たなピョン・へヨン作品の魅力を掘り下げていきます。

■日時:2019年8月4日(日)15:00〜17:00(14:30開場)
■会場:ブックハウスカフェ www.bookhousecafe.jp
    〒101-0051 千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1F
    TEL 03-6261-6177
□入場料:1000円(税込)
□定員30名・要予約
□お申し込み方法:白水社イベント係(event@hakusuisha.co.jp
         へメールでお申し込みください。
        お名前、ご希望人数、お電話番号を必ずご記入ください。
*逐次通訳有

[出演者プロフィール]
 ©moonji publishing
ピョン・へヨン
1972年、ソウル生まれ。ソウル芸術大学文芸創作科卒業。漢陽大学国語国文学科大学院修士課程修了。2000年にソウル新聞の新春文芸に短篇小説「露払い」で当選、デビュー。07年、短篇小説「飼育場の方へ」で韓国日報文学賞、09年、短篇小説「ウサギの墓」で李孝石文学賞、12年短編小説集『夜の求愛』で東仁文学賞、14年、短篇小説「モンスーン」で李箱文学賞、15年には短篇小説「少年易老」で現代文学賞を受賞。2013 年より明知大学文芸創作学科教授として在職中。邦訳に『アオイガーデン』(クオン)、『ホール』(書肆侃侃房)がある。

 ©根津千尋
金原瑞人 かねはら・みずひと
1954年岡山県生まれ。翻訳家。法政大学教授。これまでに550作品を超える翻訳を手がける。訳書に、サリンジャー『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年』(新潮社)、グリーン『どこまでも亀』(岩波書店)、ゲイマン『アメリカン・ゴッズ』『グッド・オーメンズ』『壊れやすいもの』(角川書店)、モーム『月と六ペンス』(新潮文庫)、ヘミングウェイ『武器よさらば』(光文社古典新訳文庫)、ニュートン・ペック『豚の死なない日』(白水社)など。エッセイに『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』『翻訳のさじかげん』(ポプラ社)、『サリンジャーに、マティーニを教わった』(潮出版)など。

姜信子 きょう・のぶこ
1961年、神奈川県生まれ。著書に『棄郷ノート』(作品社)、『ノレ・ノスタルギーヤ』、『ナミイ! 八重山のおばあの歌物語』『イリオモテ』(岩波書店)、『生きとし生ける空白の物語』(港の人)、『声 千年先に届くほどに』『現代説経集』(ぷねうま舎)、『平成山椒太夫 あんじゅ、あんじゅ、さまよい安寿』(せりか書房)など多数。訳書に、李清俊『あなたたちの天国』(みすず書房)、カニー・カン『遥かなる静けき朝の国』(青山出版社)、編著に『死ぬふりだけでやめとけや 谺雄二詩文集』(みすず書房)、『金石範評論集』(明石書店)など。2017年、『声 千年先に届くほどに』で鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞。

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